四半期報告書-第29期第2四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/11/14 13:56
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31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景として設備投資や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、通商問題の動向が世界に与える影響や、世界経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響などにより、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループは既存のお客様からの継続的な受注の確保と新たなソリューションによって新規のお客様の開拓に努めてまいりました。本年8月には、株式交換によって完全子会社とした株式会社OSK日本歌劇団を通じて、当社グループの新たな事業コンセプト「On Digital」を発表しました。「On Digital」は、IoTが急速に普及する環境において、あらゆる情報をデジタル化することによって経済的な付加価値を高め、豊かな社会を実現するとの考えに基づいています。当社グループは、これまでも地図情報や画像解析など、あらゆる分野のデジタル化に取り組んでまいりましたが、今般、このデジタル化技術をさらに拡張し、エンターテインメント分野に応用することで、IoT社会の深層にある潜在的価値の発見に取り組んでまいります。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は1,282百万円(前年同四半期比0.3%増)、営業損失は27百万円(前年同四半期は11百万円の利益)、経常損失は30百万円(前年同四半期は5百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は39百万円(前年同四半期は11百万円の損失)となりました。
当第2四半期連結会計期間において、株式会社OSK日本歌劇団の株式を取得し、同社を連結子会社としたことに伴い、セグメントの区分方法を見直した結果、報告セグメントを従来の「システム受託開発事業」の単一セグメントから、「ソリューション事業」と「エンターテインメント事業」の2区分に変更しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ソリューション事業
好調な業績を背景に企業のIT投資意欲は高く、IoTの活用やセキュリティ対策への関心などからビジネス環境は堅調に推移しております。ケーブルテレビ伝送路システムにおいて圧倒的な国内シェアを維持する自社クラウド製品「Cadixシリーズ」は、予てより要望の高かった海外の需要に応えるため、その拠点となる台湾支店(台北市)を9月に開設しました。また、すでに広く海外に普及しているビッグデータ解析による気象レーダーシステムにおいては、来春の稼働に向けてモーリシャス共和国への導入に着手するなど、海外での取り組みを強化しました。
国内においては、働き方改革が求められるなか、企業にある膨大な定型のパソコン業務を画像認識やAI(人工知能)によって自動化することで、従業員の作業負荷を大幅に軽減することを可能とするRPA製品「WinActor」(注)の販売に注力しました。当社は、同製品における国内初の契約代行会社として、すでに30社を超える企業との間に販売代理店契約を締結しており、その数は今後も増加するものと予測しております。
このように拡大する受注環境の一方で、顧客ニーズに対応できる技術者不足は、IT業界において深刻な問題となっております。このため当社グループは、技術者の育成が急務であると考え、新卒採用を強化し、徹底したOJTやeラーニングを通じて技術者の育成を優先することとしました。このため、人件費や教育に係る費用(合計約40百万円)が先行したことで、一時的に利益を圧迫することとなりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間におけるソリューション事業の売上高は1,250百万円となり、セグメント損失は25百万円となりました。
(注)RPA製品「WinActor」
RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略称で、画像認証をベースとしたルールエンジン(業務上のルール)やAI(人工知能)など認証技術によって、PCの定型操作を自動化する仕組みをいいます。「WinActor」は、NTTグループによって開発された純国産のRPA製品です。
② エンターテインメント事業
当社グループは、株式会社OSK日本歌劇団を子会社化したことで、多様なIoTサービスの実現が加速するものと考えております。観劇者からなるコミュニティーや、歌劇舞台がもたらす空間そのものをソフトウェアプログラムのテスト環境とすることで、検証に要する時間を大幅に短縮できるものと考えております。この環境を最大限活用し、個人認証やブロックチェーンなどを応用した当社独自のIoTサービスの実現に向け取り組んでまいります。
株式会社OSK日本歌劇団は、近鉄アート館において上演された自主公演「My Dear ~OSKミー&マイガール~」において観劇チケットが完売したこと、また、セント・ラファエロチャペル御堂筋において劇団員が華麗なショーを披露する「OSK Revue Café」においても盛況のうちに終演を迎えることができました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間(9月度)におけるエンターテインメント事業の売上高は32百万円、セグメント利益は3百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,606百万円となり、前連結会計年度末に比べて101百万円増加しました。これは主として、現金及び預金が80百万円、受取手形及び売掛金が29百万円それぞれ減少した一方で、のれんが112百万円、無形固定資産その他が32百万円、仕掛品が32百万円、投資その他の資産が23百万円それぞれ増加したことによります。
負債合計は664百万円となり、前連結会計年度末に比べて53百万円増加しました。これは主として、長期借入金が23百万円、短期借入金が19百万円、1年内返済予定の長期借入金13百万円それぞれ減少し、流動負債その他が81百万円、支払手形及び買掛金が40百万円それぞれ増加したことによります。
純資産合計は942百万円となり、前連結会計年度末に比べて47百万円増加しました。これは主として、利益剰余金が39百万円、自己株式が86百万円減少したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ150百万円減少し、505百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は55百万円(前年同四半期は213百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純損失30百万円に、減価償却費14百万円、売上債権の減少額32百万円、たな卸資産の増加額14百万円、仕入債務の増加額28百万円、その他の流動資産の増加額22百万円、その他の流動負債の増加額50百万円等を加減した結果によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は129百万円(前年同四半期は0百万円の支出)となりました。これは、定期預金の預入による支出110百万円、定期預金の払戻による収入40百万円、無形固定資産の取得による支出37百万円、施設利用権の取得による支出20百万円があったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は76百万円(前年同四半期は92百万円の収入)となりました。これは、短期借入金の減少額39百万円、長期借入金の返済による支出37百万円があったこと等によります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は50千円であります。

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