四半期報告書-第26期第2四半期(令和2年6月1日-令和2年8月31日)

【提出】
2020/10/15 16:00
【資料】
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【項目】
36項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気が急速に悪化しており、特に緊急事態宣言の発出を受けての休業要請や外出自粛の強まりを背景に、個人消費は大きく落ち込みました。また、緊急事態宣言の解除後も、経済活動の回復には至っておらず、依然として先行きは極めて不透明な状況にあります。
このうような環境の中、当社グループは、「地域社会に貢献するホスピタリティ企業」として、企業体質の強化を目的に、2023年2月期をゴールとする4か年の中期事業計画「zetton VISION 19to23」及び「SUSTAINABILITY STRATEGY」を掲げております。初年度となる前期におきましては、「葛西臨海公園」の再開発事業を筆頭に多くの新規事業における早期収益化に成功、既存事業の伸長も加わり好調に推移いたしました。
しかしながら、当期に入り2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症の拡大による影響や、政府や自治体からの緊急事態宣言の発出を受け、当社グループにおきましても、お客様、スタッフ及び関係者の健康を第一義として、臨時休業や営業時間短縮の対応を取っており、これにより業績は前年を大きく下回る結果となりました。
緊急事態宣言の解除後におきましては、安全安心な運営のコアとなる独自のガイドラインとして業界他社に先駆け、「ZETTON PROMISE」を発表いたしました。このガイドラインを全ての店舗で徹底することにより、大きく変化していく世の中の動きを我々がリードしていきたいと考えております。そしてこの考え方に基づき、全てのスタッフが「ZETTON PROMISE」を理解した上で店舗を「再開」させるのではなく、新たに店舗を創り上げる、「再興」するという手法で順次店舗のオープンを始めました。オープンすることでよりはっきりと聞こえるスタッフ1人1人の声と、お客様の声に徹底的に耳を傾け、創業時からの企業理念「店づくりは、人づくり。店づくりは、街づくり。」は新しい時代であるからこそ、ぶれることのない普遍の理念であるという決意を新たにし、持続可能な社会の実現と永続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この環境下において、8月度の月次業績では、国内合計の単月黒字化に成功しております。特に「アウトドア事業」及び「アロハテーブル事業」においては好調な回復基調を示しております。これらの結果が意味するものは、当社グループの事業経営方針の3本柱である「ES経営」「いい店づくり」「展開力」に基づいて、継続してまりましたお客様に愛される店舗経営とグループの持つブランド力が評価されてきたものと確信しております。
当第2四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)の連結業績につきましては、売上高2,395百万円(前年同期比58.0%減)、営業損失942百万円(前年同期は営業利益492百万円)、経常損失951百万円(前年同期は経常利益489百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失699百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益329百万円)となりました。
※店舗数については、当期間において3店舗の増加の3店舗の減少により、当第2四半期末の店舗数は、直営店70店舗(国内64店舗、海外6店舗)、FC店6店舗の合計76店舗となっております。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ788百万円増加の4,014百万円となりました。これは主に、繰延税金資産が242百万円、有形固定資産が348百万円、売掛金が150百万円増加したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,505百万円増加の3,652百万円となりました。これは主に、有利子負債が1,461百万円、前受金が76百万円、資産除去債務が15百万円増加したこと等によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ716百万円減少の362百万円となりました。これは主に、利益剰余金が699百万円減少したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ100百万円増加し、889百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、896百万円(前年同期は634百万円の収入)となりました。これは主に、減価償却費、その他流動負債の増加等の資金増加要因を税金等調整前四半期純損失、売上債権の増加等の資金減少要因が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、430百万円(前年同期は313百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、1,461百万円(前年同期は180百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
該当事項はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。