四半期報告書-第33期第1四半期(令和2年6月1日-令和2年8月31日)

【提出】
2020/10/12 12:00
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
ITサブスクリプション事業の市場環境は、国内の2020年4月から2020年6月のビジネス向け新品パソコン出荷台数は、2020年1月のWindows 7サポート終了に伴うWindows 10への入れ替えの反動減により、前年同期比でマイナス21.8%(※1)となりました。一方、コロナ禍により、2020年3月頃から緊急テレワーク用のノートPCやWi-Fiルーター、クラウドサービスへの需要は拡大いたしました。
(※1)出典:MM総研
今後については、Windows 10 入れ替え需要は一巡、コロナ禍により国内景気は厳しい状況が続くと想定されますが、テレワーク、クラウド化の進展、デジタルトランスフォーメーションの重要性が認識され、多くの企業で、Withコロナに向けたIT投資は拡大するものと想定(※2)しております。
(※2)MM総研調査(2020年5月8~14日実施)によると、WithコロナのIT投資拡大意向41%、削減意向18%と、前者が後者を大きく上回る結果となっています。
ITAD事業の 回収・データ消去市場については、Windows 10 入れ替え拡大により使用済みIT機器の排出台数が増加に転じ、さらに2019年12月に発生し社会問題となったハードディスク転売事件で適正処分の重要性がクローズアップされたことにより、データ消去需要は引き続き拡大しております。
IT機器のリユース・リサイクル販売市場については、高い価値のリユース品は安定した国内流通市場が存在しますが、低い価値のリユース品やリユース不可能品については、バーゼル条約の規制強化等により有害物質を含むリサイクル品の輸出禁止が厳格運用され、特に、世界的な廃プラ問題や中国等の廃プラ輸入禁止により、プラスチックを多く含む IT機器の海外流通が難しい状況となっております。この結果、利益の低下が見込まれ、近い将来、適正処分ニーズに対応したサービスへ転換していく必要性が非常に高いものと想定しております。
なお、当社は、以前から、データ消去等のセキュリティサービスを強化するとともに、リユース不可能品については、国内リサイクルまたは適正処理を行っております。
コミュニケーション・デバイス事業のガイドレシーバー市場については、日本からの海外旅行、国内旅行、外国人インバウンドのいずれも活況を呈しておりましたが、コロナ禍によりいずれの観光需要とも大きな打撃を受けました。今後は、海外旅行やインバウンドは低迷状況が続くと想定されますが、国内旅行はGo To キャンペーン等の施策により、今年秋ごろから次第に回復していくものと想定しております。ただし、コロナ禍の状況次第では大きな影響を受けるものと想定されます。
第1四半期は、過去から進めてきた事業構造改革が奏功し、ストック収益(※3)の拡大が、コロナ禍の影響を受けたフロー収益(※4)の減少や、ストック拡大のための戦略投資・コストをカバーした結果、売上高・各利益とも第1四半期として過去最高となりました。また、営業利益・営業利益率は、四半期業績において過去最高となりました。
(※3)ストック収益・・・ITサブスクリプション事業(一部フロー含む)
(※4)フロー収益 ・・・ITAD事業、コミュニケーション・デバイス事業
この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,165,327千円(前年同四半期比2.3%増)、営業利益150,023千円(前年同四半期比15.9%増)、経常利益151,109千円(前年同四半期比16.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益101,003千円(前年同四半期比22.8%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
ストック収益が大部分を占めるITサブスクリプション事業は、「SHIFT 2021」の最重要施策と位置付け、事業規模拡大へ向けた積極投資を行っております。
第1四半期については、前期の好調な受注が今期の中長期サブスクリプション売上高を底上げするとともに、テレワーク需要でさらに収益が拡大した結果、IT人材の積極採用、業務IT化・セキュリティ強化等の戦略投資やコストをカバーし、売上高は約1.5倍、セグメント利益は前期比3倍となりました。
この結果、売上高691,667千円(前年同四半期比49.1%増)、セグメント利益121,866千円(前年同四半期比201.8%増)となりました。
使用済みIT機器の引取回収・データ消去は、コロナ禍による4~6月回収延期の影響が残り、6~8月の回収台数は前年比減少いたしました。この結果、リユース・リサイクル販売も販売商材の減少により、前期比で減少いたしました。
しかしながら、データ消去の受注は好調に推移するとともに、在庫回転率の向上、業務IT化推進による生産性向上などの諸施策の効果により効率化が進み、利益率は向上し、減益幅は最小限となりました。
なお、第2四半期以降の業績は拡大を見込んでおります。
この結果、売上高430,031千円(前年同四半期比20.9%減)、セグメント利益139,832千円(前年同四半期比5.5%減)となりました。
<コミュニケーション・デバイス事業>コミュニケーション・デバイス事業は、コロナ禍による観光需要減少の影響から減収・減益となりましたが、withコロナを見据えた大型受注により黒字は確保いたしました。
2020年5月14日に日本旅行業協会が発表した「旅行業における新型コロナウイルスガイドライン(第1版)」で、団体旅行での三密を避ける施策として「ガイドレシーバーを利用したガイディング等を行うこと」との推奨がされた結果、旅行代理店や観光名所からのイヤホンガイド®への問い合わせは急増しております。
イヤホンガイド®の観光利用は、海外ツアーが大部分を占めていましたが、国内ツアーでもガイドレシーバー利用が増加すれば、ガイドレシーバーのシェア90%以上を有するイヤホンガイド®の新たな市場開拓となります。
以上から、Go To キャンペーン等の政府施策も相まって、国内観光ツアーが急増し、9月から売上は回復基調となっております。
この結果、売上高42,539千円(前年同四半期比68.4%減)、セグメント利益875千円(前年同四半期比98.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、4,973,261千円(前連結会計年度末比74,909千円増)となりました。
この内、流動資産は1,665,409千円(前連結会計年度末比146,312千円増)となり、主に現金及び預金が182,666千円増加し、商品が18,630千円減少したことによります。
固定資産は3,307,852千円(前連結会計年度末比71,402千円減)となり、主にレンタル資産(純額)が54,970千円、のれんが10,315千円それぞれ減少したことによります。
負債は2,942,779千円(前連結会計年度末比84,740千円増)となりました。
この内、流動負債は1,265,297千円(前連結会計年度末比100,418千円減)となり、主に1年内返済予定の長期借入金が147,248千円増加し、未払法人税等が46,481千円、未払金(流動負債その他)が201,741千円それぞれ減少したことによります。
固定負債は1,677,481千円(前連結会計年度末比185,158千円増)となり、主に長期借入金が186,191千円増加したことによります。
純資産は2,030,482千円(前連結会計年度末比9,830千円減)となり、主に親会社株主に帰属する四半期純利益101,003千円の計上による増加と剰余金の配当110,834千円による減少であります。
また、当第1四半期連結会計期間末における自己資本比率は40.8%(前連結会計年度末は41.6%)で、1株当たり純資産額は402円84銭(前連結会計年度末は404円79銭)であります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。

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