四半期報告書-第24期第1四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)
1. 財政状態の状況
(1) 資産
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて36,749百万円(1.5%減)減少し、2,479,884百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・現金及び現金同等物の主な増減理由は、「3. キャッシュ・フローの状況」に記載しています。
・カード事業の貸付金は、主にクレジットカード事業の取扱高増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・銀行事業の有価証券は、(株)ジャパンネット銀行の資金運用による有価証券の取得・売却等により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・その他の金融資産は、主に投資の取得および株式の公正価値の上昇により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・持分法で会計処理されている投資は、主に投資の取得により前連結会計年度末と比べて増加しました。
(2) 負債
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比べて836百万円(0.1%減)減少し、1,393,910百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・銀行事業の預金は、顧客からの預金の増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・未払法人所得税は、主に法人税等の納付により前連結会計年度末と比べて減少しました。
(3) 資本
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末と比べて35,913百万円(3.2%減)減少し、
1,085,973百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・利益剰余金は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上による増加があったものの、配当金の支払いにより、前連結会計年度末と比べて減少しました。
2. 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、2,318億円と前年同四半期と比べて191億円(9.0%増)増加しました。これは、会計方針の変更に伴う影響があったものの、主に広告売上収益や、アスクルグループの売上収益が増加したこと、ならびに(株)ジャパンネット銀行の子会社化が寄与したことによるものです。
営業利益、税引前四半期利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、売上収益の増加や子会社株式売却益があったものの、販売促進費、人件費および減価償却費及び償却費が増加したことや、前年同四半期にアスクル(株)の保険金収入があったこと等により、前年同期比で減少しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上収益は2,318億円(前年同期比9.0%増)、営業利益は475億円(前年同期比8.9%減)、税引前四半期利益は484億円(前年同期比14.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は326億円(前年同期比9.0%減)となりました。
(1) メディア事業
検索連動型広告の売上収益が、表示デザインの改善や新機能の提供開始により前年同期比で増加したこと等に伴い、広告関連売上収益は前年同期比で増加しました。また、スマートフォン動画広告の売上収益が前年同期比で拡大し、8.5億円となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のメディア事業の売上収益は721億円(前年同期比6.0%増)、営業利益は367億円(前年同期比2.5%増)となり、全売上収益に占める割合は31.1%となりました。
(2) コマース事業
アスクルグループやワイジェイカード(株)における売上収益が増加したことや、「Yahoo!ショッピング」における広告売上収益(※1)が増加したこと等により、コマース事業の売上収益は前年同期比で増加しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のコマース事業の売上収益は1,584億円(前年同期比12.5%増)、営業利益は154億円(前年同期比41.1%減)となり、全売上収益に占める割合は68.3%となりました。
・eコマース取扱高(物販)(※2)は、前年同期比で10%増の4,699億円となりました。
・顧客数の大幅な増加や、ソフトバンク(株)との連携施策等が寄与したこと等により、「Yahoo!ショッピング」、「LOHACO」(※3)、(株)チャームの合計の取扱高が、前年同期比で25%増となりました。
・「Yahoo!プレミアム」会員ID数(※4)はソフトバンク(株)との連携施策等により前年同期比で大幅に増加し、2,043万IDとなりました。
・クレジットカード有効会員数(※5)は、前年同期比で引き続き増加し、490万会員となりました。
(※1) 当社におけるショッピング広告売上収益、バリューコマース(株)が「Yahoo!ショッピング」出店ストアに販売している「Yahoo!ショッピング」の広告商品「ストアマッチ」等の売上収益、「Yahoo!ショッピング」出店ストアが出稿している検索連動型広告、YDN等の売上収益の合計値です。「Yahoo!ショッピング」出店ストアが出稿している検索連動型広告、YDN等の売上収益はメディア事業セグメントの広告売上収益に計上しています。
(※2) 「ヤフオク!」取扱高、ショッピング事業取扱高、アスクル(株)におけるBtoB事業インターネット経由売上収益(20日締め)、その他のeコマース取扱高(物販)を含みます。
(※3) アスクル(株)におけるLOHACO事業の取扱高(20日締め)のことをさします。
(※4) 「Yahoo!プレミアム」会員ID数には、「Yahoo!プレミアム」特典の対象となるソフトバンク会員およびワイモバイル会員等を含みます。IDの重複を除いています。
(※5)「KCカード」、「Yahoo! JAPANカード」、「ソフトバンクカード(おまかせチャージ)」会員を含みます。
3. キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ85,149百万円減少し、783,176百万円となりました。このうち銀行事業に関する日銀預け金は283,848百万円です。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の納付があったものの、主に税引前四半期利益の計上により30,168百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に銀行事業の有価証券の取得・売却等および投資の取得により53,875百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払いにより65,323百万円の支出となりました。
4. 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
5. 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は211百万円です。
6. 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、当社グループおよび当社の従業員数に著しい変動はありません。
7. 主要な設備
(1) 主要な設備の状況
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な変動はありません。
(2) 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。
(1) 資産
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて36,749百万円(1.5%減)減少し、2,479,884百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・現金及び現金同等物の主な増減理由は、「3. キャッシュ・フローの状況」に記載しています。
・カード事業の貸付金は、主にクレジットカード事業の取扱高増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・銀行事業の有価証券は、(株)ジャパンネット銀行の資金運用による有価証券の取得・売却等により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・その他の金融資産は、主に投資の取得および株式の公正価値の上昇により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・持分法で会計処理されている投資は、主に投資の取得により前連結会計年度末と比べて増加しました。
(2) 負債
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比べて836百万円(0.1%減)減少し、1,393,910百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・銀行事業の預金は、顧客からの預金の増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・未払法人所得税は、主に法人税等の納付により前連結会計年度末と比べて減少しました。
(3) 資本
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末と比べて35,913百万円(3.2%減)減少し、
1,085,973百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・利益剰余金は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上による増加があったものの、配当金の支払いにより、前連結会計年度末と比べて減少しました。
2. 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の売上収益は、2,318億円と前年同四半期と比べて191億円(9.0%増)増加しました。これは、会計方針の変更に伴う影響があったものの、主に広告売上収益や、アスクルグループの売上収益が増加したこと、ならびに(株)ジャパンネット銀行の子会社化が寄与したことによるものです。
営業利益、税引前四半期利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、売上収益の増加や子会社株式売却益があったものの、販売促進費、人件費および減価償却費及び償却費が増加したことや、前年同四半期にアスクル(株)の保険金収入があったこと等により、前年同期比で減少しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上収益は2,318億円(前年同期比9.0%増)、営業利益は475億円(前年同期比8.9%減)、税引前四半期利益は484億円(前年同期比14.1%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は326億円(前年同期比9.0%減)となりました。
(1) メディア事業
検索連動型広告の売上収益が、表示デザインの改善や新機能の提供開始により前年同期比で増加したこと等に伴い、広告関連売上収益は前年同期比で増加しました。また、スマートフォン動画広告の売上収益が前年同期比で拡大し、8.5億円となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のメディア事業の売上収益は721億円(前年同期比6.0%増)、営業利益は367億円(前年同期比2.5%増)となり、全売上収益に占める割合は31.1%となりました。
(2) コマース事業
アスクルグループやワイジェイカード(株)における売上収益が増加したことや、「Yahoo!ショッピング」における広告売上収益(※1)が増加したこと等により、コマース事業の売上収益は前年同期比で増加しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のコマース事業の売上収益は1,584億円(前年同期比12.5%増)、営業利益は154億円(前年同期比41.1%減)となり、全売上収益に占める割合は68.3%となりました。
・eコマース取扱高(物販)(※2)は、前年同期比で10%増の4,699億円となりました。
・顧客数の大幅な増加や、ソフトバンク(株)との連携施策等が寄与したこと等により、「Yahoo!ショッピング」、「LOHACO」(※3)、(株)チャームの合計の取扱高が、前年同期比で25%増となりました。
・「Yahoo!プレミアム」会員ID数(※4)はソフトバンク(株)との連携施策等により前年同期比で大幅に増加し、2,043万IDとなりました。
・クレジットカード有効会員数(※5)は、前年同期比で引き続き増加し、490万会員となりました。
(※1) 当社におけるショッピング広告売上収益、バリューコマース(株)が「Yahoo!ショッピング」出店ストアに販売している「Yahoo!ショッピング」の広告商品「ストアマッチ」等の売上収益、「Yahoo!ショッピング」出店ストアが出稿している検索連動型広告、YDN等の売上収益の合計値です。「Yahoo!ショッピング」出店ストアが出稿している検索連動型広告、YDN等の売上収益はメディア事業セグメントの広告売上収益に計上しています。
(※2) 「ヤフオク!」取扱高、ショッピング事業取扱高、アスクル(株)におけるBtoB事業インターネット経由売上収益(20日締め)、その他のeコマース取扱高(物販)を含みます。
(※3) アスクル(株)におけるLOHACO事業の取扱高(20日締め)のことをさします。
(※4) 「Yahoo!プレミアム」会員ID数には、「Yahoo!プレミアム」特典の対象となるソフトバンク会員およびワイモバイル会員等を含みます。IDの重複を除いています。
(※5)「KCカード」、「Yahoo! JAPANカード」、「ソフトバンクカード(おまかせチャージ)」会員を含みます。
3. キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ85,149百万円減少し、783,176百万円となりました。このうち銀行事業に関する日銀預け金は283,848百万円です。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の納付があったものの、主に税引前四半期利益の計上により30,168百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に銀行事業の有価証券の取得・売却等および投資の取得により53,875百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払いにより65,323百万円の支出となりました。
4. 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
5. 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は211百万円です。
6. 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、当社グループおよび当社の従業員数に著しい変動はありません。
7. 主要な設備
(1) 主要な設備の状況
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な変動はありません。
(2) 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。