四半期報告書-第7期第2四半期(平成31年1月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/05/15 16:00
【資料】
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【項目】
21項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに掲げ、主に自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開しております。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの属する人工知能(AI)技術領域では、アルゴリズムの活用による既存ソフトウエアの高度化、効率化を目指すニーズの高まりを受け、市場環境は良好な状況が続いております。
こうした環境の中で、当社グループは新規案件の獲得およびアルゴリズムライセンスの積み上げを推し進めるとともに、アルゴリズムソフトウエアを拡販してまいりました。また、アルゴリズムソフトウエアのラインアップ拡張を目的として、自社ソフトウエア開発等の先行投資に取り組みました。
同時に中長期の成長を見据え、当社の連結子会社である株式会社SapeetのSapeet 3Dモジュールの顧客導入に取り組むとともに、「PKSHA SPARX アルゴリズム 1 号投資事業有限責任組合(以下、本ファンド)」 を設立し、運用を開始しました。本ファンドの運営は、当社の連結子会社である合同会社PKSHA Technology Capitalとスパークス・グループ株式会社の子会社であるスパークス・AI&テクノロジーズ・インベストメント株式会社が共同であたります。本ファンドは、知能化技術周辺領域の国内および海外企業を投資対象としており、未来のソフトウエアを形にするための要素技術/ソフトウエアを開発する企業群でポートフォリオを組む事で、未来のソフトウエアの社会実装を加速させることを目的としております。
加えて、引き続き優秀な人材の採用を積極的に進めており、当第2四半期末時点における従業員数は連結88名(子会社役員含む)となっております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,110,160千円(前年同四半期比54.4%増)、営業利益は398,748千円(前年同四半期比16.1%増)、経常利益は389,663千円(前年同四半期比14.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は250,969千円(前年同四半期比11.5%増)となりました。
なお、当社グループは「アルゴリズムライセンス事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ600,906千円減少し、5,112,396千円となりました。これは主として現金及び預金が753,920千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ896,089千円増加し、1,901,241千円となりました。これは主として投資有価証券が698,740千円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ46,452千円減少し、472,037千円となりました。これは主として未払法人税等が78,250千円減少したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ302,206千円増加し、6,503,563千円となりました。これは主として利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により250,969千円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は4,611,927千円とな
り、前連結会計年度末に比べ753,920千円減少いたしました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は129,589千円(前年同四半期は123,181千円の増
加)となりました。これは主に、売上債権の増加174,208千円、法人税等の支払額198,248千円を計上したものの、税金等調整前四半期純利益389,663千円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は906,191千円(前年同四半期は162,174千円の減
少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出619,244千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は22,682千円(前年同四半期は22,184千円の増
加)となりました。これは、株式の発行による収入24,242千円によるものであります。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4,355千円であります。