四半期報告書-第13期第3四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)

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2020/07/13 10:01
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文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
① 経営成績の分析
当社グループは、BtoB市場において主軸事業である音楽配信サービスの提供先である業務店を始め、ホテル・病院・ゴルフ場や中小オフィスといった様々な顧客が当社グループにとっての最大の資産であると考えております。
これらを最大限に活用するとともに、「店舗サービス事業」、「通信事業」、「業務用システム事業」、「コンテンツ配信事業」、「エネルギー事業」、「メディア事業」の6セグメントにおける様々な顧客ニーズ・課題をワンストップで解決するソリューション提供企業としての地位を更に確固たるものとするための取り組みに注力しております。
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言に伴う経済活動自粛により一部顧客先の店舗・商業施設等が休業するなど、その影響を受けております。
このような状況下、当社グループでは、『声で広げる!ソーシャルディスタンスプロジェクト』として新型コロナウイルス感染防止メッセージを全国の病院・スーパー・飲食店等へ無償提供いたしました。また、飲食店向けのテイクアウト・デリバリー応援、休業中店舗の防犯対策として店舗向けクラウドカメラサービスの無償提供、電話転送サービスを提供しております。更に、失業や就業機会を失った外国人支援のための外国人材総合支援サービスの人材紹介料の無料化やスマートフォンによるオンライン授業の視聴や教材のダウンロードのためのMVNOサービスのデータチャージ料金の無償化、動画配信サービスによる無観客ライブ配信インフラの無償提供を行うなど、当社グループならではのサービスにより当社顧客を始めとする幅広い業務店や利用者の方々を応援するとともに、引き続き顧客の利便性向上のため店舗向けIoTを始めとする新たなサービスラインナップの充実にも取り組んでまいりました。
また、コンテンツ配信事業の映像配信サービスにおいては、コロナ禍による需要の高まりも受け引き続きニーズが広がりをみせていることから一層のサービス拡充に取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高143,429百万円(前年同四半期比11.7%増)、営業利益8,418百万円(前年同四半期比35.8%増)、経常利益7,373百万円(前年同四半期比39.7%増)、また親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては3,190百万円(前年同四半期比29.0%増)となりました。
当社グループの各セグメント別の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)及び営業利益は以下のとおりであります。
<店舗サービス事業>店舗サービス事業は、連結子会社の㈱USEN、キャンシステム㈱、㈱ユーズミュージック、㈱USENテクノサービスが運営しており、音楽配信を始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工、音楽著作権の管理・開発等を行っております。
店舗サービス事業は、当社グループの事業の主軸であり、その安定的な収益基盤を軸に、店舗のIoT市場の開拓を積極的に進めていく方針であります。このため、特に、業務店向け市場において顧客との取引の維持拡大、新規顧客の獲得及びブランド力の向上に取り組んでまいりました。
業務店・チェーン店向けには、店舗及び商業施設向けサービスのラインナップの充実を企図し、音楽配信サービスやIoTサービスを中心に開業支援や事業環境の構築から集客・販売促進までトータル的なソリューションの提供やサポートを提案してまいりました。
2020年4月の民法改正により賃貸借契約に係る連帯保証人の要件が厳しくなったことを受けて、開業支援の一環として「テナント家賃保証サービス」を開始いたしました。また、LINE㈱との業務提携により飲食店向けタブレットPOSレジ「UレジFOOD」とお店検索・注文・事前決済までLINEで完結できるテイクアウトサービス「LINEポケオ」とのシステム・営業連携を開始いたしました。
なお、顧客先である店舗・商業施設等の新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言に伴う休業等により影響を受けております。
その結果、店舗サービス事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は39,482百万円(前年同四半期比10.7%増)、営業利益は7,053百万円(前年同四半期比10.3%増)となりました。
<通信事業>通信事業は、連結子会社の㈱USEN NETWORKS、 ㈱U-NEXT、 ㈱USEN ICT Solutions、 ㈱USEN Smart Works、 ㈱USEN-NEXT LIVING PARTNERS、 ㈱U-MX、 ㈱Next Innovation、 Y.U-mobile㈱が運営しており、 ブロードバンドインターネット回線の販売代理店やオフィスのICT環境構築の提案・販売、 MVNOサービス「U-mobile」のほか、 個人向けブロードバンドインターネット回線の提供・販売を行っております。
ブロードバンドインターネット回線の販売代理は、小規模事業者向けを中心とした新規獲得活動が引き続き堅調に推移しており、ワンショット型手数料獲得となる代理店事業から自社のサービス提供による契約回線等の獲得も順調に推移しており、ランニング売上の拡大による収益の安定化へのシフトを図っております。
また、オフィスのICT環境構築においては、「USEN GATE 02」ブランドによるネットワーク関連サービス、社内ネットワーク内のIT資産の管理・監視サービスやクラウドサービス、データセンターサービス等を手掛けており、更に、オフィスで働く従業員のための音楽放送「Sound Design for OFFICE」も併せて提案するなど、オフィスに特化して、顧客ニーズにマッチした業務環境改善を提案するとともに、オフィスのICT環境構築をワンストップで提供可能な体制作りに取り組んでおります。
㈱USEN Smart Worksでは、オフィスにおける従業員の働き方をサポートするため、様々なクラウドサービスを取りそろえて企業に提供しており、導入後のきめ細やかな対応にも留意いたしております。
また、企業でのリモートワークやオンライン会議等の導入ニーズの高まりを受けて、これらの取り込みにも注力しております。
その結果、通信事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は32,442百万円(前年同四半期比8.8%増)、営業利益は3,034百万円(前年同四半期比30.4%増)となりました。
<業務用システム事業>業務用システム事業は、連結子会社の㈱アルメックスが運営しており、ホテル・病院・ゴルフ場等の業務管理システム及び自動精算機の開発・製造・販売を行っております。
ホテル市場においては、東京オリンピックの開催、来日外国人の増加等を受けてホテル数の増加による競争激化や人手不足によるコストアップや補完への対応が急務となり、ホテルへのITソリューションの導入ニーズが益々高まりを見せております。ホテル管理システムや自動精算機等の導入のニーズが高いことから、新商品の市場投入や提案型営業の強化により顧客ニーズを捕捉し、市場浸透率の向上とシェアの拡大に継続的に取り組んでまいりました。
また、病院においては、長年培ったテクノロジーと知見を集大成し、人工知能を使った顔認証・保険証確認機能搭載の次世代型キオスクを市場投入・拡販するとともに、クリニック向け精算機の市場投入により、今迄総合病院を中心とした機器導入による省人化・省力化がクリニック・歯科等の小規模な病院においても実現することが可能となり、機器導入ニーズが高まってきております。
更に、アミューズメント業界においても顧客の経営効率化とサービスの向上を目的として、アミューズメント施設向け自動精算機の導入が始まっており、今後需要が広がることが期待されます。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大により、来日外国人の減少、東京オリンピックの開催延期、緊急事態宣言に伴う顧客先施設等が休業を余儀なくされ、また、病院では新型コロナウイルスの罹患者への対応をはじめ、その他治療が必要な患者への対応が急務であるなどの事情により、本来利便性向上、省人化のために予定していた機器導入が計画どおり進捗しないなどの影響を受けております。
その結果、業務用システム事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は15,871百万円(前年同四半期比7.7%増)、営業利益は2,943百万円(前年同四半期比17.1%増)となりました。
<コンテンツ配信事業>コンテンツ配信事業は、連結子会社の㈱U-NEXT、㈱TACT(旧㈱U-NEXTマーケティング)が運営しており、映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売を行っております。
映像配信サービスの市場が活性化する中、引き続きユーザーエクスペリエンスの改良、コンテンツの拡充、マーケットの開拓を進めております。
「U-NEXT」では、新型コロナ感染拡大による「巣ごもり」需要の高まりにより契約者数は順調に推移しております。更に、定期的なTVCMの放映によって認知度が更に向上させ、持続的なサービス拡充につなげて参りますが、顧客獲得に伴うWEB手数料やTVCM放映費用も生じております。また、コンテンツの拡充においては、着実にあらゆるジャンルにおいてラインナップを拡大した結果、2020年5月の集計で配信本数が20万本を突破し、見放題作品数も18万本に到達するなど、引き続き見放題作品数No.1となっております(GEM Partners㈱調べ)。更に、電子書籍も57万冊を超え、1つのアプリで「観る」「読む」をシームレスで楽しめるサービスとして進化を続けております。
更に、デバイス戦略においては、パナソニック㈱から発売されているブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」への対応を開始し、大画面で「U-NEXT」をお楽しみ頂けるようになりました。この点も契約者数の伸長に寄与しております。
㈱TACTにおいては、2020年1月から新たにAIを用いてユーザーからの問い合わせに対して高品質な会話で適切な回答を自動応答する自動応答チャットボットサービス「AIコンシェルジュ」の提供を開始いたしました。
5月には、テレワークや在宅勤務を推進するため「AIコンシェルジュ」を活用して、企業や組織、団体などの代表番号への問い合わせを自動的に受け付け、その内容を文字化して社員などへ連携するサービスを開始いたしました。
その結果、コンテンツ配信事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は32,431百万円(前年同四半期比33.0%増)、営業損失は43百万円(前年同期は営業利益23百万円)となりました。
<エネルギー事業>エネルギー事業は、連結子会社の㈱USENが運営しております。エネルギー事業では、業務店の店舗や建物並びに商業施設向けサービスラインナップの一環として取り組んでおり、高圧・低圧電力やガス、省エネサービスを中心に販売を進めてまいりました。
当第3四半期においては、高圧・低圧の全体供給契約数は純増となりましたが、高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力の相対的な低下により供給契約数が微減に転じており、契約者の獲得を継続する一方で、事業スキームの見直しを含めた抜本的な改革を行い、安定的な黒字化を目指してまいります。
なお、当該事業については、緊急事態宣言に伴う経済活動自粛の影響で顧客先店舗・商業施設等の休業等による電気消費量減少の影響を受けております。
その結果、エネルギー事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は21,925百万円(前年同四半期比1.9%増)、営業利益は79百万円(前年同期は営業損失399百万円)となりました。
<メディア事業>メディア事業は、連結子会社の㈱USEN Mediaが運営しており、飲食店向け集客支援サービス「ヒトサラ」やウェディングメディア・イベントへの出展、ビューティーマーケット向けのWEBマガジン、フリーマガジンの発行等を展開しております。
「ヒトサラ」は、料理人(ヒト)と料理(サラ)にフォーカスしたグルメレストラン情報メディアで、関連する書籍の出版等、競合他社との差別化によるメディア力の強化を積極的に進めております。
「ヒトサラ」では、緊急事態宣言に伴う経済活動自粛による影響を受けている飲食店支援策の一環として、お客様との関係維持と営業継続を目途に、テイクアウト情報を掲載する掲載店にInstagramから料理を注文できる取り組みを開始するとともに、㈱DIRIGIOが運営するモバイルオーダー&ペイアプリ「Picks」と連携し掲載店のテイクアウト注文・決済サービスを開始いたしました。
更に、スポットメイト㈱が提供する「Baitry」を活用しフリーター・学生の雇用機会の創出と人材不足の店舗・企業をマッチングサポートするサービスを開始いたしました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言に伴う経済活動自粛の影響で顧客先店舗等の休業等による影響を受けております。
その結果、メディア事業の当第3四半期連結累計期間における売上高は3,292百万円(前年同四半期比16.8%減)、営業利益は145百万円(前年同四半期比37.5%減)となりました。
② 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,904百万円増加し、145,155百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて4,361百万円増加し、52,994百万円となりました。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,456百万円減少し、92,161百万円となりました。
(負債)
流動負債は、その他が4,126百万円増加したこと、シンジケートローンの借換えにより短期借入金が2,500百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べて806百万円増加し47,868百万円となりました。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて759百万円減少し、73,257百万円となりました。
(純資産)
純資産は、利益剰余金が2,890百万円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて2,858百万円増加し、24,029百万円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、21,420百万円となり、前連結会計年度末に比べて860百万円増加しました。その主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の営業活動による資金の収入は9,651百万円(前年同期は10,333百万円の収入)となりました。その主な要因は、税金等調整前四半期純利益を6,481百万円、減価償却費を3,692百万円、のれん償却額を2,698百万円計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の投資活動による資金の支出は5,761百万円(前年同期は4,619百万円の支出)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得により資金が3,754百万円減少したこと、無形固定資産の取得により資金が1,623百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の財務活動による資金の支出は3,028百万円(前年同期は4,557百万円の支出)となりました。その主な要因は、シンジケートローンの総額借換えに伴い長期借入れによる収入により資金が73,500百万円増加したこと、長期借入金の返済により資金が73,274百万円減少したこと等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。

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