有価証券報告書-第196期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:12
【資料】
PDFをみる
【項目】
124項目

事業等のリスク

当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがある。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。
(1) 当社グループの事業全体に関するリスク
① 経済金融社会情勢、景気等の変動、市場の縮小
国内、海外における経済、金融、社会情勢、景気等の悪化による、売上高の減少や資金調達の不調、共同事業者、取引先の倒産、人口減少や工場の海外移転等
② 為替、調達金利の変動
③ 大規模な災害、事故、感染症等の発生
大規模な自然災害、テロ、事故の発生、新型インフルエンザ等感染症の大規模な流行
④ 各種政策、法令、制度等の変更
ガス事業法、電気事業法、会社法、金融商品取引法や、環境に関する法令等、国内外の政策、法令、制度等の変更
⑤ 競争の激化
ガス事業をはじめとするあらゆる事業分野における、他事業者との競争激化
⑥ 基幹ITシステムの停止、誤作動
ガスの製造、供給や料金に関するシステム等、基幹的なITシステムの停止、誤作動
⑦ 情報漏洩
当社グループが保有するお客さま情報、技術情報をはじめとする、業務上取り扱う重要情報の社外流出
⑧ コンプライアンス違反
法令等に反する行為が発生した場合における、対応に要する費用の支出や社会的信用の低下
(2) 当社グループの主要な事業に関するリスク
① 国内エネルギー事業
a 気温、水温の変動によるエネルギー需要への影響
b 原燃料費の変動
原油価格、為替相場の変動等による原燃料費の変動※
※LNG価格の変動については、原料費調整制度の適用によりガス販売価格に反映して概ね相殺することが可能だが、反映までのタイムラグや、原料調達先の構成により影響を受ける可能性がある。
調達先との契約更改、価格交渉の動向に伴う、原燃料費の変動
c 原燃料調達に関するトラブル
ガス、電力の原燃料であるLNG等の、調達先の設備や操業等に関するトラブル
d ガスの製造、供給に関するトラブル
自然災害や事故等による製造、供給に関するトラブル
e 発電に関するトラブル
自然災害や事故、燃料調達トラブル等による、発電所の操業支障等
f ガス消費機器、設備に関するトラブル
ガスの消費機器、設備に関する重大なトラブル
② 海外エネルギー事業
当社グループが事業を行っている国での政策、規制の実施や変更、経済、社会情勢の悪化等によりプロジェクトが遅延、中止になる等の事業環境の変化、又は資源開発事業における技術等の要因
当社グループは、以上のリスクに備え、為替、原料等のデリバティブ、災害保険等の各種保険、基幹ITシステムのセキュリティ向上、コンプライアンスや情報管理の徹底、業務執行状況の把握と適切な監督、保安、災害対策、事業継続計画の策定と継続的な見直し等によって、リスク発生時の業績への影響を低減するように努める。