四半期報告書-第27期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)

【提出】
2018/08/14 14:21
【資料】
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【項目】
27項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績等の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の着実な改善が見られ、緩やかな回復基調を続けております。
保険薬局業界では、平成30年4月に調剤報酬・薬価改定があり、全体としてはプラス改定となったものの、大手チェーン薬局においては、大型門前薬局の評価見直し等により、マイナス改定となりました。また、ドラッグストアの調剤併設店の拡大等により、競争が一段と激化してきております。
当社グループは、保険薬局事業とBPO受託事業の2つの事業を収益の柱としております。保険薬局事業においては、「あなたの、いちばん近くにある安心」(スローガン)を掲げ、かかりつけ薬剤師・薬局として地域社会の信頼獲得をめざした人財育成と薬局運営に注力し、「選ばれつづける薬局への挑戦」(経営ビジョン)として、「街ナカ」「駅チカ」「駅ナカ」のさまざまな業態の薬局を、異業種連携を含め展開しております。また、国の求めるジェネリック医薬品の使用割合80%を早期達成すべく使用促進に注力しております。さらに、かかりつけ薬剤師・薬局としての機能に加えて、OTC医薬品の充実、健康相談の実施等を行い、健康サポート薬局の展開を進めております。第2の柱である収益性が高いBPO受託事業においては、収益拡大を進め、ポートフォリオ最適化を図っております。
このような環境のもと、当第1四半期連結累計期間における当社グループ連結業績は、概ね当初の計画通り進捗しており、売上高34,791百万円(前年同期比2.0%減少)、営業利益1,502百万円(前年同期比25.6%減少)、経常利益1,584百万円(前年同期比21.9%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,098百万円(前年同期比7.4%減少)となっております。
※BPO:Business Process Outsourcingの略
(当第1四半期の進捗)(百万円)
当第1四半期計画当第1四半期実績達成率
(30.4.1~30.6.30)(30.4.1~30.6.30)
売上高34,26334,791101.5%
営業利益1,4451,502104.0%
経常利益1,4531,584109.0%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
7471,098146.9%


また、当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、85,607百万円となり、前連結会計年度末から1,662百万円減少しております。
これは主に、商品及び製品が1,722百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が1,646百万円、現金及び預金が1,088百万円、繰延税金資産が266百万円、投資有価証券が194百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、49,266百万円となり、前連結会計年度末から2,068百万円減少しております。
これは主に、買掛金が2,662百万円増加した一方、未払法人税等が1,787百万円、長期借入金が1,204百万円、賞与引当金が886百万円、1年内返済予定の長期借入金が500百万円、社債が210百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、36,341百万円となり、前連結会計年度末から405百万円増加しております。
これは主に、利益剰余金が553百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が190百万円減少したことによるものであります。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 保険薬局事業
当第1四半期連結累計期間において、出店状況は、新規出店2店舗、子会社化による取得8店舗の計10店舗増加した一方、閉店により4店舗減少した結果、当社グループ全体で店舗数は724店舗となりました。薬局運営においては、診療報酬・薬価改定の影響を受けながらも、ジェネリック医薬品の使用促進に注力しております。また、健康をサポートするための機能を充実させ、顧客満足度の向上を図り、処方箋応需枚数の増加を目指しております。
その結果、売上高は前年同期比776百万円減少し32,042百万円(前年同期比2.4%減少)、営業利益は前年同期比487百万円減少し1,287百万円(前年同期比27.5%減少)となりました。
② BPO受託事業
当第1四半期連結累計期間において、アポプラスステーション株式会社の中核事業であるCSO事業においては、MR派遣のマーケットが縮小傾向にある中、業界最多の契約社数を維持しております。また、新規顧客の開拓及び既存案件の契約延長に向けて、専門性の高いMRの育成や製薬企業への営業強化に取り組んでおります。派遣紹介事業においては、ホームページのリニューアルを行い、集客及び分析機能強化を図りました。また、新たに医療事務・管理栄養士の派遣紹介を始め、事業の拡大を図っております。CRO事業においては、受注案件の獲得増加に向け、営業力強化を図っております。
その結果、売上高は前年同期比72百万円増加し2,749百万円(前年同期比2.7%増加)、営業利益は前年同期比31百万円減少し418百万円(前年同期比7.1%減少)となりました。
※CSO:Contract Sales Organizationの略
※CRO:Contract Research Organizationの略
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。