四半期報告書-第100期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の小売販売電力量は、当社とご契約いただいたお客さまが増加したことや夏季の高気温による冷房需要の増加などから、対前年同期増減率2.1%となった。他社販売電力量は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に伴う販売量の増加などから、対前年同期増減率28.2%となった。
売上高は、電気料金の見直しに加え、燃料価格や卸電力市場価格の変動に伴う燃料費等調整額の増加などにより、前年同四半期連結累計期間に比べ717億25百万円(18.5%)増の4,585億79百万円となり、営業外収益を加えた経常収益は、680億51百万円(17.4%)増の4,601億60百万円となった。
経常損益は、電気料金の見直しに加え、燃料費等調整制度の期ずれ影響が収支の好転に大きく寄与したことなどにより、前年同四半期連結累計期間の損失から713億93百万円増の703億23百万円の利益となった。
また、親会社株主に帰属する四半期純損益は、経常利益の増加などにより、前年同四半期連結累計期間の損失から526億49百万円増の510億37百万円の利益となった。
セグメント別の経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。
① 北海道電力
当第2四半期連結累計期間の売上高は、電気料金の見直しに加え、燃料価格や卸電力市場価格の変動に伴う燃料費等調整額の増加などにより、前年同四半期連結累計期間に比べ760億61百万円(22.4%)増の4,153億84百万円となった。
経常損益は、電気料金の見直しに加え、燃料費等調整制度の期ずれ影響が収支の好転に大きく寄与したことなどにより、前年同四半期連結累計期間の損失から611億53百万円増の594億54百万円の利益となった。
② 北海道電力ネットワーク
当第2四半期連結累計期間の売上高は、レベニューキャップ制度導入に伴う託送料金改定による収入増や、最終保障供給による電力料の増加はあったものの、卸電力市場価格の低下に伴う他社販売電力料の減少などにより、前年同四半期連結累計期間に比べ195億39百万円(△11.5%)減の1,496億60百万円となった。
経常損益は、託送料金改定による影響や、卸電力市場価格の低下に伴う需給調整費用の減少などにより、前年同四半期連結累計期間の損失から113億1百万円増の93億10百万円の利益となった。
③ その他
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ89億35百万円(△13.4%)減の577億円となり、経常利益は、建設業における工事採算性の向上などにより、前年同四半期連結累計期間に比べ5億99百万円(14.9%)増の46億19百万円となった。
(参考情報)
① 発受電実績
| 種別 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) | 対前年同期増減率 (%) | |
| 発受電電力量 (百万kWh) | 水力発電電力量 | 2,062 | △13.0 |
| 火力発電電力量 | 6,213 | △6.5 | |
| 原子力発電電力量 | - | - | |
| 新エネルギー等発電等電力量 | 34 | △30.4 | |
| 計 | 8,309 | △8.3 | |
| 他社受電電力量 | 8,526 | 29.6 | |
| 揚水発電所の揚水用電力量等 | △206 | △27.9 | |
| 合計 | 16,629 | 8.3 | |
| 出水率(自流)(%) | 94.0 | - | |
(注) 1 他社受電電力量には、連結子会社の北海道パワーエンジニアリング㈱及びほくでんエコエナジー㈱からの受電電力量が含まれている。
2 他社受電電力量には、期末日において未確定であるインバランス電力量は含んでいない。
3 揚水発電所の揚水用電力量等とは貯水池運営のための揚水用に使用する電力量及び蓄電池の充電電力量である。
4 出水率は、自社の1992年度から2021年度までの当該累計期間の30ヶ年平均に対する比である。
② 販売実績
[販売電力量]
| 種別 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) | 対前年同期増減率 (%) | ||
| 小売(百万kWh) | 低圧 | 電灯 | 3,588 | △0.1 |
| 電力 | 609 | △2.7 | ||
| 計 | 4,197 | △0.5 | ||
| 高圧・特別高圧 | 6,495 | 2.6 | ||
| 小計 | 10,692 | 1.4 | ||
| その他 | 215 | 64.9 | ||
| 合計 | 10,907 | 2.1 | ||
| 他社販売(百万kWh) | 4,698 | 28.2 | ||
(注) 1 小計欄は、北海道電力㈱の販売電力量を示す。
2 その他欄は、北海道電力ネットワーク㈱及び北海道電力コクリエーション㈱の販売電力量を示す。
[料金収入]
| 種別 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) | 対前年同期増減率 (%) | |
| 電灯・電力料 | (百万円) | 287,482 | 10.8 |
| 地帯間・他社販売電力料 | (百万円) | 83,197 | 10.9 |
| 託送収益 | (百万円) | 20,003 | △15.8 |
(注) 1 北海道電力㈱、北海道電力ネットワーク㈱及び北海道電力コクリエーション㈱の合計(内部取引消去後)の実績を示す。
2 「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス価格激変緩和対策事業」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っており、その原資として受領する補助金43,808百万円については、「電気事業雑収益」に計上している。
(2) 財政状態の分析
[資産]
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、減価償却による電気事業固定資産の減少などはあったが、現金及び預金や固定資産仮勘定の増加などにより、前連結会計年度末に比べ366億17百万円増の2兆1,299億56百万円となった。
[負債]
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、燃料代の支払いによる未払債務の減少などにより、前連結会計年度末に比べ175億19百万円減の1兆8,177億13百万円となった。
[純資産]
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ541億36百万円増の3,122億42百万円となった。
以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は前連結会計年度末の11.7%から2.3ポイント増加し、14.0%となった。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ313億58百万円増の1,212億25百万円となった。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損益が損失から利益となったことなどにより、前年同四半期連結累計期間(318億63百万円の支出)に比べ1,031億44百万円増の712億80百万円の収入となった。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出の減少などにより、前年同四半期連結累計期間に比べ119億77百万円減の340億4百万円の支出となった。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の減少などにより、前年同四半期連結累計期間(832億29百万円の収入)に比べ891億47百万円減の59億18百万円の支出となった。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、ほくでんグループの経営方針・経営戦略等について、重要な変更はない。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、ほくでんグループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はない。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、1,000百万円である。
(7) 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設、除却等のうち、当第2四半期連結累計期間に運用を開始した設備、譲渡を行った設備は次のとおりである。
<重要な設備の新設等>電力流通設備
(変電)
| 会社名 | セグメント の名称 | 変電所及び 変換所名 | 増加出力 (MVA) | 変圧器 | 着工年月 | 運用開始 年月 | ||
| 電圧(kV) | 容量(MVA) | 台数 | ||||||
| 北海道電力ネットワーク㈱ | 北海道電力ネットワーク | 室蘭変電所 (1台廃止) | △100 | 187/66 | 100 | 1 (注) | ― | 2023年9月 |
(注) 1台廃止(総容量は400MVAから300MVAに変更)
<重要な設備の除却等>電 源
| 会社名 | セグメント の名称 | 発電所 | 譲渡による減少出力(kW) | 譲渡年月 | |
| 北海道電力㈱ | 北海道電力 | 水力 | 相沼内(譲渡)(注) | 2,000 | 2023年5月 |
| 水力 | 大野(譲渡)(注) | 1,500 | 2023年7月 | ||
(注) 関連会社の道南水力発電合同会社への水力発電事業の譲渡である。