四半期報告書-第38期第2四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/05 9:02
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第2四半期の国内経済情勢は、新型コロナウイルス感染症の影響から厳しい状態にありました。個人消費は、飲食、宿泊等のサービス消費は低水準にありますが、全体としては持ち直してきているとみられています。2020年9月以降、大手クレジットカード会社のカードショッピングの取扱高も未だ前年の実績を下回っていますが、月次の対前年比実績は改善の傾向にあります。
今のところ当社の業績は大きな悪影響を受けていませんが、今後、当社の主要な事業領域であるクレジットカード業界の業況が、各社の設備投資の計画に影響を及ぼすことになれば、当社の当期業績予想と中期計画に影響が及ぶ可能性もあります。
カード決済に不可欠な機能を提供するシステムの開発や運用を担う当社は、社会的な使命を正しく認識し、業務を継続するために必要な設備や体制を整備しつつ業務を推進しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、社員等の健康状態の把握を行い、テレワークと時差勤務を実施するほか、内外の出張を制限する等の対策を講じてきました*。
* 2021年1月8日、12日、2月1日に開示したとおり、当社の協力会社の従業員1名と当社の従業員2名が新型コロナウイルス感染症を発症しました。
当社は、主にクレジットカード会社を中心とした顧客に対して、主にクレジットカードの決済処理を完遂するために必要なネットワーク接続やカードの使用認証等の機能をもつFEP(Front End Processing)システムの開発業務を行っています。
例えば、FEPシステムの新規開発に際しては、システムの中核を構成するNET+1(ネットプラスワン)の販売による売上(当社製品)と、技術者がそのパッケージをカスタマイズして顧客の機能要件に合わせる開発業務による売上(システム開発)、開発したソフトウェアを搭載するサーバーの販売による売上(ハードウェア)、ソフトウェアとハードウェアで構成されたシステムの保守業務による売上(保守)のそれぞれが計上されます。
また、企業組織の内部情報漏えいを防ぐ当社製品と、サイバーセキュリティ対策のための他社製品の販売業務を行っています。
当社の当第2四半期業績は、新型コロナウイルス感染症の悪影響は受けていません。
売上高5,247百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益405百万円(前年同期比10.0%増)、経常利益421百万円(前年同期比17.0%増)、四半期純利益285百万円(前年同期比20.5%増)を計上しました。
売上高、営業利益ともに、期初予想と前期実績を上回りました。
金融業界向けの事業について、大手カード会社やシステムベンダ向けにFEPシステムや不正検知システムの更新、既存のシステムの機能追加のためのシステム開発業務やハードウェアの販売を手がけました。
当社が手掛けるシステム開発案件に利用されるサーバー等の販売と、特定の機種のサーバーの置換えの案件によって、ハードウェアの販売は前期実績を上回りました。新規顧客向けの開発案件に利用される他社製品の販売も前期実績を上回りました。クラウドサービス事業も期初計画どおり前期実績を上回っています。システム開発業務の売上高は前期実績を下回りましたが、ほぼ期初計画どおりの実績になりました。
一方で、情報セキュリティ事業については他社製品の販売が奮わず、前期実績を下回りました。
(参考)カテゴリ別売上高 (百万円)
カテゴリ前第2四半期当第2四半期ストック/フロー
システム開発2,5742,437フロー
保守606647ストック
当社製品179209フロー
クラウドサービス390470ストック
ハードウェア680872フロー
他社製品95240フロー
セキュリティ対策製品440369フロー
4,9675,247

(注)各カテゴリについて、定常的に一定規模の売上を計上できる契約形態のものをストックとして表示しています。一方、契約の規模や成立時期が定常的ではないカテゴリをフローとして表示しています。
営業利益は、期初予想と前期実績を上回りました。
金融業界向けの事業について、システム開発業務は計画どおり推移し、不採算の案件はありませんでした。また、ハードウェアと他社製品の販売実績が前期を上回ったため、営業利益は前期実績を上回りました。情報セキュリティ事業については、対前期減収ながら、経費の減少によって損益は前期より改善しています。
前第2四半期は、クラウドサービス事業の大型の新規受注がありましたが、当第2四半期は、同事業に新規の受注はありませんでした。その結果、当期の受注実績は、前期実績を下回りました。また、受注残高は前期を僅かに下回っていますが、当下半期に売上計上する予定のシステム開発業務の受注残高やハードウェア販売の受注残高は前期実績を上回っており、当社の事業は堅調に推移しています。当期末の業績予想に変更はありません。
当下半期は、新型コロナウイルス感染症の影響の下、顧客の都合で売上計上時期が変わる案件が発生するかもしれませんが、通期の業績予想に大きな影響はないものと思われます。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産の残高は、前事業年度末に比べ121百万円減少し、10,430百万円となりました。うち流動資産は、前事業年度末に比べ75百万円増加し、6,456百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金133百万円の減少がありましたが、現金及び預金が99百万円の増加、並びにたな卸資産108百万円の増加があったためです。固定資産は、前事業年度末に比べ196百万円減少し、3,974百万円となりました。これは主に、投資有価証券97百万円の増加がありましたが、有形固定資産29百万円の減少及びソフトウェア等無形固定資産146百万円の減少があったためです。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末に比べ211百万円減少し、3,357百万円となりました。これは主に、未払法人税等52百万円の増加がありましたが、賞与引当金29百万円の減少及び前受金243百万円が減少したためです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べ89百万円増加し、7,073百万円となりました。これは、利益剰余金が22百万円の増加及びその他有価証券評価差額金67百万円の増加があったためです。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物は、3,741百万円(前年同四半期累計期間末は2,498百万円)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、574百万円の収入(前年同四半期累計期間は38百万円の収入)となりました。主な内訳としては、税引前四半期純利益421百万円、減価償却費357百万円の計上、売上債権の増加額110百万円、請負開発に係る仕掛原価を主とするたな卸資産の増加額108百万円があったためです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、195百万円の支出(前年同四半期累計期間は405百万円の支出)となりました。これは主に、販売目的及び自社利用のソフトウェアの構築を主とする無形固定資産の取得による支出164百万円があったためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、278百万円の支出(前年同四半期累計期間は389百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額262百万円があったためです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は30百万円です。
主な内容としては、次世代不正検知システムFARIS(ファリス)におけるスコアリングの実証実験や、フロントシステムの共同化に向けた調査活動を行いました。

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