四半期報告書-第27期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による個人消費、企業活動の収縮、雇用環境の悪化等の影響が長期化する中、政府や地方自治体による経済対策等により回復の兆しも見られたものの、未だ新型コロナウイルス感染症の影響により先行きが不透明な状況が続いております。
新型コロナウイルス感染症に伴い、アジア新興国を始めとする諸外国の経済動向、金融資本市場の変動等、世界経済に与える影響は依然不透明であり、不確実性は高く、国内外の先行き景気には留意する必要があります。
当社グループの主要顧客が属する製薬業界においては、大型薬剤の特許切れや薬価制度の変更、ジェネリック医薬品の使用促進などに直面し、製薬企業の営業環境は、依然として厳しい状況が続いております。そのため、製薬企業は、新薬の研究開発や営業・適正普及活動において、さらなる生産性向上を求めております。また上市される新薬の中心が、スペシャルティ医薬品になるなかで、製薬企業はスペシャルティ医薬品に合った新たな適正普及支援を必要としております。
なお、当社グループでは、長期化する新型コロナウイルス感染症対策として、引き続きリモートワークの実施、顧客との商談、セミナー等についてもオンラインで実施いたしました。また、製薬企業はMRの医療機関への訪問自粛が続いている背景から、医薬営業支援サービスの各既存サービスのニーズが高まり、受注が増加する要因となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高5,635百万円(前年同四半期比76.9%増)、売上総利益3,933百万円(前年同四半期比76.5%増)、営業利益2,013百万円(前年同四半期比94.3%増)、経常利益2,031百万円(前年同四半期比96.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,388百万円(前年同四半期比145.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
a .医薬DX事業
当事業においては、既存サービスの販売体制強化などの取り組みを進めるなか、医薬DX事業の売上高は4,879百万円(前年同四半期比76.1%増)、営業利益は2,723百万円(前年同四半期比81.6%増)となりました。
b .メディカルプラットフォーム事業
当事業においては、医師向け教育コンテンツ「ケアネットDVD」及び「その他」の売上高は19百万円(前年同四半期比30.6%減)、医療教育動画サービス「CareNeTV」の売上高は253百万円(前年同四半期比18.3%増)となりました。
この結果、メディカルプラットフォーム事業の売上高は272百万円(前年同四半期比12.6%増)、営業利益は44百万円(前年同四半期比5.3%減)となりました。
c .連結グロース事業
当事業においては、新規事業の開発及び積極投資を進めるなか、主に第1四半期連結会計期間において株式会社アドメディカを連結の範囲に含めた影響に伴い、連結グロース事業の売上高は563百万円(前年同四半期比215.4%増)、営業利益は41百万円(前年同四半期は営業損失17百万円)となりました。
また、医師・医療従事者向け医療専門サイト「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」においては、医師会員獲得及び維持を目的に、前期に引き続き積極的に投資を行っております。これにより、当第3四半期連結会計期間末の医師会員数は19万1千人(前年同四半期比11.0%増)となりました。
②財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,087百万円増加の8,407百万円となりました。
流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2,890百万円増加の7,216百万円となりました。これは主に、現金及び預金3,288百万円の増加、受取手形及び売掛金361百万円の減少によるものであります。
また、固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ197百万円増加の1,190百万円となりました。これは主に、投資その他の資産95百万円、有形固定資産79百万円、のれん30百万円の増加によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ525百万円減少の1,708百万円となりました。
流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ525百万円減少の1,683百万円となりました。これは主に、役員賞与引当金220百万円、未払法人税等181百万円の減少によるものであります。
また、固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ0百万円増加の24百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ3,613百万円増加の6,698百万円となりました。これは主に、資本剰余金1,476百万円、利益剰余金1,305百万円、資本金1,189百万円の増加、自己株式288百万円の増加に伴う株主資本の減少によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による個人消費、企業活動の収縮、雇用環境の悪化等の影響が長期化する中、政府や地方自治体による経済対策等により回復の兆しも見られたものの、未だ新型コロナウイルス感染症の影響により先行きが不透明な状況が続いております。
新型コロナウイルス感染症に伴い、アジア新興国を始めとする諸外国の経済動向、金融資本市場の変動等、世界経済に与える影響は依然不透明であり、不確実性は高く、国内外の先行き景気には留意する必要があります。
当社グループの主要顧客が属する製薬業界においては、大型薬剤の特許切れや薬価制度の変更、ジェネリック医薬品の使用促進などに直面し、製薬企業の営業環境は、依然として厳しい状況が続いております。そのため、製薬企業は、新薬の研究開発や営業・適正普及活動において、さらなる生産性向上を求めております。また上市される新薬の中心が、スペシャルティ医薬品になるなかで、製薬企業はスペシャルティ医薬品に合った新たな適正普及支援を必要としております。
なお、当社グループでは、長期化する新型コロナウイルス感染症対策として、引き続きリモートワークの実施、顧客との商談、セミナー等についてもオンラインで実施いたしました。また、製薬企業はMRの医療機関への訪問自粛が続いている背景から、医薬営業支援サービスの各既存サービスのニーズが高まり、受注が増加する要因となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間においては、売上高5,635百万円(前年同四半期比76.9%増)、売上総利益3,933百万円(前年同四半期比76.5%増)、営業利益2,013百万円(前年同四半期比94.3%増)、経常利益2,031百万円(前年同四半期比96.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,388百万円(前年同四半期比145.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。
a .医薬DX事業
当事業においては、既存サービスの販売体制強化などの取り組みを進めるなか、医薬DX事業の売上高は4,879百万円(前年同四半期比76.1%増)、営業利益は2,723百万円(前年同四半期比81.6%増)となりました。
b .メディカルプラットフォーム事業
当事業においては、医師向け教育コンテンツ「ケアネットDVD」及び「その他」の売上高は19百万円(前年同四半期比30.6%減)、医療教育動画サービス「CareNeTV」の売上高は253百万円(前年同四半期比18.3%増)となりました。
この結果、メディカルプラットフォーム事業の売上高は272百万円(前年同四半期比12.6%増)、営業利益は44百万円(前年同四半期比5.3%減)となりました。
c .連結グロース事業
当事業においては、新規事業の開発及び積極投資を進めるなか、主に第1四半期連結会計期間において株式会社アドメディカを連結の範囲に含めた影響に伴い、連結グロース事業の売上高は563百万円(前年同四半期比215.4%増)、営業利益は41百万円(前年同四半期は営業損失17百万円)となりました。
また、医師・医療従事者向け医療専門サイト「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」においては、医師会員獲得及び維持を目的に、前期に引き続き積極的に投資を行っております。これにより、当第3四半期連結会計期間末の医師会員数は19万1千人(前年同四半期比11.0%増)となりました。
②財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,087百万円増加の8,407百万円となりました。
流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2,890百万円増加の7,216百万円となりました。これは主に、現金及び預金3,288百万円の増加、受取手形及び売掛金361百万円の減少によるものであります。
また、固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ197百万円増加の1,190百万円となりました。これは主に、投資その他の資産95百万円、有形固定資産79百万円、のれん30百万円の増加によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ525百万円減少の1,708百万円となりました。
流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ525百万円減少の1,683百万円となりました。これは主に、役員賞与引当金220百万円、未払法人税等181百万円の減少によるものであります。
また、固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ0百万円増加の24百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ3,613百万円増加の6,698百万円となりました。これは主に、資本剰余金1,476百万円、利益剰余金1,305百万円、資本金1,189百万円の増加、自己株式288百万円の増加に伴う株主資本の減少によるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。