有価証券報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/17 14:00
【資料】
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【項目】
183項目
(経営成績等の状況の概要)
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績の状況
① 売上高
当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績につきましては、売上高は米国生産拠点の2直生産が通期で寄与したこと及び邦貨換算影響等により、前連結会計年度と比べ9,541百万円(6.0%)増加の168,561百万円となりました。
② 売上原価、営業利益
当連結会計年度の営業利益は、メキシコペソとアメリカドルとの為替影響によるマイナスはありましたが、コスト改善活動、減価償却費等の減少等により、前連結会計年度と比べ1,314百万円(15.1%)増加の10,004百万円となりました。
③ 営業外損益、経常利益
当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度と比べ912百万円(10.4%)増加の9,688百万円となりました。
④ 特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ715百万円(12.4%)増加の6,498百万円となりました。
(2)財政状態の状況
① 資産
当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ6,670百万円(4.1%)減少し、154,554百万円となりました。主な要因は、建設仮勘定が増加した一方で、現金及び預金並びに機械装置及び運搬具が減少したことによるものであります。
② 負債
負債は、前連結会計年度に比べ13,365百万円(17.1%)減少し、64,605百万円となりました。主な要因は、未払金並びに支払手形及び買掛金が増加した一方で、長期借入金が減少したことによるものであります。
③ 純資産
純資産は、前連結会計年度に比べ6,695百万円(8.0%)増加し、89,949百万円となりました。主な要因は、利益剰余金及び為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。
この結果、1株当たり純資産額は、前連結会計年度に比べ92円54銭増加の1,227円65銭に、自己資本比率は、前連結会計年度の50.1%から6.4ポイント上昇の56.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して8,123百万円(25.3%)減少し、23,999百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、16,783百万円の収入(前連結会計年度は20,372百万円の収入)となりました。主な要因は、法人税等の支払額3,861百万円があった一方で、減価償却費10,998百万円及び税金等調整前当期純利益9,543百万円の計上によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、7,582百万円の支出(前連結会計年度は1,593百万円の収入)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出7,369百万円によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、18,348百万円の支出(前連結会計年度は8,801百万円の支出)となりました。主な要因は、グループ全体の効率的な資金活用を進めた結果による、長期借入金の返済13,266百万円であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
当社は取引先の生産順序どおりに生産納入する方式を採用しており、確定受注は主に納期直前であることから、生産実績及び受注実績は、販売実績と重要な相違はないため記載は省略しております。
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
販売高(百万円)前年同期比(%)
日 本103,7910.5
中米・北米46,30821.3
ア セ ア ン10,807△9.7
中国・韓国7,65437.2
合 計168,5616.0

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
当連結会計年度
(自 2024年4月1日
至 2025年3月31日)
販売高(百万円)割合(%)販売高(百万円)割合(%)
マツダ株式会社79,94750.380,01147.5
Mazda Motor Manufacturing de Mexico, S.A. de C.V.37,90223.826,19115.5
ダイハツ工業株式会社7,6754.87,9654.7


(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度(2024年4月1日~2025年3月31日)の世界経済は、地政学リスクによる資源価格の高止まりや世界的なインフレの進行など不透明な状況が続きました。
当社グループの主要事業である自動車部品事業においては、環境面への対応としてサーキュラーエコノミーへの取り組みや自動車の電動化が着実に進んでおり、中国・東南アジアでの中国の新興メーカーの躍進、また、米国の政策動向など、急激な環境変化に直面しております。
このような状況の中、当社グループは中期経営計画の4つの経営戦略を推進してまいりました。
顧客戦略においては、自動車OEMやティア1メーカーに幅広くアプローチを行い、世界初の透過加飾技術を活用した新たな製品や電動車向けの高電圧バスバーの受注に繋げました。
商品戦略では、樹脂の循環サイクルを実現させるための技術開発を完了し、既存技術を進化させた電動車向けの製品についても商品化を実現いたしました。
ものづくり戦略では、品質と収益力の向上を目指したスマートファクトリーを実現するために、全自働化や無停止生産、不良ゼロの工程づくりを進めております。
経営基盤戦略では、多様な人材が、能力を開発しつつ、持てる能力を最大限に発揮できるよう人的資本経営と、DXによる経営の効率化に取り組んでおります。
当社グループは引き続き、事業環境の変化を企業体質変革のチャンスとするべく、4つの経営戦略の施策と実行タイミング、スピードの見直しを進め、厳しい事業環境の中でも、市場優位性を確保できるように技術革新と効率化を同時に追求してまいります。
当連結会計年度の連結業績につきましては、売上高は米国生産拠点の2直生産が通期で寄与したこと及び邦貨換算影響等により、前連結会計年度と比べ9,541百万円(6.0%)増加の168,561百万円となりました。営業利益はメキシコペソとアメリカドルとの為替影響によるマイナスはありましたが、コスト改善活動、減価償却費等の減少等により、前連結会計年度と比べ1,314百万円(15.1%)増加の10,004百万円となりました。経常利益は、前連結会計年度と比べ912百万円(10.4%)増加の9,688百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ715百万円(12.4%)増加の6,498百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(日本)
日本では、主要顧客の生産台数は減少しましたが金型売上とその他売上の増加により、売上高は前連結会計年度と比べ823百万円(0.8%)増加の108,855百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、コスト改善活動、減価償却費等の減少等により、前連結会計年度と比べ2,083百万円(44.2%)増加の6,797百万円となりました。
(中米・北米)
中米・北米では、米国生産拠点の2直生産が通期で寄与したこと及び邦貨換算影響により、売上高は前連結会計年度と比べ8,134百万円(21.3%)増加の46,336百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、その他売上の減少及びメキシコペソとアメリカドルとの為替影響等により、前連結会計年度と比べ739百万円(20.0%)減少の2,957百万円となりました。
(アセアン)
アセアンでは、タイ、インドネシアともに顧客生産台数が減少したことにより、売上高は前連結会計年度と比べ1,310百万円(10.6%)減少の11,044百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、減収影響等により、前連結会計年度と比べ198百万円(26.7%)減少の544百万円となりました。
(中国・韓国)
中国・韓国では、現地顧客への製品売上、金型売上の増加と邦貨換算影響により、売上高は前連結会計年度と比べ1,687百万円(22.5%)増加の9,185百万円となりました。セグメント損益(営業損益)は98百万円の損失(前連結会計年度は352百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要につきましては、主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金により賄っておりますが、一部の設備投資についてはリースにより調達しております。今後の重要な資本的支出の予定及びその調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比較して8,123百万円(25.3%)減少し、23,999百万円となりました。これは当社グループの支払債務及び投資活動を勘案しつつ、適正な流動性を確保するために資金の調達・運用を行ったものであります。
(3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(4) 経営者の問題意識と今後の方針
当社グループは、対処すべき課題に記載のとおり、長期ビジョンと2027年度を最終年度とする中期経営計画を推進しております。また、急速な事業環境変化を企業体質変革のチャンスと捉え、中期経営計画で策定いたしました4つの経営戦略の施策と実行タイミング、スピードの見直しを進め、厳しい事業環境の中でも、持続的成長が果たせるよう商品主導の成長と経営の効率化を進めてまいります。

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