四半期報告書-第24期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2019/02/13 15:04
【資料】
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【項目】
13項目
1. 財政状態の状況
(1) 資産
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比べて68,575百万円(2.7%減)減少し、2,448,058百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・現金及び現金同等物の主な増減理由は、「3. キャッシュ・フローの状況」に記載しています。
・カード事業の貸付金は、主にクレジットカード事業の取扱高増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・銀行事業の有価証券は、(株)ジャパンネット銀行の資金運用による有価証券の取得・売却等により前連結会計年度末と比べて増加しました。
(2) 負債
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比べて152,937百万円(11.0%増)増加し、1,547,684百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・営業債務及びその他の債務は、主にふるさと納税に係る未払金の増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・銀行事業の預金は、顧客からの預金の増加により前連結会計年度末と比べて増加しました。
・有利子負債は、主に社債の発行により前連結会計年度末と比べて増加しました。
(3) 資本
当第3四半期連結会計期間末の資本合計は、前連結会計年度末と比べて221,513百万円(19.7%減)減少し、
900,373百万円となりました。
主な増減理由は以下のとおりです。
・利益剰余金は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上による増加があったものの、自己株式の消却および配当金の支払いにより、前連結会計年度末と比べて減少しました。
2. 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、7,075億円と前年同期と比べて487億円(7.4%増)増加しました。これは、会計方針の変更に伴う影響があったものの、主に広告売上収益や、アスクルグループの売上収益が増加したこと、ならびに(株)ジャパンネット銀行の子会社化が寄与したことによるものです。
営業利益、税引前四半期利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、売上収益の増加や第1四半期の子会社株式売却益があったものの、販売促進費、減価償却費及び償却費および人件費が増加したことや、前年度第1四半期にアスクル(株)の保険金収入があったこと等により、前年同期比で減少しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上収益は7,075億円(前年同期比7.4%増)、営業利益は1,196億円(前年同期比19.0%減)、税引前四半期利益は1,102億円(前年同期比29.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は701億円(前年同期比32.0%減)となりました。
(1) メディア事業
検索連動型広告の売上収益が、表示デザインの改善や新機能の提供開始により前年同期比で増加したこと等に伴い、広告関連売上収益は前年同期比で増加しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間のメディア事業の売上収益は2,236億円(前年同期比4.9%増)、営業利益は1,085億円(前年同期比4.8%減)となり、全売上収益に占める割合は31.6%となりました。
(2) コマース事業
アスクルグループやワイジェイカード(株)における売上収益が増加したことや、2017年度第4四半期に(株)ジャパンネット銀行を子会社化したことが寄与したことに加え、「Yahoo!ショッピング」における広告売上収益(※1)が増加したこと等により、コマース事業の売上収益は前年同期比で増加しました。なお、eコマース取扱高(物販)(※2)は、前年同期比で8.6%増の1兆4,535億円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のコマース事業の売上収益は4,824億円(前年同期比11.1%増)、営業利益は467億円(前年同期比30.7%減)となり、全売上収益に占める割合は68.2%となりました。
(※1) 当社におけるコマース事業の広告売上収益、バリューコマース(株)が「Yahoo!ショッピング」出店ストアに販売している「Yahoo!ショッピング」の広告商品「ストアマッチ」等の売上収益の合計値です。「Yahoo!ショッピング」出店ストアが出稿している検索連動型広告、YDN等の売上収益はメディア事業セグメントの広告売上収益に計上しています。
(※2) 「Yahoo!官公庁オークション」を含む「ヤフオク!」の取扱高、ショッピング事業取扱高、その他物販取扱高、2015年度第2四半期以降(2015年度第2四半期は1ヶ月相当)のアスクル(株)におけるBtoB事業インターネット経由売上収益(20日締め)を含んでいます。
3. キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ320,000百万円減少し、548,324百万円となりました。このうち銀行事業に関する日銀預け金は274,390百万円です。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の納付があったものの、主に税引前四半期利益の計上により83,016百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に銀行事業の有価証券の取得・売却等および有形固定資産・無形資産の取得により142,199百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に自己株式の取得により264,804百万円の支出となりました。
4. 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
5. 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は822百万円です。
6. 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループおよび当社の従業員数に著しい変動はありません。
7. 主要な設備
(1) 主要な設備の状況
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な変動はありません。
(2) 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。