四半期報告書-第29期第2四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 13:07
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
① 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善傾向が続き緩やかな回復基調にあった一方で、米中間の貿易摩擦拡大や中国経済の景気減速への懸念など、世界経済の先行きの不透明な状況が続きました。外食業界におきましても、消費者のマインドは弱含みの状況が続き、原材料価格や物流費の上昇、長引く人手不足に伴う人件費の上昇など、依然として厳しい事業環境が続いております。
このような状況下、当社グループでは、主力である築地銀だこ事業に経営資源を集中させる戦略を継続しております。
主力ブランドの「築地銀だこ」においては、継続的なキャンペーンや期間限定の新商品発売などが奏功し、既存店前年同月比は毎月100.0%以上を達成し、好調な推移でありました。銀だこ酒場業態においても積極的な出店に取り組みました。銀だこハイボール酒場、銀だこ大衆酒場、ギンダコ横丁スタイルと立地に合わせた出店により、当第2四半期連結会計期間だけで7店の出店を行い、また新たな酒場業態としておでん業態「おでん屋たけし」を4月25日に池袋西口にオープンいたしました。昨年10月にグループ入りしたお好み焼業態の「ごっつい」も、5月15日に蒲田西口店を開店いたしました。「銀だこハイボール酒場 蒲田西口店」の2階及び3階を改装し、グループ業態のジョイント出店となりました。なお、銀だこ酒場業態の成長スピードを上げること、競争力を高めることを目的に、4月1日付で新設分割による分社化を行い、株式会社ギンダコスピリッツを設立いたしました。
製販事業においては、前期から開始した大手コンビニエンスストアでの冷凍たこ焼の販売が順調に拡大いたしました。
海外事業においては、当第2四半期連結会計期間においてインドネシア2店、マレーシア2店の計4店舗を出店し、ASEANでの出店が加速しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は16,011百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は858百万円(前年同期比101.2%増)、経常利益は831百万円(前年同期比118.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は470百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失94百万円)となりました。
② 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較して257百万円増加し16,718百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が382百万円、たな卸資産が485百万円、建物及び構築物が220百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が868百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して168百万円減少し12,616百万円となりました。その主な要因は、短期借入金が1,110百万円増加した一方、長期借入金が480百万円、未払金が759百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して426百万円増加し、4,101百万円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益470百万円の計上による利益剰余金の増加等によるものです。
③ キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の期末残高(以下「資金」という)は382百万円増加し、2,026百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は790百万円(前年同四半期は1,700百万円の増加)であります。この増加は主に税金等調整前四半期純利益778百万円、減価償却費478百万円、売上債権の減少860百万円があった一方で、たな卸資産の増加486百万円と未払金の減少512百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は1,048百万円(前年同四半期は792百万円の減少)であります。この減少は主に有形固定資産の取得による支出985百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、増加した資金は636百万円(前年同四半期は1,144百万円の減少)であります。この増加は主に短期借入金の純増加額1,110百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出441百万円があったことによるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。