四半期報告書-第34期第2四半期(令和4年2月1日-令和4年4月30日)

【提出】
2022/06/14 15:24
【資料】
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【項目】
43項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2021年11月1日~2022年4月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの拡大防止策であるワクチン接種普及率の向上効果もあり、一時持ち直しの動きがみられたものの、年明け以降はオミクロン株による感染拡大から多数の地域が、まん延防止等重点措置の対象地域となりました。また、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格や原油価格の高騰が進み、経済活動の先行きが再び不透明な状況となっております。
当社グループが事業を展開するITサービス業界及び金融サービス業界は、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、新たな生活様式が定着していく中で、さらなるデジタルトランスフォーメーションが進むことが予想されます。
このような状況の下、当社グループは、デジタル金融の世界を切り拓くべく、ITサービス事業においては、大手SIer等の既存顧客からの受注の拡大に加え、一次請けの比率向上に努めました。金融サービス事業においては、暗号資産を原資産とした商品の開発・販売や自己勘定による暗号資産の投融資・運用による売上拡大に努めております。
2021年11月、当社及び当社の金融サービス事業に属する子会社の商号を変更いたしました。これは、IT金融企業としてのビジョンを明確化するとともに金融サービス事業の子会社をCAICA(カイカ)ブランドへ統一することで更なる認知度の向上を図ることを目的としております。また、同日付で金融サービス事業の効率的な経営及び事業の早期拡大を目的として、金融サービス事業を統括する中間持株会社として、株式会社カイカフィナンシャルホールディングス(以下、「カイカフィナンシャルホールディングス」といいます。)を会社分割の方法により設立いたしました。
また、2021年12月、当社は子会社のカイカフィナンシャルホールディングスを通じて貸金業を営む株式会社フィスコ・キャピタルの全株式を取得し連結子会社化いたしました。併せて同社の商号を株式会社カイカファイナンスに変更しております。
2022年4月には、株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高めて頂くことを目的として、当社が発行した暗号資産であり、Zaifに上場しているカイカコインを株主優待として進呈することを決議いたしました。当社は今後もカイカコインのサービスの拡充、保有者の拡大、流通の促進を目的に様々な施策を検討・実行していく方針です。
当第2四半期連結累計期間の売上高は3,661百万円(前年同四半期比36.9%増)となりました。これは、株式会社CAICAテクノロジーズ(以下、「CAICAテクノロジーズ」といいます。)におけるシステム開発が堅調であることに加え、株式会社カイカエクスチェンジホールディングス(以下、「カイカエクスチェンジホールディングス」といいます。)、株式会社カイカエクスチェンジ(以下、「カイカエクスチェンジ」といいます。)及び株式会社カイカキャピタル(以下、「カイカキャピタル」といいます。)の連結子会社化による寄与、とりわけカイカキャピタルにおける暗号資産の投融資・運用が好調であり、前年同四半期比で売上高が大幅に増加したことによるものです。
利益面につきましては、営業利益、経常利益ともに黒字転換を達成いたしました。これは主にカイカキャピタルにおける暗号資産の投融資・運用による利益が大きく伸長したことによるものです。カイカ証券株式会社(以下、「カイカ証券」といいます。)における売上高低迷の影響、及びカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルの3社の販売費及び一般管理費の取込等の影響はあったものの、前年同四半期比では大きく改善し、営業利益は64百万円(前年同四半期は営業損失243百万円)、経常利益は59百万円(前年同四半期は経常損失237百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は515百万円(前年同四半期比151.1%増)となりました。これは主に、受取和解金550百万円及び償却債権取立益150百万円を特別利益に計上したことによるものです。
セグメントごとの業績は以下のとおりであります。
1)ITサービス事業
CAICAテクノロジーズは、金融機関向けのシステム開発分野が好調であり、前年同四半期を上回るペースで進捗いたしました。とりわけ、一次請けである保険会社向け案件の売上が拡大しております。また銀行向けの案件も大規模な受注ではないものの、複数の案件を受注いたしました。
非金融向けシステム開発分野は、顧客の事業拡大意欲が強く、IT投資も継続されており、新規案件の引合いを常に確保できている状況であります。
フィンテック関連のシステム開発分野は、決済系のシステム開発案件を安定的に受注できております。また、NFTに関する引合いについては、顧客側がイメージする要望をそのリテラシーに合わせ、如何に具現化するかという作業に多くの営業リソースが費やされているという課題があります。今後は、自社汎用製品をベースとした営業スタイルを確立させることで受注につながるよう努めてまいります。また、ブロックチェーンに関する取り組みとしましては、ジオファーム八幡平と共同で、ブロックチェーンを活用した信頼性の高い産地証明書発行の仕組み開発に着手いたしました。
更に、CAICAテクノロジーズは、Webマーケティングを強化すべく、2022年3月にCAICAテクノロジーズのwebサイトを全面刷新するとともに、各ソリューションのランディングページのリニューアルを行いました。
これらの結果、ITサービス事業の売上高は、2,479百万円(前年同四半期比0.3%減)、営業利益は278百万円(前年同四半期比46.2%増)となりました。
2)金融サービス事業
2021年3月にカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルを連結子会社化したことに伴い、前第3四半期連結会計期間より当該セグメントにカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルの損益を取り込んでおります。
カイカ証券は商品設計、システム開発、安定運用及びリスク管理等の高度な専門知識と経験を持つスタッフを擁し、「投資をもっとお手軽に、もっと面白く」をモットーに投資家の様々なニーズを満たす金融商品を提供しております。これまでの主力サービスであったカバードワラント(eワラント)は、カイカ証券が独自に開発した取引ツール「eワラント・ダイレクト」にて直接販売を継続しておりますが、現在カバードワラント(eワラント)に代わる主力商品として暗号資産を対象とした証券化商品の開発・提供に注力しております。暗号資産を対象とした証券化商品への絞り込み及びコスト削減の観点から2022年4月、証券CFDサービスを終了いたしました。当第2四半期連結累計期間においては、投資家層にマッチした媒体への広告出稿や、eワラントを活用した投資についてのコラム※1掲載など、プロモーション活動による利用者の拡大を図ったほか、暗号資産CFDにおいてビットコイン、イーサリアム共に最小取引数量を変更し、より少額での取引参加を可能とするなど、サービスの向上に取り組みました。しかしながら、前連結会計年度にカバードワラント(eワラント)の取次先である株式会社SBI証券が新規eワラントの銘柄追加を中止したことによる売上高減少の影響を補うには至らず低調に推移いたしました。下期の売上拡大に向け、よりわかりやすく取引ができるよう、5月にeワラントデモトレードにおける「暗号資産トラッカー」の取引画面の刷新を行い、6月にeワラント・ダイレクトにおける「暗号資産トラッカー」の取引画面をリニューアルいたしました。今後は外部取引先の獲得や商品の改善等、販路拡大に向けた取り組みについても強化を図ってまいります。
※1 eWARRANT JOURNAL https://www.ewarrant-sec.jp
カイカエクスチェンジにおける売上高は主に暗号資産交換所Zaifにおける受入手数料や暗号資産売買の損益で構成されております。当第2四半期連結累計期間においては、第1四半期連結会計期間に引き続き、ZaifにおけるUI(ユーザーインタフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)のリニューアルや、大量注文を処理する性能の向上等、次世代システムへの移行を進めました。次世代システムへの移行は計画どおりに進捗しており、順次提供を開始する予定です。なお、当該システム移行に係る開発はCAICAテクノロジーズが担っております。また、現在、Zaifの顧客の獲得や収益拡大を見据え商品ラインナップの拡充を図っており、「Zaifコイン積立」のリニューアル、コスプレトークン(COT)の取扱い開始、暗号資産の大口取引需要に対応するため専用の問合せ窓口「クリプトOTCデスク」の設置を開始しております。これら新サービスが好調なスタートを切ったことにより、第1四半期連結会計期間との比較では、売上高は増加したものの、従来からのサービスにおいては、取引顧客の出来高や新規顧客獲得のペースが鈍化傾向にあり、当第2四半期連結累計期間においては予想値を下回るペースで推移いたしました。今後も引き続き、暗号資産の新規取り扱いや暗号資産の市場の影響を受けにくい新サービス提供の早期実現に努めてまいります。
カイカキャピタルでは、第1四半期連結会計期間に引き続き、暗号資産の投融資・運用を活発に行っております。当第2四半期連結累計期間においては保有暗号資産の売却等により想定を大幅に上回るペースで好調に推移しております。今後も暗号資産の価格の推移を見極め、慎重にトレーディングを行ってまいります。
これらの結果、金融サービス事業の売上高は1,283百万円(前年同四半期比571.7%増)、営業損失は27百万円(前年同四半期は営業損失210百万円)となりました。
※カイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ及びカイカキャピタルは9月決算であることから、当第2四半期連結累計期間は10月~3月の6ヵ月分が損益計算書に連結されております。
② 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は112,837百万円(前連結会計年度比5.2%増)となりました。これは主に利用者暗号資産6,826百万円、自己保有暗号資産994百万円が増加し、預託金1,724百万円が減少したことなどによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における負債は100,657百万円(前連結会計年度比5.0%増)となりました。これは主に預り暗号資産が6,826百万円増加し、預り金が1,552百万円減少したことなどによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は12,179百万円(前連結会計年度比6.9%増)となりました。これは当第2四半期連結累計期間における親会社株主に帰属する四半期純利益515百万円、非支配株主持分186百万円が増加したことなどによるものであります。
以上のとおり、当第2四半期連結会計期間末においては、自己資本比率が10.3%(前連結会計年度末は10.3%)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて232百万円減少し、4,016百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の減少は、2百万円(前年同四半期は795百万円の減少)となりました。主な減少要因としては、自己保有暗号資産の増加994百万円などによるものであり、主な増加要因としては、税金等調整前四半期純利益767百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、164百万円(前年同四半期は97百万円の増加)となりました。主な減少要因としては、無形固定資産の取得による支出162百万円、貸付による支出120百万円などによるものであり、主な増加要因としては、償却債権の回収による収入150百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は、65百万円(前年同四半期は162百万円の減少)となりました。主な減少要因としては、長期借入金の返済による支出90百万円、社債の償還による支出70百万円などによるものであり、主な増加要因としては、株式の発行による収入102百万円などによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費はありません。
(5) 従業員数
① 連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、従業員数に著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第2四半期累計期間において、従業員数に著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績に著しい変動はありません。
(7) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

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