四半期報告書-第98期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用に伴い、「電気事業会計規則」が改正され、第1四半期連結会計期間から再生可能エネルギー固定価格買取制度に関する影響額について収益及び費用計上の対象外となった。
この改正を過去の期間に遡及適用しており、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析については、遡及適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っている。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ161億84百万円(6.3%)増の2,734億69百万円となり、これに営業外収益を加えた経常収益は、184億14百万円(7.1%)増の2,764億85百万円となった。これは、積極的な卸販売の実施に伴う他社販売電力量の増加などによるものである。小売販売電力量は、引き続き積極的な営業活動を展開しているが、他事業者への契約切り替えの影響などから、対前年同期増減率△1.9%となった。他社販売電力量は、積極的な卸販売の実施に伴う販売量の増加などから、対前年同期増減率103.4%となった。
一方、経常費用は、前年同四半期連結累計期間に比べ236億48百万円(10.3%)増の2,537億81百万円となった。
以上により、経常利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ52億34百万円(△18.7%)減の227億3百万円となった。これは、他社販売電力量の増加や発電設備に係る修繕費の減少などはあったが、本年4月以降の燃料価格の上昇に伴う収支の悪化などによるものである。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ66億64百万円(△27.6%)減の174億81百万円となった。
セグメント別の経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。
① 北海道電力
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ65億3百万円(2.7%)増の2,518億61百万円となり、経常利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ92億33百万円(△29.8%)減の217億90百万円となった。これは、他社販売電力量の増加や発電設備に係る修繕費の減少などはあったが、本年4月以降の燃料価格の上昇に伴う収支の悪化などによるものである。
② 北海道電力ネットワーク
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ108億69百万円(10.9%)増の1,106億26百万円となり、経常損益は、前年同四半期連結累計期間に比べ損失幅が21億49百万円縮小し、12億86百万円の損失となった。これは、新型コロナウイルス感染症の影響の縮小に伴う電力需要の増加などによるものである。
③ その他
当第2四半期連結累計期間の経常利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ26億89百万円(272.2%)増の36億77百万円となった。これは、建設業の売上が増加したことなどによるものである。
(参考情報)
① 発受電実績
| 種別 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年9月30日) | 対前年同期増減率(%) | |||
| 発受電電力量 | 水力発電電力量 | (百万kWh) | 1,972 | △2.0 | |
| 火力発電電力量 | (百万kWh) | 7,402 | △0.7 | ||
| 原子力発電電力量 | (百万kWh) | - | - | ||
| 新エネルギー等発電電力量 | (百万kWh) | 42 | △27.6 | ||
| 計 | (百万kWh) | 9,416 | △1.1 | ||
| 他社受電電力量 | (百万kWh) | 5,062 | 47.0 | ||
| 揚水発電所の揚水用電力量 | (百万kWh) | △134 | 11.0 | ||
| 合計 | (百万kWh) | 14,344 | 11.7 | ||
| 出水率(自流) | (%) | 88.7 | - | ||
(注) 1 他社受電電力量には、連結子会社の北海道パワーエンジニアリング㈱及びほくでんエコエナジー㈱からの
受電電力量が含まれている。
2 他社受電電力量には、期末日において未確定であるインバランス電力量は含んでいない。
3 揚水発電所の揚水用電力量とは貯水池運営のための揚水用に使用する電力である。
4 出水率は、自社の1990年度から2019年度までの当該累計期間の30ヶ年平均に対する比である。
② 販売実績
| 種別 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年9月30日) | 対前年同期増減率(%) | |||
| 販売電力量 (百万kWh) | 小売 | 低圧 | 電灯 | 3,761 | △4.2 |
| 電力 | 645 | △1.2 | |||
| 計 | 4,406 | △3.8 | |||
| 高圧・特別高圧 | 5,478 | △0.5 | |||
| 小計 | 9,884 | △2.0 | |||
| その他 | 39 | 18.1 | |||
| 合計 | 9,923 | △1.9 | |||
| 他社販売 | 3,385 | 103.4 | |||
| 料金収入 (百万円) | 電灯・電力料 | 199,495 | △14.8 | ||
| 地帯間・他社販売電力料 | 32,460 | 128.8 | |||
| 託送収益 | 20,689 | 20.6 | |||
(注) 1 販売電力量の小計欄は、北海道電力㈱の販売電力量を示す。
2 販売電力量のその他欄は、北海道電力ネットワーク㈱及び北海道電力コクリエーション㈱の販売電力量
を示す。
(2) 財政状態の分析
[資産]
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ11億26百万円増の2兆27億76百万円となった。これは、減価償却による電気事業固定資産の減少はあったが、燃料価格の上昇による棚卸資産の増加などによるものである。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ113億1百万円減の1兆7,006億15百万円となった。これは、有利子負債の増加はあったが、工事代の支払いによる未払債務の減少などによるものである。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ124億27百万円増の3,021億61百万円となった。これは、配当金の支払いはあったが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによるものである。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は前連結会計年度末の13.8%から0.7ポイント増加し、14.5%となった。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ116億35百万円減の721億32百万円となった。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ355億68百万円減の140億80百万円の収入となった。これは、税金等調整前四半期純利益の減少や燃料価格の上昇による棚卸資産の増加などによるものである。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ39億87百万円減の317億73百万円の支出となった。これは、固定資産の取得による支出の減少などによるものである。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ14億97百万円減の60億57百万円の収入となった。これは、配当金の支払額が増加したことなどによるものである。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、ほくでんグループの経営方針・経営戦略等について、重要な変更はない。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、ほくでんグループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はない。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1,030百万円である。
(7) 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設、除却等のうち、当第2四半期連結累計期間に運用を開始した設備、廃止した設備は次のとおりである。
<重要な設備の新設等>電 源
| 会社名 | セグメントの名称 | 発電所 | 出力(kW) | 着工年月 | 運転開始年月 | |
| 北海道電力ネットワーク㈱ | 北海道電力ネットワーク | 火力 | 沓形12号機 (新設:内燃力) | 750 | 2021年3月 | 2021年8月 |
<重要な設備の除却等>電 源
| 会社名 | セグメント の名称 | 発電所 | 廃止による減少出力(kW) | 廃止年月 | |
| 北海道電力㈱ | 北海道電力 | 水力 | 上岩松1号機(廃止) | 20,000 | 2021年7月 |
| 北海道電力ネットワーク㈱ | 北海道電力ネットワーク | 火力 | 沓形6号機(廃止) | 1,250 | 2021年4月 |