有価証券報告書-第26期(2023/07/01-2024/06/30)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、個人消費やインバウンド需要の回復の動きが見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な国際情勢による資源価格の高騰や円安の継続による物価上昇、地政学的リスクの高まりなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く環境においては、少子高齢化の進行や働き方の多様化の拡大により人手不足が深刻化しており、アウトソーシングの導入を検討する企業が増加しております。また、マンション管理市場においては、新築分譲マンションの供給戸数の先細りが見込まれるものの、マンションストック数は年々増加しており、経年劣化に伴う共用部の修繕工事も増加傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループは引き続き、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画「NEXT STANDARD 2025」を推進しており、2024年6月期においては、受注環境が回復基調にある中、新たなサービスを加えたストックの積み上げによる事業拡大と業務効率化による生産性向上で、アウトソーシング領域の拡大とオペレーションの変革をさらに推し進めてまいりました。また、今後のアウトソーシング業務の安定稼働に向けた取り組みとして、人材の定着・育成や働きやすさの向上を目的にした事業所移転や処遇改善など人的資本への投資を行ってまいりました。
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高はストックの積み上げが計画を下回ったものの、インボイス制度の導入に伴うスポットの手数料収入などが増加したことから83億71百万円(前年同期比0.3%増)となりました。一方、営業利益は事業所移転を実施したことや投資有価証券売却に伴い租税公課が増加したことなどもあり6億53百万円(同24.5%減)、経常利益は投資有価証券を売却したことによる受取配当金の減少で6億53百万円(同27.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失に子会社における固定資産の減損損失1億1百万円を計上したものの、特別利益として投資有価証券売却益22億13百万円を計上したことなどから、17億75百万円(同265.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
<社宅マネジメント事業>
社宅マネジメント事業においては、大手企業向けの新規受注獲得には時間を要しており、計画を下回って推移しているものの、中堅企業に対しては新たな専用サービスの提供により、受注数が徐々に増加しております。また、人事・総務向けBPOサービスが順調に拡大していることやインボイス制度への対応支援としてのスポット収入が増加したことから、売上高は42億79百万円(前年同期比5.3%増)となりました。一方、利益面では、業務工数の増加に伴いオペレーションの人件費が増加したことやアウトソーシング業務の安定稼働に向けた事業所移転に伴う費用が発生したこと等から、営業利益は12億円(同6.1%減)となりました。
過去5年間の決算日現在の社宅のアウトソーシング受託件数の推移は、次のとおりであります。
(注)2024年6月期より「社宅関連業務のアウトソーシング受託件数」にしゃたくさんLiteの受託件数を加えております。なお、2021年6月期より報告セグメントの変更を行うとともに、社宅マネジメント事業におけるKPI(重要業績評価指標)を社宅アウトソーシングの受託件数にBPOサービスの受託件数を加えた「社宅関連業務のアウトソーシング受託件数」に変更しております。また、2020年6月までは、従来の社宅アウトソーシングの受託件数(社宅のアウトソーシングの申込を受けている申込済み件数と既に当社運営中の件数を合算した件数)としております。
<マンションマネジメント事業>
マンションマネジメント事業においては、マンション管理の新規受託における引き合いは引き続き堅調なことから管理戸数は増加しております。また、定期点検を通じた小修繕工事や台風被害等による修繕工事が前期に比べ増加した一方で、不動産の買取再販取引が前期比で減少したことから、売上高は38億8百万円(前年同期比1.0%減)となりました。利益面では、管理委託料の値上げに対し原価の増加が先行していることや、管理員等の欠員を派遣社員等で補ったことも影響し、営業利益は2億49百万円(同14.8%減)となりました。
過去5年間の決算日現在のマンション等管理棟数及び管理戸数は、次のとおりであります。
<インキュベーション事業>
インキュベーション事業においては、新たな基盤事業の創出に向けた複数のサービス開発に注力しておりますが、24時間対応のコールセンターサービスで主要顧客の解約が発生したことから、売上高は2億83百万円(前年同期比34.7%減)、営業損失は5百万円(前期は16百万円の営業利益)となりました。
過去4年間の決算日現在のコールセンターユーザー数は、次のとおりであります。
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ22億69百万円増加し、97億30百万円となりました。これは主に、現金及び預金が25億78百万円増加、その他に含まれる未収還付法人税等が3億94百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ14億47百万円減少し、11億63百万円となりました。これは主に、保有株式の売却等に伴い投資有価証券が16億7百万円減少、ソフトウエア仮勘定が1億62百万円増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ7億47百万円増加し、27億93百万円となりました。これは主に、未払法人税等が6億27百万円増加、営業預り金が1億4百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ3億98百万円減少し、1億92百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が4億2百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ4億71百万円増加し、79億8百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の発生などによる利益剰余金14億28百万円の増加、保有株式の売却に伴いその他有価証券評価差額金が10億円減少したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ25億78百万円増加し、73億16百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果増加した資金は9億57百万円(前連結会計年度は3億36百万円の資金の支出)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益27億71百万円、投資有価証券売却益による減少22億13百万円、法人税等の支払額3億42百万円及び法人税等の還付額3億96百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果増加した資金は19億69百万円(前連結会計年度は2億14百万円の資金の支出)となりました。これは主として、投資有価証券の売却による収入23億79百万円、無形固定資産の取得による支出2億69百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果支出した資金は3億48百万円(前連結会計年度は3億20百万円の資金の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額3億46百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績の分析)
「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
(財政状態の分析)
「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社宅マネジメント事業において、転勤手続きにともなう社宅の賃貸借契約の契約金を顧客企業に代わって当社が一時的に立替払いを行っており、転勤者が集中する異動期等には多額の営業立替金が発生することとなるため、金融機関と当座借越枠を設定し、必要に応じて金融機関からの借入を実施しております。また、その他の事業遂行上の必要な資金や中期経営計画上の事業拡大と生産性向上を目的とした戦略的投資に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フローから安定的に確保し、内部留保の蓄積を基本とした自己資金を中心に賄うこととしております。
一方、今後の事業展開に伴う新たな資金需要が発生した場合には、自己資金に加え、金融機関からの借入も選択の範囲においております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況
当社グループは、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、成長に関する目標数値として「売上高成長率」「営業利益成長率」「1株当たり当期純利益」を、収益効率に関する目標数値として「売上高営業利益率」を、また、資本効率と株主還元に関する目標値として「ROE(株主資本利益率)」「DOE(株主資本配当率)」「TSR(株主総利回り)」をそれぞれ定め、これら指標の向上に注力しておりますが、連結業績の進捗遅れから中期経営計画との乖離が大きくなったことを受け、2023年8月10日付けで2025年6月期の数値目標の見直しを行いました。
なお、中期経営計画に掲げております方針や経営戦略等に変更はありません。
(注)2021年6月期及び2023年6月期の実績値におけるTSR(株主総利回り)は、各年度の5事業年度前の当社株価等を基準とした5年間の状況を記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、個人消費やインバウンド需要の回復の動きが見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、不安定な国際情勢による資源価格の高騰や円安の継続による物価上昇、地政学的リスクの高まりなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く環境においては、少子高齢化の進行や働き方の多様化の拡大により人手不足が深刻化しており、アウトソーシングの導入を検討する企業が増加しております。また、マンション管理市場においては、新築分譲マンションの供給戸数の先細りが見込まれるものの、マンションストック数は年々増加しており、経年劣化に伴う共用部の修繕工事も増加傾向にあります。
このような状況のもと、当社グループは引き続き、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画「NEXT STANDARD 2025」を推進しており、2024年6月期においては、受注環境が回復基調にある中、新たなサービスを加えたストックの積み上げによる事業拡大と業務効率化による生産性向上で、アウトソーシング領域の拡大とオペレーションの変革をさらに推し進めてまいりました。また、今後のアウトソーシング業務の安定稼働に向けた取り組みとして、人材の定着・育成や働きやすさの向上を目的にした事業所移転や処遇改善など人的資本への投資を行ってまいりました。
| 2023年6月期 (百万円) | 2024年6月期 (百万円) | 増減額 (百万円) | 前期比 (%) | |
| 売上高 | 8,347 | 8,371 | 24 | 100.3% |
| 売上総利益 | 2,091 | 1,989 | △101 | 95.2% |
| 営業利益 | 865 | 653 | △211 | 75.5% |
| 経常利益 | 904 | 653 | △250 | 72.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 486 | 1,775 | 1,289 | 365.3% |
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高はストックの積み上げが計画を下回ったものの、インボイス制度の導入に伴うスポットの手数料収入などが増加したことから83億71百万円(前年同期比0.3%増)となりました。一方、営業利益は事業所移転を実施したことや投資有価証券売却に伴い租税公課が増加したことなどもあり6億53百万円(同24.5%減)、経常利益は投資有価証券を売却したことによる受取配当金の減少で6億53百万円(同27.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失に子会社における固定資産の減損損失1億1百万円を計上したものの、特別利益として投資有価証券売却益22億13百万円を計上したことなどから、17億75百万円(同265.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
<社宅マネジメント事業>
| 2023年6月期 (百万円) | 2024年6月期 (百万円) | 前期比 (%) | |
| 売上高 | 4,065 | 4,279 | 105.3% |
| 営業利益 | 1,278 | 1,200 | 93.9% |
社宅マネジメント事業においては、大手企業向けの新規受注獲得には時間を要しており、計画を下回って推移しているものの、中堅企業に対しては新たな専用サービスの提供により、受注数が徐々に増加しております。また、人事・総務向けBPOサービスが順調に拡大していることやインボイス制度への対応支援としてのスポット収入が増加したことから、売上高は42億79百万円(前年同期比5.3%増)となりました。一方、利益面では、業務工数の増加に伴いオペレーションの人件費が増加したことやアウトソーシング業務の安定稼働に向けた事業所移転に伴う費用が発生したこと等から、営業利益は12億円(同6.1%減)となりました。
過去5年間の決算日現在の社宅のアウトソーシング受託件数の推移は、次のとおりであります。
| 決算年月 | 2020年6月 | 2021年6月 | 2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 |
| 受託件数(件) | 227,254 | 287,369 | 270,915 | 284,162 | 292,990 |
(注)2024年6月期より「社宅関連業務のアウトソーシング受託件数」にしゃたくさんLiteの受託件数を加えております。なお、2021年6月期より報告セグメントの変更を行うとともに、社宅マネジメント事業におけるKPI(重要業績評価指標)を社宅アウトソーシングの受託件数にBPOサービスの受託件数を加えた「社宅関連業務のアウトソーシング受託件数」に変更しております。また、2020年6月までは、従来の社宅アウトソーシングの受託件数(社宅のアウトソーシングの申込を受けている申込済み件数と既に当社運営中の件数を合算した件数)としております。
<マンションマネジメント事業>
| 2023年6月期 (百万円) | 2024年6月期 (百万円) | 前期比 (%) | |
| 売上高 | 3,848 | 3,808 | 99.0% |
| 営業利益 | 292 | 249 | 85.2% |
マンションマネジメント事業においては、マンション管理の新規受託における引き合いは引き続き堅調なことから管理戸数は増加しております。また、定期点検を通じた小修繕工事や台風被害等による修繕工事が前期に比べ増加した一方で、不動産の買取再販取引が前期比で減少したことから、売上高は38億8百万円(前年同期比1.0%減)となりました。利益面では、管理委託料の値上げに対し原価の増加が先行していることや、管理員等の欠員を派遣社員等で補ったことも影響し、営業利益は2億49百万円(同14.8%減)となりました。
過去5年間の決算日現在のマンション等管理棟数及び管理戸数は、次のとおりであります。
| 決算年月 | 2020年6月 | 2021年6月 | 2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | |
| 管理棟数(棟) | マンション | 679 | 673 | 673 | 686 | 698 |
| その他 | 285 | 333 | 348 | 372 | 335 | |
| 管理戸数(戸) | マンション | 24,118 | 24,207 | 24,096 | 24,405 | 24,512 |
<インキュベーション事業>
| 2023年6月期 (百万円) | 2024年6月期 (百万円) | 前期比 (%) | |
| 売上高 | 433 | 283 | 65.3% |
| 営業利益又は営業損失(△) | 16 | △5 | - |
インキュベーション事業においては、新たな基盤事業の創出に向けた複数のサービス開発に注力しておりますが、24時間対応のコールセンターサービスで主要顧客の解約が発生したことから、売上高は2億83百万円(前年同期比34.7%減)、営業損失は5百万円(前期は16百万円の営業利益)となりました。
過去4年間の決算日現在のコールセンターユーザー数は、次のとおりであります。
| 決算年月 | 2021年6月 | 2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 |
| ユーザー数(件) | 93,333 | 99,016 | 101,276 | 41,228 |
②財政状態の状況
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ22億69百万円増加し、97億30百万円となりました。これは主に、現金及び預金が25億78百万円増加、その他に含まれる未収還付法人税等が3億94百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ14億47百万円減少し、11億63百万円となりました。これは主に、保有株式の売却等に伴い投資有価証券が16億7百万円減少、ソフトウエア仮勘定が1億62百万円増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ7億47百万円増加し、27億93百万円となりました。これは主に、未払法人税等が6億27百万円増加、営業預り金が1億4百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ3億98百万円減少し、1億92百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が4億2百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ4億71百万円増加し、79億8百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の発生などによる利益剰余金14億28百万円の増加、保有株式の売却に伴いその他有価証券評価差額金が10億円減少したことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ25億78百万円増加し、73億16百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果増加した資金は9億57百万円(前連結会計年度は3億36百万円の資金の支出)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益27億71百万円、投資有価証券売却益による減少22億13百万円、法人税等の支払額3億42百万円及び法人税等の還付額3億96百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果増加した資金は19億69百万円(前連結会計年度は2億14百万円の資金の支出)となりました。これは主として、投資有価証券の売却による収入23億79百万円、無形固定資産の取得による支出2億69百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果支出した資金は3億48百万円(前連結会計年度は3億20百万円の資金の支出)となりました。これは主として、配当金の支払額3億46百万円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) | ||
| 金額(千円) | 前期比(%) | ||
| 社宅管理事務代行 | 4,241,792 | 105.0 | |
| 社宅マネジメント事業 | システム導入 | 38,171 | 159.5 |
| 小計 | 4,279,963 | 105.3 | |
| マンション等施設管理 | 2,561,712 | 100.5 | |
| マンションマネジメント事業 | 修繕工事 | 924,699 | 110.0 |
| その他 | 321,859 | 70.1 | |
| 小計 | 3,808,272 | 99.0 | |
| インキュベーション事業 | 283,129 | 65.3 | |
| 合計 | 8,371,365 | 100.3 | |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(経営成績の分析)
「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。
(財政状態の分析)
「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、社宅マネジメント事業において、転勤手続きにともなう社宅の賃貸借契約の契約金を顧客企業に代わって当社が一時的に立替払いを行っており、転勤者が集中する異動期等には多額の営業立替金が発生することとなるため、金融機関と当座借越枠を設定し、必要に応じて金融機関からの借入を実施しております。また、その他の事業遂行上の必要な資金や中期経営計画上の事業拡大と生産性向上を目的とした戦略的投資に必要な資金は、営業活動によるキャッシュ・フローから安定的に確保し、内部留保の蓄積を基本とした自己資金を中心に賄うこととしております。
一方、今後の事業展開に伴う新たな資金需要が発生した場合には、自己資金に加え、金融機関からの借入も選択の範囲においております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りに関しては、過去の実績や適切な仮定に基づいて合理的な判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
④経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況
当社グループは、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、成長に関する目標数値として「売上高成長率」「営業利益成長率」「1株当たり当期純利益」を、収益効率に関する目標数値として「売上高営業利益率」を、また、資本効率と株主還元に関する目標値として「ROE(株主資本利益率)」「DOE(株主資本配当率)」「TSR(株主総利回り)」をそれぞれ定め、これら指標の向上に注力しておりますが、連結業績の進捗遅れから中期経営計画との乖離が大きくなったことを受け、2023年8月10日付けで2025年6月期の数値目標の見直しを行いました。
なお、中期経営計画に掲げております方針や経営戦略等に変更はありません。
| 2021年6月期 | 2023年6月期 | 2025年6月期 | |
| 実績 | 実績 | 中計目標値 | |
| 売上高 | 8,519百万円 | 8,347百万円 | 10,000百万円 |
| 営業利益 | 836百万円 | 865百万円 | 1,000百万円 |
| 営業利益率 | 9.8% | 10.4% | 10%以上 |
| 1株当たり当期純利益 | 53.84円 | 53.39円 | 70円以上 |
| ROE(株主資本利益率) | 6.7% | 6.6% | 9%以上 |
| DOE(株主資本配当率) | 4.0% | 4.6% | 5.0%以上 |
| TSR(株主総利回り) | 149.6% | 152.1% | 120%以上 |
(注)2021年6月期及び2023年6月期の実績値におけるTSR(株主総利回り)は、各年度の5事業年度前の当社株価等を基準とした5年間の状況を記載しております。