四半期報告書-第10期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」というミッションのもと、自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術を用いたアルゴリズムの研究開発、ソリューション提供、プロダクトの拡販による社会実装を進めております。
AI Research & Solution事業では、アルゴリズム・知能化技術の事業化を行っており、パートナー企業のニーズに合わせて共同研究開発からソリューションの提供までを一気通貫で実施しております。また、実オペレーションを通じた製品/サービス開発の一環で、IoT機器からリアル空間のデータをクラウド上に収集し顧客への価値提供を実現するサービスの開発を、駐車場機器の製造販売事業を通じて行っております。
AI SaaS事業では、AI Research & Solution事業におけるアルゴリズムの開発成果をもとに、汎用的なニーズに対応するプロダクトを販売しております。AI SaaSプロダクトは「顧客接点」・「社内業務」領域で利用されており、人の業務を効率化し能力を拡張していく形で、ビジネス支援や企業の課題解決を実現しております。
当第3四半期連結累計期間は、AI SaaS領域における顧客基盤の拡大とプロダクトの機能拡充を目指す成長戦略のもと、AI SaaS事業下にある連結子会社間の協業の取り組みを推進するとともに、研究開発の加速及び人材の採用に注力してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,550,515千円(前年同四半期比39.9%増)となりました。これは主に、AI SaaS事業において各種プロダクトの販売が拡大したこと、並びに前連結会計年度中に取得した株式会社PKSHA Communication(2022年4月に株式会社PRAZNAから商号変更)・株式会社アシリレラの売上が連結業績に寄与したことによるものです。一方、AI Research & Solution事業のモビリティ事業では新型コロナウイルス感染症の再拡大に対する潜在的リスクが意識され、顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設及び機器導入の低迷が継続しております。
営業利益は1,215,871千円(前年同四半期比186.6%増)となりました。これは主に前述の2社の買収に伴い収益性の高いAI SaaS事業の売上高構成比が増加したことによるものです。また、前年同四半期においては一過性費用として同2社の株式取得関連費用229,957千円が販売費及び一般管理費に計上されております。
経常利益は1,317,418千円(前年同四半期比260.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は757,456千円(前年同四半期比1,884.0%増)となりました。これは営業利益の増加に加えて、当第3四半期連結会計期間において、当社子会社である合同会社PKSHA Technology Capitalがスパークス・グループ株式会社と共同運営するPKSHA SPARXアルゴリズム1号投資事業有限責任組合の一部投資先の株式売却等で、持分法による投資利益143,301千円を計上したことによるものです。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
(AI Research & Solution事業)
AI Research & Solution事業につきましては、パートナー企業からのニーズに対応する研究開発やソリューション案件の売上が堅調に推移したものの、実オペレーションであるモビリティ事業において、新型コロナウイルス感染症再拡大への警戒から顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設への投資意欲低迷が続き、駐車場機器の販売が回復しておりません。
この結果、売上高は4,930,442千円(前年同四半期比8.1%減)、セグメント利益は572,617千円(前年同四半期比14.6%減)となりました。
(AI SaaS事業) AI SaaS事業につきましては、AI SaaSの導入による業務の高度化・自動化を進めるニーズが拡大している環境の中で、自動応答エンジンを中心にAI SaaSの新規受注とライセンスの積み上げを進めてまいりました。また、本年4月に旧株式会社BEDOREと前連結会計年度中に取得した旧株式会社PRAZNAを、今後のAI SaaS事業の加速に向けてそれぞれ株式会社PKSHA Workplace、株式会社PKSHA Communicationへ商号変更した上で、組織の統合・再編を進めており、新規顧客の獲得及び既存顧客へのクロスセル等を通じて売上並びに利益の成長に繋げております。
この結果、売上高は3,624,872千円(前年同四半期比380.0%増)、セグメント利益は1,073,396千円(前年同四半期比7,566.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ901,524千円減少し、14,733,071千円となりました。これは主として現金及び預金が822,562千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ213,248千円増加し、20,530,276千円となりました。これは主としてのれんが361,608千円、顧客関連資産が306,002千円減少したものの、投資有価証券が801,346千円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ68,243千円増加し、2,497,914千円となりました。これは主として賞与引当金が76,497千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ862,863千円減少し、3,965,110千円となりました。これは主として長期借入金が608,505千円、繰延税金負債が259,814千円減少したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ86,783千円増加し、28,804,215千円となりました。これは主としてその他有価証券評価差額金が709,560千円減少したものの、利益剰余金が746,754千円、非支配株主持分が29,681千円増加したことによるものであります。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は42,189千円であります。
(1) 経営成績の状況
当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」というミッションのもと、自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術を用いたアルゴリズムの研究開発、ソリューション提供、プロダクトの拡販による社会実装を進めております。
AI Research & Solution事業では、アルゴリズム・知能化技術の事業化を行っており、パートナー企業のニーズに合わせて共同研究開発からソリューションの提供までを一気通貫で実施しております。また、実オペレーションを通じた製品/サービス開発の一環で、IoT機器からリアル空間のデータをクラウド上に収集し顧客への価値提供を実現するサービスの開発を、駐車場機器の製造販売事業を通じて行っております。
AI SaaS事業では、AI Research & Solution事業におけるアルゴリズムの開発成果をもとに、汎用的なニーズに対応するプロダクトを販売しております。AI SaaSプロダクトは「顧客接点」・「社内業務」領域で利用されており、人の業務を効率化し能力を拡張していく形で、ビジネス支援や企業の課題解決を実現しております。
当第3四半期連結累計期間は、AI SaaS領域における顧客基盤の拡大とプロダクトの機能拡充を目指す成長戦略のもと、AI SaaS事業下にある連結子会社間の協業の取り組みを推進するとともに、研究開発の加速及び人材の採用に注力してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,550,515千円(前年同四半期比39.9%増)となりました。これは主に、AI SaaS事業において各種プロダクトの販売が拡大したこと、並びに前連結会計年度中に取得した株式会社PKSHA Communication(2022年4月に株式会社PRAZNAから商号変更)・株式会社アシリレラの売上が連結業績に寄与したことによるものです。一方、AI Research & Solution事業のモビリティ事業では新型コロナウイルス感染症の再拡大に対する潜在的リスクが意識され、顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設及び機器導入の低迷が継続しております。
営業利益は1,215,871千円(前年同四半期比186.6%増)となりました。これは主に前述の2社の買収に伴い収益性の高いAI SaaS事業の売上高構成比が増加したことによるものです。また、前年同四半期においては一過性費用として同2社の株式取得関連費用229,957千円が販売費及び一般管理費に計上されております。
経常利益は1,317,418千円(前年同四半期比260.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は757,456千円(前年同四半期比1,884.0%増)となりました。これは営業利益の増加に加えて、当第3四半期連結会計期間において、当社子会社である合同会社PKSHA Technology Capitalがスパークス・グループ株式会社と共同運営するPKSHA SPARXアルゴリズム1号投資事業有限責任組合の一部投資先の株式売却等で、持分法による投資利益143,301千円を計上したことによるものです。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
(AI Research & Solution事業)
AI Research & Solution事業につきましては、パートナー企業からのニーズに対応する研究開発やソリューション案件の売上が堅調に推移したものの、実オペレーションであるモビリティ事業において、新型コロナウイルス感染症再拡大への警戒から顧客である駐車場運営会社の新規駐車場開設への投資意欲低迷が続き、駐車場機器の販売が回復しておりません。
この結果、売上高は4,930,442千円(前年同四半期比8.1%減)、セグメント利益は572,617千円(前年同四半期比14.6%減)となりました。
(AI SaaS事業) AI SaaS事業につきましては、AI SaaSの導入による業務の高度化・自動化を進めるニーズが拡大している環境の中で、自動応答エンジンを中心にAI SaaSの新規受注とライセンスの積み上げを進めてまいりました。また、本年4月に旧株式会社BEDOREと前連結会計年度中に取得した旧株式会社PRAZNAを、今後のAI SaaS事業の加速に向けてそれぞれ株式会社PKSHA Workplace、株式会社PKSHA Communicationへ商号変更した上で、組織の統合・再編を進めており、新規顧客の獲得及び既存顧客へのクロスセル等を通じて売上並びに利益の成長に繋げております。
この結果、売上高は3,624,872千円(前年同四半期比380.0%増)、セグメント利益は1,073,396千円(前年同四半期比7,566.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ901,524千円減少し、14,733,071千円となりました。これは主として現金及び預金が822,562千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ213,248千円増加し、20,530,276千円となりました。これは主としてのれんが361,608千円、顧客関連資産が306,002千円減少したものの、投資有価証券が801,346千円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ68,243千円増加し、2,497,914千円となりました。これは主として賞与引当金が76,497千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ862,863千円減少し、3,965,110千円となりました。これは主として長期借入金が608,505千円、繰延税金負債が259,814千円減少したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ86,783千円増加し、28,804,215千円となりました。これは主としてその他有価証券評価差額金が709,560千円減少したものの、利益剰余金が746,754千円、非支配株主持分が29,681千円増加したことによるものであります。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は42,189千円であります。