有価証券報告書-第97期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 10:05
【資料】
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【項目】
158項目
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
<経営成績>当連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類」移行となり、経済活動の正常化が進み、景気に緩やかな回復がみられました。しかしながら、物価上昇や急激な為替相場の変動のほか、中東地域等をめぐる不安定な国際情勢や海外景気の下振れリスク等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況の中、当社グループが主力事業を展開する放送・コンテンツ事業の売上高は、主力のテレビスポット収入等は減少しましたが、ネットタイム収入やコンテンツ関連の収入が増加したこと等により増収となりました。ライフスタイル事業は減収となりました。以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は904億5千2百万円となり、前年同期に比べて34億2千3百万円(3.9%)の増収となりました。
費用面では売上原価が629億6百万円で、前年同期に比べて48億3千8百万円(8.3%)増加しました。販売費及び一般管理費は267億1千4百万円となり、3億4千7百万円(1.3%)増加しました。この結果、営業利益は8億3千2百万円となり、17億6千1百万円(△67.9%)の減益、経常利益は7億2千3百万円で19億3千8百万円(△72.8%)の減益となりました。また、固定資産売却益および投資有価証券売却益により特別利益1億2千8百万円を計上した一方、減損損失、投資事業損失および投資有価証券評価損により特別損失12億5千1百万円を計上しました。
以上の結果、税金等調整前当期純損失は4億円で23億3千8百万円の減益となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は8億8千4百万円となり、22億3千8百万円の減益となりました。
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりです。
[放送・コンテンツ事業]
放送・コンテンツ事業の売上高は767億1百万円となり、前年同期に比べ37億3千4百万円(5.1%)の増収となりました。主力のテレビスポット収入等が減少しましたが、全国ネットのドラマ枠の新設等によりネットタイム収入が増加したほか、配信関連の収入やコロナ禍からの回復により催物収入等のコンテンツ関連の収入が増加しました。営業費用はテレビ制作やコンテンツ制作にかかる費用が増えて7.8%増加しました。この結果、営業利益は9億1千7百万円となり、前年同期に比べて16億8千4百万円(△64.7%)の減益となりました。
[ライフスタイル事業]
ライフスタイル事業の売上高は137億5千1百万円となり、前年同期に比べ3億1千万円(△2.2%)の減収となりました。減収に伴い営業費用は、3.8%減少しました。この結果、営業利益は3億7千3百万円となり、前年同期に比べて6千万円(△13.8%)の減益となりました。
<財政状態>(資産)
当連結会計年度末の資産合計は前連結会計年度末に比べて9億1千9百万円増加し、1,232億2千5百万円となりました。退職給付に係る資産や投資有価証券が増加したこと等によるものです。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末に比べて27億8千7百万円減少し、470億7千2百万円となりました。その他流動負債に含まれる設備関係の未払金が減少したほか、退職給付に係る負債が減少したこと等によるものです。
(純資産)
純資産合計は前連結会計年度末に比べて37億7百万円増加し、761億5千3百万円となりました。配当の支払い及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が減少しましたが、その他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものです。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、営業活動により56億5千8百万円の収入となり、投資活動により56億5千9百万円の支出となり、財務活動により11億4千5百万円の収入となりました。この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度の期末残高は、前連結会計年度末より11億4千4百万円増加の251億3千6百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失を計上しましたが、減価償却費や減損損失等の非資金性費用を調整した結果、56億5千8百万円の収入(前年同期は29億5千1百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得や長期前払費用の取得等により56億5千9百万円の支出 (前年同期は50億4千6百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入等により11億4千5百万円の収入(前年同期は16億1千万円の支出)となりました。
③販売の状況
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
放送・コンテンツ事業76,7015.1
ライフスタイル事業13,751△2.2
合計90,4523.9

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 当社グループは、主要な顧客である広告主に対し、広告代理店を通じてテレビ広告枠の販売などを行っております。最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合を広告代理店別に示すと次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
㈱電通20,07023.118,89320.9
㈱博報堂DYメディアパートナーズ13,63615.715,31216.9


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社経営陣は、この連結財務諸表の作成に際し、決算日における財政状態及び経営成績に影響を与える会計方針の決定及び見積りを行わなければならず、貸倒引当金、投資、財務活動、退職金、偶発事象等に関しては、継続して評価を行っております。また、その他の当社グループ固有の事象については、他の方法では判定しづらい場合には、過去の実績等を勘案して、より合理的であると当社経営陣が考えられる基準に基づき判定の根拠としています。従って、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
<経営成績等の状況>当社グループの当連結会計年度の経営成績等の状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
当社グループは、地上波テレビ・ラジオ、CS放送による放送事業を中核に、アニメ・動画配信・イベント事業などによるコンテンツ事業、そして住宅展示場やゴルフ場運営、通販事業などによるライフスタイル事業等を合わせた「強力な創造集団」として企業価値の向上に取り組んでいます。
2024年3月期の連結売上高は904億5千2百万円となり、前年同期に比べて34億2千3百万円の増収。営業利益は8億3千2百万円となり、17億6千1百万円の減益。親会社株主に帰属する当期純損失は8億8千4百万円で、増収減益となりました。
当連結会計年度の日本経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5類」移行となり、経済活動の正常化が進み、景気に緩やかな回復がみられました。しかしながら、物価上昇や急激な為替相場の変動のほか、中東地域等をめぐる不安定な国際情勢や海外景気の下振れリスク等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような経済状況の中、当社グループが主力事業を展開する放送・コンテンツ事業の売上高は、主力のテレビスポット収入等は減少しましたが、全国ネットドラマを開始したことによるネットタイム収入やコンテンツ関連の収入の増加に加え、アニメ関連の売り上げが増加したこと等により増収となりました。ライフスタイル事業は減収となりました。
このような事業環境の変化に対応するため、2021年4月からスタートさせました中期経営戦略「NEW HOPE」を、当社グループがさらに進化していくため、昨年度よりあらたにNEW HOPE「2nd STAGE」とし、総合コンテンツ事業グループとして力強い成長を図ってまいります。
<資本の財源及び資金の流動性についての分析>当社グループの当連結会計年度の資本の財源及び資金の流動性の状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
中期経営戦略 NEW HOPE「2nd STAGE」の中で財務戦略として掲げていますように、投資にかかる資本コストを意識した経営資源配分を行うことで事業ポートフォリオを最適化し、中期経営戦略実現のための継続的な成長投資を行うことで、総合コンテンツ事業グループとしての企業価値向上を目指します。そして、財務の健全性と財務レバレッジの適切なバランスを維持するために、最適な資金調達手段及び資金効率の最大化を目指します。
<経営成績に重要な影響を与える要因について>詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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