四半期報告書-第70期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は156,156百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,670百万円減少しております。流動資産は86,587百万円と前連結会計年度末に比べ2,881百万円減少しました。これは主に季節変動による売上債権の減少によるものです。固定資産は69,568百万円と前連結会計年度末に比べ211百万円増加しました。
負債合計は62,799百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,366百万円減少しております。これは主に2021年3月31日に株式会社ウェーブロックインテリアを子会社化したことに伴い、同社との債権債務を相殺消去したことによる仕入債務の減少によるものです。
純資産合計は93,356百万円であり、前連結会計年度末に比べ304百万円減少しております。
これらにより当社グループの流動比率は206.4%、自己資本比率は59.5%となり、その他の要素も含め、健全な財政状態を維持しております。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、変異株の流行等に伴い経済活動が抑制されるなど、厳しい状況が続きました。
当社事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数は2021年3月以降、前年の減少傾向から回復の動きが継続しています。しかしながら、原材料価格の高騰等により、事業環境は予断を許さない状況です。
このような状況下で、当社グループは、中期経営計画(2020-2022)[ D.C. 2022 ]に基づく施策を着実に実施しました。サービス機能の拡充と高度化の策として、2021年8月に新たなロジスティクス拠点「四国中央サテライトセンター」を開設したほか、株式会社サンゲツヴォーヌにおいては、カーテン販売を中心としたビルダーサービス事業として、Joyplus事業を始動しました。商品開発においては、壁紙やカーテンで安心・安全な生活に貢献する抗ウイルス商品を拡充した一方、原材料価格の高騰による仕入価格の上昇を受け、商品の安定供給と物流サービスレベルを維持するために2021年9月21日より各種商品の価格改定を行いました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高69,955百万円(前年同期比-)、営業利益2,736百万円(同7.6%増)、経常利益2,826百万円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,628百万円(同17.6%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当第2四半期連結累計期間に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。当該会計基準等を適用しなかった場合の売上高は74,451百万円(前年同期比7.1%増)であります。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載しております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(インテリアセグメント)
壁装事業では、緊急事態宣言の発出や感染者の急増等、新型コロナウイルス感染症の影響がある中、新築住宅市場では需要の回復が見られる一方、改修需要は停滞しました。このような状況下で、6月に発刊した量産壁紙見本帳「SP」では、営業部門と商品開発部門が連携したマーケットインの商品開発が市場の評価を得て、売上を牽引しました。また、住宅向け壁紙見本帳「ファイン1000」では、社会的ニーズに応え、SIAA認証を取得した抗ウイルス壁紙を拡充しました。さらに、非住宅リニューアル市場の回復を背景に、非住宅向け壁紙見本帳「FAITH」の売上が堅調に推移したほか、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」では、専任の営業部門による活動も奏功し、売上が伸長しました。これらの結果、壁装材の売上高は29,764百万円となりました。
床材事業では、新築住宅市場の回復により、住宅向け商品の売上が伸長しました。特に住宅・非住宅を問わず幅広く使用できる「フロアタイル」は高い意匠性が評価され、好調に推移しました。また、非住宅市場においては、各分野でのリニューアル工事の回復に伴い、医療・福祉施設分野では各種施設用フロア見本帳「Sフロア」が、オフィス分野ではカーペットタイル「NT-700Hシリーズ」が、マンション等の大規模修繕分野では防滑性ビニル床シート「ノンスキッド」の売上が、それぞれ堅調に推移しました。これらの結果、床材の売上高は21,428百万円となりました。
ファブリック事業では、5月に発刊したカーテン見本帳「ストリングス」が売上を牽引しました。また、非住宅市場の回復を背景に、各種施設向けカーテン見本帳「コントラクトカーテン」の売上が伸長したほか、椅子生地見本帳「UP」も、市場の回復に加え見本帳の市場浸透が進んだことから、堅調に推移しました。さらに、ワンプライスによる選びやすさを追求したカーテン見本帳「シンプルオーダー」を9月に発刊し、商品ラインアップを拡充しました。株式会社サンゲツヴォーヌにおけるEC事業では、取扱商品点数の拡充や継続的な集客施策を実施し、売上が拡大しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は依然続いており、カーテンと椅子生地をあわせたファブリックの売上高は3,828百万円となりました。
これらのほか、施工費や接着剤等を含むその他の売上2,835百万円を加え、インテリアセグメントにおける売上高は57,857百万円、営業利益は3,148百万円(前年同期比14.9%増)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は57,650百万円(同9.0%増)であります。
(エクステリアセグメント)
エクステリアセグメントを担う株式会社サングリーンにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、新設住宅着工戸数の回復に伴う外構工事の増加に加え、巣ごもり需要が続いていることから、ホームセンターやEC販売店を通じたポストや物置、ウッドデッキ等の販売が堅調に推移したほか、カーポートやテラスの売上も伸長しました。また、中期経営計画に基づく事業領域の拡大として、スペースクリエーション事業本部を中心に、内外空間の一体提案型の営業活動を強化し、新たな事業領域の開拓を進めました。さらに、既存事業においても、施工力の強化に注力し、収益性の向上に努めました。
この結果、エクステリアセグメントの売上高は2,823百万円、営業利益は253百万円(前年同期比7.5%増)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は7,502百万円(同3.7%増)であります。
(海外セグメント)
海外セグメントでは、海外関係会社の2021年1月から6月までの実績を、第2四半期連結累計期間の業績に算入しております。
北米市場では、建設市場に回復の兆しが見え、受注は回復傾向であるものの、原材料仕入価格の高騰、入荷の遅延や人材不足、それに伴う賃金の高騰といったいわゆる“供給制約”の問題が拡大し、厳しい経営環境となりました。主要マーケットであるホスピタリティ市場の低迷が続く中、回復基調にある教育施設や医療・福祉市場に向けた営業活動に注力した結果、ホワイトボード壁装材や吸音・遮音壁紙といった新たな戦略商品の売上が伸長しました。また、デザイン力強化の施策として、著名デザイナーであるStacy Garciaとのコラボレーションによる商品開発に取り組み、10月1日より販売を開始しました。
中国・香港市場では、中国経済及び建設市場全体の回復に伴い、営業活動も新型コロナウイルス感染症拡大前の状況に戻りつつあります。こうした状況下で、従来進めてきた地域に根差した新規顧客の開拓と、きめ細かな営業活動が奏功し、売上が伸長しました。また、中国市場における収益の拡大と事業の効率化を目指し、経営体制の整備や当社商品の販路拡大に向けた体制構築に努めました。
東南アジア市場では、各国で状況が異なるものの、人的移動の制限により市場は厳しい状況が継続しました。特に、観光業への大きな影響から、主要マーケットであるホスピタリティ市場が低迷し、建設工事の延期や中止が多く発生しました。こうした状況下で、ヘルスケアやレジデンシャルといった、新たな戦略市場への営業力を強化しました。また、マレーシアやタイ、ベトナムで当社商品の在庫を開始し、機能性壁紙を中心に、日本の高品質な商品を活かした販売体制構築を進めました。
これらの結果、海外セグメントにおける売上高は7,391百万円(前年同期比5.2%減)、営業損失は624百万円(前年同期は営業損失509百万円)となりました。
(スペースクリエーションセグメント)
スペースクリエーションセグメントは、内装仕上工事業を担うフェアトーン株式会社と、当社のスペースクリエーション事業部で構成しています。
フェアトーン株式会社においては、新型コロナウイルス感染症の影響やオリンピックによる首都圏での工事量減少といった懸念材料があったものの、市場全体の回復傾向を受け、売上は堅調に推移しました。一方で、工事受注金額の競争激化や販売費及び一般管理費の増加により、利益面は厳しい状況となりました。中部地区においては、当社の商品力とフェアトーンの施工力を活かした営業活動が奏功し、売上を牽引しました。また、北海道や東北エリアへの地理的拡大を進めたほか、全社的な営業基盤の強化や業務フローの改善に努めました。
当社のスペースクリエーション事業部においては、これまでインテリア事業で培ってきた顧客基盤を活かした営業展開を進めました。これにより、主力のオフィス改修だけでなく、ホテル改修物件も獲得するなど、当社営業部門との顧客情報共有や営業連携による、グループ全体でのシナジー創出につながりました。
この結果、スペースクリエーションセグメントの売上高は2,703百万円(前年同期比22.4%増)となりましたが、販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業損失は34百万円(前年同期は営業利益83百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,837百万円減少し、23,286百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,535百万円(前年同期は5,014百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益による収入2,878百万円及び売上債権の減少による収入2,299百万円、仕入債務の減少による支出1,818百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は602百万円(前年同期は2,449百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出819百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3,900百万円(前年同期は4,701百万円の獲得)となりました。これは主に、配当金の支払額1,791百万円及び自己株式の取得による支出1,488百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、142百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、2021年3月31日に子会社化した株式会社ウェーブロックインテリアでは、撥水・抗菌・表面強化・ストレッチ性の機能をもつハードストレッチ壁紙の点数拡大と新たな機能性商品の開発を進めております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は156,156百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,670百万円減少しております。流動資産は86,587百万円と前連結会計年度末に比べ2,881百万円減少しました。これは主に季節変動による売上債権の減少によるものです。固定資産は69,568百万円と前連結会計年度末に比べ211百万円増加しました。
負債合計は62,799百万円であり、前連結会計年度末に比べ2,366百万円減少しております。これは主に2021年3月31日に株式会社ウェーブロックインテリアを子会社化したことに伴い、同社との債権債務を相殺消去したことによる仕入債務の減少によるものです。
純資産合計は93,356百万円であり、前連結会計年度末に比べ304百万円減少しております。
これらにより当社グループの流動比率は206.4%、自己資本比率は59.5%となり、その他の要素も含め、健全な財政状態を維持しております。
②経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、変異株の流行等に伴い経済活動が抑制されるなど、厳しい状況が続きました。
当社事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数は2021年3月以降、前年の減少傾向から回復の動きが継続しています。しかしながら、原材料価格の高騰等により、事業環境は予断を許さない状況です。
このような状況下で、当社グループは、中期経営計画(2020-2022)[ D.C. 2022 ]に基づく施策を着実に実施しました。サービス機能の拡充と高度化の策として、2021年8月に新たなロジスティクス拠点「四国中央サテライトセンター」を開設したほか、株式会社サンゲツヴォーヌにおいては、カーテン販売を中心としたビルダーサービス事業として、Joyplus事業を始動しました。商品開発においては、壁紙やカーテンで安心・安全な生活に貢献する抗ウイルス商品を拡充した一方、原材料価格の高騰による仕入価格の上昇を受け、商品の安定供給と物流サービスレベルを維持するために2021年9月21日より各種商品の価格改定を行いました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高69,955百万円(前年同期比-)、営業利益2,736百万円(同7.6%増)、経常利益2,826百万円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,628百万円(同17.6%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当第2四半期連結累計期間に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。当該会計基準等を適用しなかった場合の売上高は74,451百万円(前年同期比7.1%増)であります。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載しております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(インテリアセグメント)
壁装事業では、緊急事態宣言の発出や感染者の急増等、新型コロナウイルス感染症の影響がある中、新築住宅市場では需要の回復が見られる一方、改修需要は停滞しました。このような状況下で、6月に発刊した量産壁紙見本帳「SP」では、営業部門と商品開発部門が連携したマーケットインの商品開発が市場の評価を得て、売上を牽引しました。また、住宅向け壁紙見本帳「ファイン1000」では、社会的ニーズに応え、SIAA認証を取得した抗ウイルス壁紙を拡充しました。さらに、非住宅リニューアル市場の回復を背景に、非住宅向け壁紙見本帳「FAITH」の売上が堅調に推移したほか、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」では、専任の営業部門による活動も奏功し、売上が伸長しました。これらの結果、壁装材の売上高は29,764百万円となりました。
床材事業では、新築住宅市場の回復により、住宅向け商品の売上が伸長しました。特に住宅・非住宅を問わず幅広く使用できる「フロアタイル」は高い意匠性が評価され、好調に推移しました。また、非住宅市場においては、各分野でのリニューアル工事の回復に伴い、医療・福祉施設分野では各種施設用フロア見本帳「Sフロア」が、オフィス分野ではカーペットタイル「NT-700Hシリーズ」が、マンション等の大規模修繕分野では防滑性ビニル床シート「ノンスキッド」の売上が、それぞれ堅調に推移しました。これらの結果、床材の売上高は21,428百万円となりました。
ファブリック事業では、5月に発刊したカーテン見本帳「ストリングス」が売上を牽引しました。また、非住宅市場の回復を背景に、各種施設向けカーテン見本帳「コントラクトカーテン」の売上が伸長したほか、椅子生地見本帳「UP」も、市場の回復に加え見本帳の市場浸透が進んだことから、堅調に推移しました。さらに、ワンプライスによる選びやすさを追求したカーテン見本帳「シンプルオーダー」を9月に発刊し、商品ラインアップを拡充しました。株式会社サンゲツヴォーヌにおけるEC事業では、取扱商品点数の拡充や継続的な集客施策を実施し、売上が拡大しました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は依然続いており、カーテンと椅子生地をあわせたファブリックの売上高は3,828百万円となりました。
これらのほか、施工費や接着剤等を含むその他の売上2,835百万円を加え、インテリアセグメントにおける売上高は57,857百万円、営業利益は3,148百万円(前年同期比14.9%増)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は57,650百万円(同9.0%増)であります。
(エクステリアセグメント)
エクステリアセグメントを担う株式会社サングリーンにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、新設住宅着工戸数の回復に伴う外構工事の増加に加え、巣ごもり需要が続いていることから、ホームセンターやEC販売店を通じたポストや物置、ウッドデッキ等の販売が堅調に推移したほか、カーポートやテラスの売上も伸長しました。また、中期経営計画に基づく事業領域の拡大として、スペースクリエーション事業本部を中心に、内外空間の一体提案型の営業活動を強化し、新たな事業領域の開拓を進めました。さらに、既存事業においても、施工力の強化に注力し、収益性の向上に努めました。
この結果、エクステリアセグメントの売上高は2,823百万円、営業利益は253百万円(前年同期比7.5%増)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は7,502百万円(同3.7%増)であります。
(海外セグメント)
海外セグメントでは、海外関係会社の2021年1月から6月までの実績を、第2四半期連結累計期間の業績に算入しております。
北米市場では、建設市場に回復の兆しが見え、受注は回復傾向であるものの、原材料仕入価格の高騰、入荷の遅延や人材不足、それに伴う賃金の高騰といったいわゆる“供給制約”の問題が拡大し、厳しい経営環境となりました。主要マーケットであるホスピタリティ市場の低迷が続く中、回復基調にある教育施設や医療・福祉市場に向けた営業活動に注力した結果、ホワイトボード壁装材や吸音・遮音壁紙といった新たな戦略商品の売上が伸長しました。また、デザイン力強化の施策として、著名デザイナーであるStacy Garciaとのコラボレーションによる商品開発に取り組み、10月1日より販売を開始しました。
中国・香港市場では、中国経済及び建設市場全体の回復に伴い、営業活動も新型コロナウイルス感染症拡大前の状況に戻りつつあります。こうした状況下で、従来進めてきた地域に根差した新規顧客の開拓と、きめ細かな営業活動が奏功し、売上が伸長しました。また、中国市場における収益の拡大と事業の効率化を目指し、経営体制の整備や当社商品の販路拡大に向けた体制構築に努めました。
東南アジア市場では、各国で状況が異なるものの、人的移動の制限により市場は厳しい状況が継続しました。特に、観光業への大きな影響から、主要マーケットであるホスピタリティ市場が低迷し、建設工事の延期や中止が多く発生しました。こうした状況下で、ヘルスケアやレジデンシャルといった、新たな戦略市場への営業力を強化しました。また、マレーシアやタイ、ベトナムで当社商品の在庫を開始し、機能性壁紙を中心に、日本の高品質な商品を活かした販売体制構築を進めました。
これらの結果、海外セグメントにおける売上高は7,391百万円(前年同期比5.2%減)、営業損失は624百万円(前年同期は営業損失509百万円)となりました。
(スペースクリエーションセグメント)
スペースクリエーションセグメントは、内装仕上工事業を担うフェアトーン株式会社と、当社のスペースクリエーション事業部で構成しています。
フェアトーン株式会社においては、新型コロナウイルス感染症の影響やオリンピックによる首都圏での工事量減少といった懸念材料があったものの、市場全体の回復傾向を受け、売上は堅調に推移しました。一方で、工事受注金額の競争激化や販売費及び一般管理費の増加により、利益面は厳しい状況となりました。中部地区においては、当社の商品力とフェアトーンの施工力を活かした営業活動が奏功し、売上を牽引しました。また、北海道や東北エリアへの地理的拡大を進めたほか、全社的な営業基盤の強化や業務フローの改善に努めました。
当社のスペースクリエーション事業部においては、これまでインテリア事業で培ってきた顧客基盤を活かした営業展開を進めました。これにより、主力のオフィス改修だけでなく、ホテル改修物件も獲得するなど、当社営業部門との顧客情報共有や営業連携による、グループ全体でのシナジー創出につながりました。
この結果、スペースクリエーションセグメントの売上高は2,703百万円(前年同期比22.4%増)となりましたが、販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業損失は34百万円(前年同期は営業利益83百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,837百万円減少し、23,286百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,535百万円(前年同期は5,014百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益による収入2,878百万円及び売上債権の減少による収入2,299百万円、仕入債務の減少による支出1,818百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は602百万円(前年同期は2,449百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出819百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3,900百万円(前年同期は4,701百万円の獲得)となりました。これは主に、配当金の支払額1,791百万円及び自己株式の取得による支出1,488百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事実上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、142百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、2021年3月31日に子会社化した株式会社ウェーブロックインテリアでは、撥水・抗菌・表面強化・ストレッチ性の機能をもつハードストレッチ壁紙の点数拡大と新たな機能性商品の開発を進めております。