有価証券報告書-第70期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュフロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、台風や積雪等の気象変化やコロナ禍の影響を受けつつも、トーナメント等の開催誘致効果により、5期ぶりの黒字転換を実現しました。また、2023年10月の開場70周年に向けて、老朽化した諸施設が課題になっております。
コロナ対策としては、引続き受付での検温、各所での消毒、クラブハウス内のマスク着用、レストランや会議室での3密防止、スループレーの推奨等の予防設置を施し、プレーヤーが安全、安心していただけるよう細心の注意をもって感染防止に努めてきました。
このような状況下、当倶楽部におきまして、年度を通して断続的に発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用による影響、10月に台風によるクローズ、1月と2月には積雪によるクローズがありましたが、トーナメント等の誘致活動、優待制度やビジター割引制度の利用促進など集客対策を講じ、来場者数は前年比7,141名増の34,326名となりました。
営業収益は、特にビジター来場者数が前年同期比4,928名増加したことにより、前年同期に比べ119,971千円(23.5%)増収の630,074千円となりました。
費用の面では、来場者数増加に伴う変動費の増加に加え、トーナメント開催時準備に係る修繕費の増加、エネルギー価格の高騰に伴う物件費の増加があり、営業費用は584,360千円(前年同期比9.0%増)、一般管理費は135,654千円(前年同期比8.0%増)の費用合計720,014千円(前年同期比8.8%増)となり、営業損失は89,940千円(前年同期比61,881千円改善)となりました。
営業外収益は、名義書換手数料の増加により、125,995千円(前年同期比1.2%増)となりました。
その結果、税引前当期純利益は35,529千円となり、5期ぶりの黒字転換を実現しました。
また、総資産合計1,033,632千円に対し、負債合計521,685千円、純資産合計511,946千円であり、財務健全性に支障ない財政状態を維持しているものと判断しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローがその他営業外収益の受取額127,448千円が生じたこと等により101,381千円増加した寄与が大きく、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出11,118千円があったものの、当事業年度中の資金は87,646千円増加し、当事業年度末は406,206千円(前年同期比27.5%増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動の結果、増加資金は101,381千円となり、前年同期比で121,101千円増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11,118千円(前年同期比5,400千円減)となりました。
主な要因は、中古ホイールローダー3,273千円、フェンス土留め工事2,300千円、練習ボール洗浄乾燥機990千円等有形固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,618千円となりました。
コンピューター機器、グリーンモア機に係るリース債務の返済によるものであります。
③(生産・受注及び販売の実績)
当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント関連の記載は省略しております。
a.来場者数
b.ロッジ利用者数
(C)最近2期間の収入実績
(2)(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。財務諸表の作成に当たっては、決算日における資産・負債の報告数値および偶発資産・負債の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数字に影響を与える見積りについては、過去の実績や状況に応じ、合理的と見られる見積りおよび判断によって行っています。
② 当事業年度の経営成績の分析
コロナ禍による移動自粛及びプレー料金の低廉化が進む厳しい営業環境が続く中ではありましたが、ゴルフがソーシャルディスタンスを保つウィズコロナ時代に適したスポーツとして見直されてきたことや、トーナメント会場誘致効果等により、来場者総数は34,326名で前期比7,141名増加(26.3%増)し、営業収益は630,074千円、前期比119,971千円の増収(23.5%増)となりました。収益面も名義書換手数料等の営業外収益125,995千円で営業損失89,940千円を吸収し、当期純利益は34,906千円と5期振りに黒字転換しました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
コロナ禍による移動自粛、台風等による倒木被害及び積雪など自然災害によるクローズを要因とする来場者数の減少、プレー料金の低価格競争への追従はゴルフ場共通の成績悪化要因として認識しております。また、当倶楽部特有の要因として、近隣の原子力関連施設の放射能漏れの風評状況は経営成績に影響を及ぼす要因となります。
④ 戦略的現状と見通し
ゴルフがウィズコロナ等に適したスポーツとして認識されてきた中、当倶楽部の経営成績向上を図る策としては、他コースとのプレー低価格競争には一線を画し、トーナメント会場誘致等によりプロやトップアマが認める日本屈指の戦略的難コースとして改めて広報することで品格とプレー価格を維持していくことが重要と考えております。その考えに基づいた営業努力の結果、次事業年度のプロのトーナメントやプロテスト会場等の誘致に結びつきました。今後も同種の競技の誘致を行うとともに、その実績を活用して経営成績向上につなげることに努めます。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当期末資金残高は406,206千円となり、前期比87,646千円増加しております。当該資金を原資として、当社財務健全性を堅持しつつ将来におけるコースメンテナンスに備えることが必要となっております。キャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要、②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在のゴルフ場経営を取巻く事業環境が厳しく、本県内外を問わず来場者数の増加促進が極めて重要であると認識しております。かかる状況認識に基づき、各種イベント開催や潜在的顧客を開発するための営業施策を企画立案の上その実践に尽力しております。
また当社ゴルフ場の提供するサービスやその品質を低下させることなく、諸経費の圧縮に取り組みながら、健全経営の構築に努めております。
なお、本記載において将来に関する事項は当期末時点に拠るものであります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュフロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度は、台風や積雪等の気象変化やコロナ禍の影響を受けつつも、トーナメント等の開催誘致効果により、5期ぶりの黒字転換を実現しました。また、2023年10月の開場70周年に向けて、老朽化した諸施設が課題になっております。
コロナ対策としては、引続き受付での検温、各所での消毒、クラブハウス内のマスク着用、レストランや会議室での3密防止、スループレーの推奨等の予防設置を施し、プレーヤーが安全、安心していただけるよう細心の注意をもって感染防止に努めてきました。
このような状況下、当倶楽部におきまして、年度を通して断続的に発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適用による影響、10月に台風によるクローズ、1月と2月には積雪によるクローズがありましたが、トーナメント等の誘致活動、優待制度やビジター割引制度の利用促進など集客対策を講じ、来場者数は前年比7,141名増の34,326名となりました。
営業収益は、特にビジター来場者数が前年同期比4,928名増加したことにより、前年同期に比べ119,971千円(23.5%)増収の630,074千円となりました。
費用の面では、来場者数増加に伴う変動費の増加に加え、トーナメント開催時準備に係る修繕費の増加、エネルギー価格の高騰に伴う物件費の増加があり、営業費用は584,360千円(前年同期比9.0%増)、一般管理費は135,654千円(前年同期比8.0%増)の費用合計720,014千円(前年同期比8.8%増)となり、営業損失は89,940千円(前年同期比61,881千円改善)となりました。
営業外収益は、名義書換手数料の増加により、125,995千円(前年同期比1.2%増)となりました。
その結果、税引前当期純利益は35,529千円となり、5期ぶりの黒字転換を実現しました。
また、総資産合計1,033,632千円に対し、負債合計521,685千円、純資産合計511,946千円であり、財務健全性に支障ない財政状態を維持しているものと判断しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローがその他営業外収益の受取額127,448千円が生じたこと等により101,381千円増加した寄与が大きく、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出11,118千円があったものの、当事業年度中の資金は87,646千円増加し、当事業年度末は406,206千円(前年同期比27.5%増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動の結果、増加資金は101,381千円となり、前年同期比で121,101千円増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11,118千円(前年同期比5,400千円減)となりました。
主な要因は、中古ホイールローダー3,273千円、フェンス土留め工事2,300千円、練習ボール洗浄乾燥機990千円等有形固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,618千円となりました。
コンピューター機器、グリーンモア機に係るリース債務の返済によるものであります。
③(生産・受注及び販売の実績)
当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント関連の記載は省略しております。
a.来場者数
| 期間 | 収容能力 (人) | 種類 | 日・祝日 (人) | 土曜日 (人) | 平日 (人) | 小計 (人) | 合計 (人) | 稼働率 (%) |
| 第69期自 令和2年4月1日至 令和3年3月31日 | 42,700 | メンバー | 5,990 | 2,824 | 6,697 | 15,511 | 27,185 | 63.7 |
| ビジター | 679 | 1,534 | 9,461 | 11,674 | ||||
| 第70期自 令和3年4月1日至 令和4年3月31日 | 42,980 | メンバー | 6,266 | 3,562 | 7,896 | 17,724 | 34,326 | 79.9 |
| ビジター | 991 | 2,608 | 13,003 | 16,602 |
b.ロッジ利用者数
| 期間 | 収容能力 (人) | 種類 | 宿泊者数 (人) | 合計 | 稼働率 (%) | 摘要 |
| 第69期自 令和2年4月1日至 令和3年3月31日 | 10,065 | メンバー | 313 | 1,062 | 10.6 | |
| ビジター | 749 | |||||
| 第70期自 令和3年4月1日至 令和4年3月31日 | 10,131 | メンバー | 467 | 1,712 | 16.9 | |
| ビジター | 1,245 |
(C)最近2期間の収入実績
| 期別 科目 | 第69期自 令和2年4月1日至 令和3年3月31日 | 第70期自 令和3年4月1日至 令和4年3月31日 | |
| 金額(千円) | 金額(千円) | ||
| 1.ゴルフ収入 | 263,270 | 309,260 | |
| 内訳 | 年会費 | 124,450 | 123,140 |
| ロッカーフィ | 6,933 | 7,881 | |
| メンバーフィ | 21,021 | 24,233 | |
| ビジターフィ | 106,286 | 148,955 | |
| 競技参加料 | 4,580 | 5,051 | |
| 2.食堂収入 | 72,937 | 98,158 | |
| 3.その他の収入 | 173,896 | 222,656 | |
| 内訳 | キャディフィ | 101,230 | 127,332 |
| 売店収入 | 5,322 | 7,300 | |
| ロッジ収入 | 3,941 | 6,405 | |
| 厚生費収入 | 13,483 | 17,061 | |
| 施設費 | 43,146 | 54,595 | |
| 雑売上 | 6,280 | 9,380 | |
| 販売手数料 | 493 | 583 | |
| 計 | 510,103 | 630,074 | |
(2)(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。財務諸表の作成に当たっては、決算日における資産・負債の報告数値および偶発資産・負債の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数字に影響を与える見積りについては、過去の実績や状況に応じ、合理的と見られる見積りおよび判断によって行っています。
② 当事業年度の経営成績の分析
コロナ禍による移動自粛及びプレー料金の低廉化が進む厳しい営業環境が続く中ではありましたが、ゴルフがソーシャルディスタンスを保つウィズコロナ時代に適したスポーツとして見直されてきたことや、トーナメント会場誘致効果等により、来場者総数は34,326名で前期比7,141名増加(26.3%増)し、営業収益は630,074千円、前期比119,971千円の増収(23.5%増)となりました。収益面も名義書換手数料等の営業外収益125,995千円で営業損失89,940千円を吸収し、当期純利益は34,906千円と5期振りに黒字転換しました。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
コロナ禍による移動自粛、台風等による倒木被害及び積雪など自然災害によるクローズを要因とする来場者数の減少、プレー料金の低価格競争への追従はゴルフ場共通の成績悪化要因として認識しております。また、当倶楽部特有の要因として、近隣の原子力関連施設の放射能漏れの風評状況は経営成績に影響を及ぼす要因となります。
④ 戦略的現状と見通し
ゴルフがウィズコロナ等に適したスポーツとして認識されてきた中、当倶楽部の経営成績向上を図る策としては、他コースとのプレー低価格競争には一線を画し、トーナメント会場誘致等によりプロやトップアマが認める日本屈指の戦略的難コースとして改めて広報することで品格とプレー価格を維持していくことが重要と考えております。その考えに基づいた営業努力の結果、次事業年度のプロのトーナメントやプロテスト会場等の誘致に結びつきました。今後も同種の競技の誘致を行うとともに、その実績を活用して経営成績向上につなげることに努めます。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当期末資金残高は406,206千円となり、前期比87,646千円増加しております。当該資金を原資として、当社財務健全性を堅持しつつ将来におけるコースメンテナンスに備えることが必要となっております。キャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要、②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在のゴルフ場経営を取巻く事業環境が厳しく、本県内外を問わず来場者数の増加促進が極めて重要であると認識しております。かかる状況認識に基づき、各種イベント開催や潜在的顧客を開発するための営業施策を企画立案の上その実践に尽力しております。
また当社ゴルフ場の提供するサービスやその品質を低下させることなく、諸経費の圧縮に取り組みながら、健全経営の構築に努めております。
なお、本記載において将来に関する事項は当期末時点に拠るものであります。