四半期報告書-第20期第3四半期(平成31年2月1日-平成31年4月30日)
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間においては、世界的な政治・経済環境の変動において先行き不透明な状況が続いていることから、日本経済全般に対する中長期的影響について引き続き先行き不透明な状況が続いております。
当社グループは、法人事業において、国内クライアント企業向けRPA(ロボットによる業務自動化)ツール導入のコンサルティング業務が拡大しつつあり、また、コンシューマー事業においては、スマートフォン向け広告収入が比較的堅調に推移しており、売上は前年同期より増加傾向にあります。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,369,516千円(前年同期比26.6%増)、営業損失は、86,826千円(前年同期は、142,887千円の営業損失)、経常損失は、52,502千円(前年同期は、100,294千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、72,989千円(前年同期は、68,463千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の概況は以下の通りです。
(法人事業)
法人事業においては、主に国内の法人クライアントに対するシステムコンサルティングサービスを実施しました。
国内クライアント企業向けRPA(ロボットによる業務自動化)ツールの導入コンサルティング業務が拡大し、当社グループが提供するRPAツール「ipaS」のライセンス数も堅調に拡大しています。その結果、同事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,110,941千円(前年同期比31.8%増)、セグメント利益は、35,949千円(前年同期は、14,573千円のセグメント損失)となりました。
(コンシューマー事業)
コンシューマー事業においては、スマートフォン向け無料提供アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」が2019年1月に累計2,900万ダウンロードを達成し、その後もダウンロード数を拡大しております。スマートフォン向け広告収入が比較的堅調に推移しているほか、2019年より開始した「黒羽麻璃央のワンダーランド」等、実写版シミュレーションゲームの利用が比較的堅調に拡大しております。
コンシューマー事業全体としては、ほぼ前年同期並の実績となりました。その結果、同事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、258,548千円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は、37,102千円(前年同期比9.6%減)となりました。
(その他)
その他においては、前連結会計年度に新設した研究開発部門にて、動画配信及び画像解析等の分野の研究開発を中心とした事業開発を実施しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、26千円(前年同期比61.8%減)、セグメント損失は、16,531千円(前年同期は、26,157千円のセグメント損失)となりました。
なお、売上が発生しておりますが、現段階での研究開発活動における副次的な産物であり、僅少な金額に留まっております。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産の総額は、2,102,417千円(前連結会計年度末比4.3%減)です。
流動資産は、総資産の53.6%に相当する1,126,110千円(前連結会計年度末比12.4%減)です。流動資産の前連結会計年度末からの減少額は、159,838千円となっておりますが、この主要因は、現金及び預金が203,891千円減少したことによるものです。なお、現金及び預金の残高は、763,391千円となっており、依然流動資産の大きな割合を占めております。
固定資産は、総資産の46.4%に相当する976,307千円(前連結会計年度末比7.1%増)です。
有形固定資産は、総資産の2.5%に相当する53,506千円(前連結会計年度末比228.1%増)となっております。大幅な増加となっているのは、事務所増床工事が発生したことによります。無形固定資産は、総資産の0.1%に相当する1,946千円(前連結会計年度末比28.8%減)であり、いずれも僅少な割合となっております。
投資その他の資産は、総資産の43.8%に相当する920,853千円(前連結会計年度末比3.2%増)です。増加の主要因は、投資その他の資産のその他に含まれる敷金が増床により、23,502千円増加したことによるものです。投資その他の資産のその他の内訳として、長期滞留債権が26,650千円計上されておりますが、全額に相当する26,650千円について貸倒引当金が計上済みであるため、貸倒れの確定による多額の追加損失発生の恐れはありません。また、投資有価証券が802,986千円計上されておりますが、このうち785,175千円は時価を有する性質のものです。
② 負債の部
負債の総額は、負債純資産合計の28.0%に相当する589,175千円(前連結会計年度末比3.8%減)です。
流動負債は、負債純資産合計の18.7%に相当する393,766千円(前連結会計年度末比2.5%増)となっております。流動負債の前連結会計年度末からの増加額は、9,587千円となっておりますが、この主要因は、1年内返済予定の長期借入金が50,214千円減少した一方で、流動負債のその他に含まれる未払金が24,070千円増加したこと、預り金が21,821千円増加したこと及び未払費用が9,943千円増加したことによるものです。
固定負債は、負債純資産合計の9.3%に相当する195,408千円(前連結会計年度末比14.5%減)となっております。前連結会計年度末からの減少額は、33,025千円となっており、主に長期借入金が43,717千円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
純資産の総額は、1,513,241千円(前連結会計年度末比4.5%減)であり、自己資本比率は、69.0%と高い水準を維持しております。純資産の前連結会計年度末からの減少額は、71,456千円となっておりますが、この主要因は、非支配株主持分が14,948千円増加した一方で、その他有価証券評価差額金が13,192千円減少したこと及び親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことにより利益剰余金が72,989千円減少したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
主として今後市場の拡大が見込まれる動画配信、画像解析及び人工知能等の分野を中心に研究開発を進め、将来の収益化のためのノウハウを蓄積しております。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は16,558千円となっております。
また、その他にも通常の営業活動の一環として、「ブレインテック(Brain Tech)」や「QRセルフレジ」等の新規事業領域への展開を積極的に行っております。
(1) 経営成績
当第3四半期連結累計期間においては、世界的な政治・経済環境の変動において先行き不透明な状況が続いていることから、日本経済全般に対する中長期的影響について引き続き先行き不透明な状況が続いております。
当社グループは、法人事業において、国内クライアント企業向けRPA(ロボットによる業務自動化)ツール導入のコンサルティング業務が拡大しつつあり、また、コンシューマー事業においては、スマートフォン向け広告収入が比較的堅調に推移しており、売上は前年同期より増加傾向にあります。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,369,516千円(前年同期比26.6%増)、営業損失は、86,826千円(前年同期は、142,887千円の営業損失)、経常損失は、52,502千円(前年同期は、100,294千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、72,989千円(前年同期は、68,463千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメント別の概況は以下の通りです。
(法人事業)
法人事業においては、主に国内の法人クライアントに対するシステムコンサルティングサービスを実施しました。
国内クライアント企業向けRPA(ロボットによる業務自動化)ツールの導入コンサルティング業務が拡大し、当社グループが提供するRPAツール「ipaS」のライセンス数も堅調に拡大しています。その結果、同事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,110,941千円(前年同期比31.8%増)、セグメント利益は、35,949千円(前年同期は、14,573千円のセグメント損失)となりました。
(コンシューマー事業)
コンシューマー事業においては、スマートフォン向け無料提供アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」が2019年1月に累計2,900万ダウンロードを達成し、その後もダウンロード数を拡大しております。スマートフォン向け広告収入が比較的堅調に推移しているほか、2019年より開始した「黒羽麻璃央のワンダーランド」等、実写版シミュレーションゲームの利用が比較的堅調に拡大しております。
コンシューマー事業全体としては、ほぼ前年同期並の実績となりました。その結果、同事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、258,548千円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は、37,102千円(前年同期比9.6%減)となりました。
(その他)
その他においては、前連結会計年度に新設した研究開発部門にて、動画配信及び画像解析等の分野の研究開発を中心とした事業開発を実施しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、26千円(前年同期比61.8%減)、セグメント損失は、16,531千円(前年同期は、26,157千円のセグメント損失)となりました。
なお、売上が発生しておりますが、現段階での研究開発活動における副次的な産物であり、僅少な金額に留まっております。
(2) 財政状態
① 資産の部
資産の総額は、2,102,417千円(前連結会計年度末比4.3%減)です。
流動資産は、総資産の53.6%に相当する1,126,110千円(前連結会計年度末比12.4%減)です。流動資産の前連結会計年度末からの減少額は、159,838千円となっておりますが、この主要因は、現金及び預金が203,891千円減少したことによるものです。なお、現金及び預金の残高は、763,391千円となっており、依然流動資産の大きな割合を占めております。
固定資産は、総資産の46.4%に相当する976,307千円(前連結会計年度末比7.1%増)です。
有形固定資産は、総資産の2.5%に相当する53,506千円(前連結会計年度末比228.1%増)となっております。大幅な増加となっているのは、事務所増床工事が発生したことによります。無形固定資産は、総資産の0.1%に相当する1,946千円(前連結会計年度末比28.8%減)であり、いずれも僅少な割合となっております。
投資その他の資産は、総資産の43.8%に相当する920,853千円(前連結会計年度末比3.2%増)です。増加の主要因は、投資その他の資産のその他に含まれる敷金が増床により、23,502千円増加したことによるものです。投資その他の資産のその他の内訳として、長期滞留債権が26,650千円計上されておりますが、全額に相当する26,650千円について貸倒引当金が計上済みであるため、貸倒れの確定による多額の追加損失発生の恐れはありません。また、投資有価証券が802,986千円計上されておりますが、このうち785,175千円は時価を有する性質のものです。
② 負債の部
負債の総額は、負債純資産合計の28.0%に相当する589,175千円(前連結会計年度末比3.8%減)です。
流動負債は、負債純資産合計の18.7%に相当する393,766千円(前連結会計年度末比2.5%増)となっております。流動負債の前連結会計年度末からの増加額は、9,587千円となっておりますが、この主要因は、1年内返済予定の長期借入金が50,214千円減少した一方で、流動負債のその他に含まれる未払金が24,070千円増加したこと、預り金が21,821千円増加したこと及び未払費用が9,943千円増加したことによるものです。
固定負債は、負債純資産合計の9.3%に相当する195,408千円(前連結会計年度末比14.5%減)となっております。前連結会計年度末からの減少額は、33,025千円となっており、主に長期借入金が43,717千円減少したことによるものです。
③ 純資産の部
純資産の総額は、1,513,241千円(前連結会計年度末比4.5%減)であり、自己資本比率は、69.0%と高い水準を維持しております。純資産の前連結会計年度末からの減少額は、71,456千円となっておりますが、この主要因は、非支配株主持分が14,948千円増加した一方で、その他有価証券評価差額金が13,192千円減少したこと及び親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことにより利益剰余金が72,989千円減少したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
主として今後市場の拡大が見込まれる動画配信、画像解析及び人工知能等の分野を中心に研究開発を進め、将来の収益化のためのノウハウを蓄積しております。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は16,558千円となっております。
また、その他にも通常の営業活動の一環として、「ブレインテック(Brain Tech)」や「QRセルフレジ」等の新規事業領域への展開を積極的に行っております。