有価証券報告書-第25期(2023/10/01-2024/09/30)

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2024/12/23 13:03
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142項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
a.財政状態
(資産の部)
当連結会計年度末における流動資産は4,051,214千円となり、前連結会計年度末に比べ6,791,526千円減少しました。これは主に、営業貸付金が6,307,980千円減少、現金及び預金が1,341,848千円減少したことによるものであります。固定資産は4,395,534千円となり、前連結会計年度末に比べ459,698千円増加しております。これは主に、リース資産が1,111,807千円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末の流動負債は3,912,935千円となり、前連結会計年度末に比べ1,859,461千円減少しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1,875,085千円減少したことによるものであります。固定負債は4,204,415千円となり、前連結会計年度末に比べ2,760,494千円減少いたしました。これは主に、リース債務が1,742,182千円増加、長期借入金が4,441,037千円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産は332,486千円となり、前連結会計年度末に比べ1,715,406千円減少しました。これは主に、資本金が468,693千円減少、利益剰余金が756,724千円減少したことによるものであります。
b.経営成績
当社グループは、収益と社会性の両立を目指し「ビジネスを通じて『偉大な作品』を創る」を経営理念に掲げ、「リユース・リサイクル事業」として、実店舗を有しないインターネット特化型の「リユース事業」、インターネットと宅配便を活用した都市鉱山リサイクルの「小型家電リサイクル事業」を、「ソーシャルケア事業」として、知的・精神障がいのある方を対象としたグループホームや就労継続支援B型事業所の運営に加え、介護人材不足に対応する観点で福祉領域に特化した人材送出しを展開しております。その他、カンボジアの社会問題を解決しながらカンボジア経済の発展に資する「海外金融事業」にも取り組んでおります。
これらの結果、当連結会計年度の業績につきましては、営業収益11,676,964千円(前連結会計年度比5.6%増)、営業損失1,263,450千円(前連結会計年度は営業利益73,744千円)、経常損失1,184,562千円(前連結会計年度は経常利益128,584千円)、親会社株主に帰属する当期純損失1,882,722千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失352,280千円)となりました。
セグメント別の状況は、次のとおりであります。
a.リユース・リサイクル事業
当事業は、循環型社会の形成に向けた事業展開を行うため、リユース事業及びリサイクル事業に取り組んでおります。リユース事業では、NETOFFブランドで自社サイトを開設し、インターネットを通じてユーザーから中古本・CD・DVD・ゲームソフト・ブランド品・貴金属・フィギュアなど多様な商品の買取申込を受け付け、対象商品を宅配便で集荷後、査定額を指定口座に支払う宅配買取と、自社で運営するインターネット中古書店等を通じてインターネット販売を行う、宅配便を活用した利便性の高い、かつ、インターネットに特化した非対面・非リアルの宅配買取・販売サービスを顧客に提供するものであります。リユース業界においては、当社が取り扱うメディア・ホビー商材のカテゴリーは実店舗を通じた買取・購入形態からインターネットによる買取・購入形態への移行が加速しており、同カテゴリーにおけるネット市場は今後も成長が続いていく見通しにあります。
小型家電リサイクル事業では、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律の認定事業者免許をインターネットと宅配便を活用した回収スキームにて取得しており、全国717の自治体(2024年11月1日現在)との広範な連携を軸に行政サービスの一環としてサービスを提供する独自の事業モデルを構築しております。同事業は、ユーザーからのインターネット申込により、不用となった使用済小型電子機器等を宅配便で直接回収するとともに、パソコンや携帯電話を廃棄する際の情報漏えいを懸念するユーザー向けのデータ消去サービス等オプションサービスを有償で提供、また回収した使用済小型電子機器等からの再生可能資源を再資源化事業者へ売却又は再利用可能品としてリユース販売するインターネットプラットフォーム型のサービスを提供しております。同事業においては更に回収量を拡大させるべく、自治体との連携とメディアを通じたマーケティング戦略の強化によるサービス認知度や利用率の向上を強化するとともに、大手メーカー・小売業者との提携による回収ネットワークの仕組み化を拡大してきました。
以上の結果、当セグメントの営業収益は7,817,951千円(前連結会計年度比0.4%増)、セグメント利益は862,718千円(前連結会計年度比14.3%減)となりました。
b.ソーシャルケア事業
2020年から障がい者の社会的自立の支援として、生活基盤の構築と就労機会の拡大を目指すため、障がい者向けグループホームの運営を展開してまいりましたが、全国ネットワークと運営ノウハウを獲得する観点で、2023年4月1日付で株式会社アニスピホールディングス(以下、アニスピ社)の100%株式を取得し、前連結会計年度より連結の対象としております。アニスピ社で培った福祉事業のノウハウと全国の自治体と繋がったリサイクルのネットワークを活かし、今後は、障がい福祉事業のストック型事業基盤拡大の一環として障がい福祉と医療を組み合わせた医療的ケア対応型グループホーム(「リビットホーム&ナース」)の直営展開を中心とした新業態での成長戦略を基軸に据えてまいります。
人材送出し事業は、日本国内での旺盛な求人需要も背景として拡大施策に取り組んできており、当期累計では119名の技能実習生を送り出しました。海外人材の送出し事業は、日本の就業人口の減少に伴う求人需要と、日本での高度な技能習得や就労によるキャリアアップ機会により帰国後の母国の経済発展に資する人材育成を図る事業であり、国際的・社会的意義の高さとともに、中長期的にも大幅に市場が拡大していくものと予想しております。特に、当社はソーシャルケア事業における福祉分野の事業拡大に合わせ、今後ますます深刻化する国内の介護人材の不足に対応する観点で、福祉領域特化型人材送出し事業を、今後の海外事業における成長の基軸と位置づけ、体制強化や取り組み市場拡大を含め積極的な事業展開に取り組んでまいります。
以上の結果、当セグメントの営業収益は2,818,694千円(前連結会計年度比50.7%増)、セグメント損失は575,234千円(前連結会計年度はセグメント利益48,553千円)となりました。
c.その他
当事業は、カンボジアにおける「貧困層・弱者向け」の「生活基盤となる事業性」資金を供給しソーシャルインクルージョン(社会的包摂)として社会貢献する基本方針に沿いマイクロファイナンス事業を中心に事業を展開してまいりましたが、既に海外金融事業からのエグジット方針を策定し、2024年8月5日にマイクロファイナンス事業を行うCHAMROEUN MICROFINANCE PLC.の発行済全株式をカンボジアでマイクロファイナンス事業を運営するファルス株式会社、髙橋伸彰氏及び五常・アンド・カンパニー株式会社との間で株式譲渡契約書を締結しており、当該方針に沿い海外金融事業からの撤退を進めてまいりました。
以上の結果、当セグメントの営業収益は1,040,319千円(前連結会計年度比25.7%減)、セグメント損失は671,194千円(前連結会計年度はセグメント損失255,274千円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,471,531千円減少し649,708千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は654,223千円(前連結会計年度は712,312千円の使用)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失の計上2,000,261千円、営業貸付金の減少額1,229,690千円、貸倒引当金の増加額884,141千円、減価償却費の計上306,019千円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は1,331,233千円(前連結会計年度比134.7%増)となりました。これは主に連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出940,105千円、無形固定資産の取得による支出243,643千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は876,948千円(前連結会計年度は2,034,179千円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純増減額413,196千円、株式の発行による収入499,947千円、及び長期借入金の返済による支出1,821,632千円などによるものであります。
なお、当社グループにおきましては、手元現預金に加え、借入枠の利用が可能であり、当面の資金繰りに関して懸念事項はありません。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
仕入高(千円)前年同期比(%)
リユース・リサイクル事業1,555,293101.8
合計1,555,293101.8

(注) 金額は、仕入価格によっております。
c.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年10月1日
至 2024年9月30日)
販売高(千円)前年同期比(%)
リユース・
リサイクル事業
リユース収入5,379,161101.4
小型家電リサイクル収入2,438,78998.4
合計7,817,951100.4
ソーシャルケア事業グループホーム収入2,688,911155.3
人材送り出し収入129,78293.4
合計2,818,694150.7
その他海外金融収入1,040,31974.3
総合計11,676,964105.6

(注)セグメント間取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、開示に影響を与える見積りに関して、過去の実績や当該取引の状況を照らし合わせ、経営者が合理的と判断した会計方針を選択適用し、その結果を資産・負債及び収益・費用の評価金額に反映しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。なお、経営者が選択適用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
a.経営成績の分析
(営業収益)
当連結会計年度の営業収益は、前年同期と比べ621,334千円増加し、11,676,964千円となりました。これは主に、前連結会計年度に買収した株式会社アニスピホールディングスグループが当連結会計年度で通期寄与したことにより808,635千円増加したことが要因であります。
(営業総利益)
当連結会計年度の営業総利益は前年同期と比べ773,676千円増加し、8,675,801千円となりました。これは主に、前連結会計年度に買収した株式会社アニスピホールディングスグループが当連結会計年度で通期寄与したことにより781,749千円増加したことが要因であります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前年同期と比べ2,110,871千円増加し、9,939,251千円となりました。これは主に、給料及び手当が604,039千円増加、貸倒引当金繰入額が428,343千円増加、及び広告宣伝費が163,276千円増加したことによります。
(営業外損益、経常損失)
当連結会計年度の営業外収益は、前年同期と比べ43,407千円増加し、217,106千円となりました。これは主に、貸倒引当金戻入額が66,525千円増加し、受取利息が15,419千円減少したことによります。
当連結会計年度の営業外費用は、前年同期と比べ19,359千円増加し、138,218千円となりました。これは主に、支払利息が35,937千円増加し、租税公課が17,799千円減少したことによります。
この結果、当連結会計年度の経常損失は前年同期と比べ1,313,147千円減少し、1,184,562千円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損失)
当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は前年同期と比べ1,530,442千円減少し1,882,722千円となりました。
b.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの事業活動における主な運転資金需要は、各事業の事業規模拡大や新規事業推進に伴う、広告宣伝費、システムの開発・運用に関わる営業費用や海外事業におけるリース販売、マイクロファイナンス等によるものであります。
当社グループは、金融機関からの借入により資金調達を行なっており、これらの事業活動に必要となる資金の安定的な確保に努めております。資金調達においては、当社は金融機関に十分な借入枠を有しており、市場環境を勘案し、慎重な判断のもと借入を行なっており、各種事業への機動的な投資の実行を可能にするとともに、自己資本比率をはじめとする各指標のもと、資金効率の改善に努めて参ります。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。
2022年9月期2023年9月期2024年9月期
自己資本比率(%)22.913.63.0
時価ベースの自己資本比率(%)65.252.450.4
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)--10.0
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)--7.6

(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×自己株式控除後の期末発行済株式数により算出しております。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
4.2022年9月期、2023年9月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。

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