四半期報告書-第33期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/13 14:02
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日) における世界経済は、一部に回復の兆しも見えたものの新型コロナウイルス感染症における変異種の感染再拡大による経済活動の抑制の中、推移いたしました。引き続き景気後退と世界的な景気回復の遅れが懸念されます。
わが国経済におきましてもこのところ持ち直しの動きがみられましたが、ワクチン接種を促進する中、今後も上記新型コロナウイルス感染症による度重なる緊急事態宣言下において景気は依然として厳しい状況が続くと見込まれます。
情報産業につきましても、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大影響を受け、国内外問わずリモートワークやオンライン教育、またデジタルトランスフォーメーション(DX)の需要が後押しとなり、2021年の世界におけるIT支出額は4兆2,000億ドルと増加の昨年対比8.6%増の伸長を見せ、今後もこうした需要が続くことからビジネス向けソフトウェアに至っては13.2%の成長を予測されております。
セキュリティ業界におきましては、引き続き国家機関などを狙ったサイバー攻撃、企業の機密情報の漏洩の被害、暗号資産の流出などをはじめとする特定の企業や組織を狙う標的型攻撃が数多く見られるほか、IoT環境を狙った新たな脅威として工場などの制御系システムを標的にした暗号化型ランサムウェアや、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延を利用したフィッシング詐欺やリモートミーティングシステムを悪用したマルウェアなども横行しました。このような背景を受け、法人・個人を問わず急速に変化する生活様式に応じ、今後も一層セキュリティ意識が問われる風潮が高まってきております。
このような環境下、当社グループの経営状況は、以下のようなものでありました。
日本地域につきましては、企業向けビジネス及び個人向けビジネス共に好調でした。特に個人向けビジネスはコロナ禍での在宅勤務やオンライン教育の需要を背景に同地域の売上を牽引しました。また、企業向けビジネスにおいてはネットワークセキュリティは低調だったもののエンドポイントセキュリティが伸長しました。その結果、同地域の売上高は37,534百万円(前年同期比8.0%増)と増収となりました。
北米地域につきましては、全体を引き上げるまでにはまだ至っておりませんが、企業向けビジネスにおいてSaaSビジネスが大きく伸長し回復傾向にあります。クラウドセキュリティは伸長したものの、ネットワークセキュリティが不調でした。その結果、同地域の売上高は17,444百万円(前年同期比1.4%減)と微減収となりました。
欧州地域につきましては、企業向けビジネスにおいてはエンドポイントセキュリティを中心に、ネットワークセキュリティやクラウドセキュリティなど全般的に伸張しました。加えて円安の影響もあり、その結果、同地域の売上高は16,560百万円(前年同期比14.8%増)と二桁増収となりました。
アジア・パシフィック地域につきましては、企業向けビジネスにおいてクラウドセキュリティやエンドポイントセキュリティを中心に伸長を見せ、シンガポールや台湾が同地域の売上を牽引し好調でした。加えて円安の影響を受け、その結果、同地域の売上高は16,964百万円(前年同期比16.2%増) と二桁増収となりました。
中南米地域につきましては、企業向けビジネスにおいてクラウドセキュリティが大きく伸長し、加えてネットワークセキュリティ、エンドポイントセキュリティも好調でした。その結果、同地域の売上高は2,824百万円(前年同期比21.5%増)と二桁増収となり全地域において最も高く伸長しました。
その結果、当社グループ全体の当第2四半期連結累計期間における売上高は91,329百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
なお、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大から1年以上が経過したものの変異種による感染再拡大により未だ収束が不透明な状況の下、当社グループにおきましても、事業活動を行っている国内・海外の一部の国・地域では外出制限等を受けているところがあるなど、営業活動において顧客との直接の面談が困難となっていることを中心に、一部影響を受けております。しかしながら当社事業及びサービスは通常稼働をしております。
一方費用につきましては、のれん償却費が大きく減少したことに加えて出張費を含む一般管理費用等も減少しましたが、人員増に伴う人件費やSaaSビジネスの増加に伴うクラウド利用コストが大幅に増加したことにより売上原価並びに販売費及び一般管理費の合計費用は69,213百万円(前年同期比8.5%増)と増加となり、当第2四半期連結累計期間の営業利益は22,115百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
また、当第2四半期連結累計期間の経常利益は為替差損の増加があったものの有価証券売却益があったこと等により22,742百万円(前年同期比11.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16,503百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
当社が重要な経営指標として意識しているPre-GAAP(繰延収益考慮前売上高)ベースの営業利益額は22,896百万円となり、前年同期に比べ2,465百万円増加(前年同期比12.1%増)となりました。これは、先行投資的側面の強い人員増加及びクラウド利用コストは増加したものの、SaaSビジネスなどによりPre-GAAP額がそれ以上に大きく伸長したことによるものです。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の現金及び預金の残高は174,080百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,339百万円増加いたしました。
受取手形及び売掛金や投資有価証券が大幅に減少した一方、現金及び預金並びに有価証券が大きく増加したこと等により、当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ4,314百万円増加の381,015百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、未払消費税や未払法人税等などが減少したものの繰延収益が増加し、前連結会計年度末に比べ314百万円増加の187,654百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、配当金の支払いがあったものの為替換算調整勘定の大幅な増加等により、前連結会計年度末に比べ3,999百万円増加の193,360百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間と比較して、2,432百万円収入が増加して31,371百万円のプラスとなりました。これは主に、売上債権が減少したことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間と比較して、7,747百万円収入が増加して3,978百万円のプラスとなりました。これは主に、有価証券・投資有価証券の売却による収入が増加したことによるものであります。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間と比較して、1,197百万円収入が減少して19,904百万円のマイナスとなりました。これは主に、非支配株主からの払込みによる収入が減少したことなどによるものであります。
これらの増減に現金及び現金同等物に係る換算差額を加えた結果、当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物の残高は196,742百万円となり、前連結会計年度末に比べて22,579百万円増加しました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は、2,516百万円であります。

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