訂正有価証券報告書-第24期(2023/04/01-2024/03/31)

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2024/07/03 13:37
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症へ移行されたことによる行動制限の緩和、雇用・所得環境の改善により、緩やかな回復が見られました。一方、世界的な物価高騰が継続するとともに、各国の金融引き締め影響による海外景気の下振れリスクもあり、先行きについては不透明な状況が続いております。
当社が所属する情報通信サービス市場においては、働き方の見直しや人手不足等による業務効率化への関心の高まりに伴い、企業業務のデジタル化が進展しており、企業の積極的なIT投資も継続いたしました。
このような経営環境の中、当社グループは、2021年3月期を基準として、2026年3月期までの5ヵ年で売上高をCAGR(年平均成長率)27%~30%、2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益100億円以上、純資産200億円以上とする中期経営目標に取り組んでおります。中でも、特に重視している売上高目標の上限であるCAGR30%の達成に向けて、成長投資を継続しながら、投資効率の向上による利益拡大も実現する方針です。
中期経営目標の3年目となる2024年3月期において、クラウド事業は、組織体制の見直しによる生産性向上に取り組むとともに、主力サービスを中心に新規採用や広告宣伝といった積極的な投資を継続いたしました。IT人材事業については、エンジニアの稼働率が低下したことから、新規採用を抑制して営業活動の強化に努めました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高38,408百万円(前連結会計年度比40.2%増)、営業利益5,559百万円(前連結会計年度比235.7%増)、経常利益5,610百万円(前連結会計年度比234.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,185百万円(前連結会計年度比228.4%増)となりました。
財政状態については次のとおりであります。
a.資産
当連結会計年度末における流動資産は13,145百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,666百万円増加いたしました。これは主に、売掛金が1,616百万円、現金及び預金が1,020百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は8,088百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,494百万円増加いたしました。これは主に、顧客関連資産が2,067百万円、のれんが1,232百万円、投資有価証券が429百万円、工具、器具及び備品が337百万円、繰延税金資産が250百万円、差入保証金が99百万円、建物及び構築物が32百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、総資産は21,234百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,160百万円増加いたしました。
b.負債
当連結会計年度末における流動負債は7,372百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,025百万円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が750百万円、未払法人税等が672百万円、未払消費税等が482百万円、未払金が385百万円、契約負債が316百万円、未払費用が221百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は513百万円となり、前連結会計年度末に比べ335百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が183百万円、繰延税金負債が128百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は7,886百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,361百万円増加いたしました。
c.純資産
当連結会計年度末における純資産合計は13,347百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,799百万円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が剰余金の配当により353百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により4,185百万円増加したことによるものであります。
経営成績については次のとおりであります。
a.売上高
当連結会計年度の売上高は38,408百万円(前連結会計年度比40.2%増)となりました。クラウド事業においては「楽楽精算」「楽楽明細」が好調に推移しており、売上高は32,466百万円(前連結会計年度比45.7%増)となっております。IT人材事業においては稼働エンジニア数の増加により、売上高は5,942百万円(前連結会計年度比16.0%増)となりました。
b.売上原価、売上総利益
当連結会計年度の売上原価は10,789百万円(前連結会計年度比25.1%増)となりました。これは主に労務費の増加によるものであります。この結果、売上総利益は27,619百万円(前連結会計年度比47.1%増)となりました。
c.販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は22,059百万円(前連結会計年度比28.8%増)となりました。これは主に、業容拡大に伴う給料手当、広告宣伝費が増加したことによるものであります。この結果、営業利益は5,559百万円(前連結会計年度比235.7%増)となりました。
d.営業外収益、営業外費用及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益は為替差益、関係会社貸倒引当金戻入額等により53百万円(前連結会計年度37百万円)となりました。
当連結会計年度の営業外費用は支払利息等により2百万円(前連結会計年度16百万円)となりました。これらの結果、経常利益は5,610百万円(前連結会計年度比234.5%増)となりました。
e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益は受取和解金の計上により7百万円(前連結会計年度215百万円)となりました。
当連結会計年度の特別損失は固定資産除却損の計上により9百万円(前連結会計年度52百万円)となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は5,608百万円(前連結会計年度比204.8%増)となり、法人税等合計1,422百万円(前連結会計年度比151.7%増)の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は4,185百万円(前連結会計年度比228.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
a.クラウド事業
クラウド事業は、組織体制の見直しによる営業活動・マーケティング活動の強化に取り組みました。主力サービスの楽楽精算、楽楽明細においては、インボイス制度や電子帳簿保存法を契機とした需要の高まりを受け、新規導入社数が大幅に増加しました。また、2023年7月に連結子会社化した株式会社ラクスHRテックの業績が、第2四半期連結会計期間より寄与しております。
この結果、売上高は32,466百万円(前連結会計年度比45.7%増)、セグメント利益は4,979百万円(前連結会計年度比332.0%増)となりました。
b.IT人材事業
IT人材事業は、低下していた稼働率を改善するために新規採用の抑制と営業活動の強化に努めたことで、稼働エンジニア数が増加しました。
この結果、売上高は5,942百万円(前連結会計年度比16.0%増)、セグメント利益は580百万円(前連結会計年度比15.2%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,018百万円増加し、7,008百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、5,288百万円の収入(前連結会計年度は2,170百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益5,608百万円、減価償却費577百万円、未払消費税等の増加額490百万円、未払金の増加額377百万円、のれん償却額290百万円、未払費用の増加額205百万円の増加要因があった一方、売上債権の増加額1,429百万円、法人税等の支払額1,156百万円の減少要因があったことによるものであります。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,860百万円の支出(前連結会計年度は699百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出3,306百万円、有形固定資産の取得による支出814百万円、投資有価証券の取得による支出499百万円、差入保証金の差入による支出217百万円によるものであります。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、579百万円の収入(前連結会計年度は348百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,500百万円の収入があった一方、長期借入金の返済による支出566百万円、配当金の支払額353百万円があったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、インターネット上での各種サービス及びITエンジニア派遣を主たる事業としており、生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
当社グループは、受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年4月1日
至 2024年3月31日)
前連結会計年度比(%)
クラウド事業(百万円)32,466145.7
IT人材事業(百万円)5,942116.0
合計(百万円)38,408140.2

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.総販売実績に対する割合が10%以上の相手先はありません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、成長投資にかかる人件費及び広告宣伝費等の売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、サーバー等の設備投資、子会社株式の取得等によるものです。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金を基本としているものの、金融機関からの長期借入等について柔軟に対応することとしております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は970百万円であり、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は7,008百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表作成においては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりです。
当社グループは1株当たり利益(EPS)の中長期での成長を最重要指標として掲げております。1株当たり利益(EPS)を中長期で大きく伸長させていくために、成長投資を強化して高い売上高成長を実現した後に、効率化を追求して利益成長を実現する方針の中期経営目標を掲げております。
具体的には、2021年3月期を基準として、2026年3月期までの5ヵ年で売上高をCAGR(年平均成長率)27%~30%、2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益100億円以上、純資産200億円以上とする中期経営目標を掲げておりましたが、足元の状況を踏まえ、売上高のCAGRを31%~32%に引き上げます。引き続き中期経営目標の中で、特に重視している売上高目標の高水準での達成に向けて、当初4年間は積極的な投資を行いながら、最終年度に向けて投資効率の向上と利益拡大を目指す方針です。
決算年月第22期
2022年3月
第23期
2023年3月
第24期
2024年3月
売上高(百万円)20,62927,39938,408
営業利益(百万円)1,5781,6565,559
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)1,0781,2744,185
1株当たり当期純利益(円)5.957.0323.10
EBITDA(百万円)2,1582,2636,480
EBITDAマージン10.5%8.3%16.9%
純資産(百万円)8,6179,54813,347

(注)1.EBITDA=税金等調整前当期純利益+特別損益+減価償却費+のれん償却費+支払利息
2.EBITDAマージン=EBITDA÷売上高

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