訂正四半期報告書-第30期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2022/04/25 12:30
【資料】
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【項目】
45項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結累計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)の会計方針の変更を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 業績の状況
当第2四半期におけるわが国経済は、世界的に広がる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(以下「コロナ」という。)の影響により、宿泊業・飲食業などのサービス業を中心に厳しい状況が継続しておりますが、政府による各種給付金や企業の資金繰り支援の強化等の政策を背景に、海外経済の順調な回復やワクチン接種の進展とともに、緩やかながら回復基調にあります。今後は、より一層の経済回復が見込まれますが、コロナの状況については不確実性が大きく、引き続き、注視が必要な状況です。
当社が属する不動産業界においては、賃貸用物件は居住用・事業用とも不調であるものの、戸建住宅・マンションの取引は活発に行われており、不動産事業に関しては前年並みに推移しております。当社が新たに参入した不動産特定事業法を活用した不動産商品の出資募集額累計は約3兆円に達しており、その内、匿名組合型は少額資金で投資できクラウドファンディングも増加しており、当社も出資者を募り、不動産小口化商品の開発を進めております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は163百万円(前年同四半期比14.7%減)、営業損失は222百万円(前年同四半期は208百万円の営業損失)、経常損失は264百万円(前年同四半期は237百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は275百万円(前年同四半期は242百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(投資事業)
投資事業につきましては、不動産会社における不動産売上高、ゴルフ場売上等の結果により、投資事業の売上高は163百万円(前年同四半期比14.7%減)、セグメント損失(営業損失)は222百万円(前年同四半期は214百万円のセグメント損失(営業損失))となりました。
(アセットマネージメント事業)
アセットマネージメント事業につきましては、当社が組成するファンドが無かったことからアセットマネージメント業務報酬、ファンドからの管理手数料等の計上はありませんでした。この結果、アセットマネージメント事業の売上高、セグメント利益の計上はありませんでした。(前年同四半期の売上高、セグメント利益(営業利益)もありません。)
(その他の事業)
その他の事業につきましては、アドバイザリー業務報酬等の計上はありませんでした。(前年同四半期の売上高、セグメント利益(営業利益)は6百万円。)
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、577百万円増加し、1,960百万円となりました。この主な要因は、短期貸付金が347百万円増加したこと及び函館のホテルの取得により土地が170百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比べ、84百万円増加し、418百万円となりました。その主な要因は、短期借入金が84百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ、493百万円増加し、1,542百万円となりました。その主な要因は、当四半期連結累計期間に発行した新株式及び新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ381百万円増加したものの親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことにより、利益剰余金が275百万円減少したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ、55百万円増加し、168百万円となりました。この主な増減は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動により支出した資金は、200百万円(前年同四半期は331百万円の支出)となりました。この主な要因は、税金等調整前四半期純損失が265百万円となったものの、売上債権が52百万円減少したこと及び未払金が25百万円増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動により支出した資金は、538百万円(前年同四半期は63百万円の支出)となりました。この主な要因は、短期貸付による474百万円の支出並びに有形固定資産の取得による200百万円の支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動により得た資金は、795百万円(前年同四半期は398百万円の収入)となりました。この主な要因は、当四半期連結累計期間に発行した新株式及び新株予約権の行使により714百万円並びに新株予約権の発行による14百万円の収入があったこと等によるものであります。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 従業員の状況
① 連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、連結会社の従業員数の著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第2四半期累計期間において、提出会社の従業員数の著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績の著しい変動はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、北海道函館市のホテルを取得いたしました。
設備の概要は以下のとおりです。
会社名
事業所名
所在地設備の内容取得日当期末帳簿価額
(千円)
マース株式会社
ホテル函館山
北海道函館市元町19番地1ホテル函館山
(建物)
2021年5月24日27,272
ホテル函館山
(土地)
170,000