四半期報告書-第8期第1四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/14 16:00
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当社グループは、「未来のソフトウエアを形にする」をミッションに掲げ、主に自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開しております。
Mobility & MaaS事業は、Smart City化に向けてリアル空間のオペレーションを知能化させていく取り組みを行っております。画像認識に関わるアルゴリズムを活用した新たなサービス・商品等の開発ニーズを受けて、アルゴリズムソリューションおよびアルゴリズムソフトウエアを販売しております。また、IoT機器からリアル空間のデータを収集しクラウドに繋げた上で顧客への製品・サービス提供を行う取り組みの一環として駐車場機器の製造販売・駐車場運営事業を行っております。
Cloud Intelligence事業は、 デジタル空間上で行われる処理を知能化させていく取り組みを行っております。アルゴリズムの活用による既存ソフトウエアの高度化・効率化や、オペレーションのソフトウエア化といったニーズに対応するアルゴリズムソリューションおよびアルゴリズムソフトウエアを提供しております。
当第1四半期連結累計期間は、優秀な人材の採用を積極的に進めるとともに、アルゴリズムのラインアップ拡張と研究開発の加速、特定領域におけるアルゴリズムソフトウエアの強化とバリューチェーンの垂直統合を目指す成長戦略のもと先行投資に注力しつつ企業価値向上に取り組みました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,855,819千円(前年同四半期比266.7%増)となりました。営業利益は107,525千円(前年同四半期比36.6%減)、経常利益は114,847千円(前年同四半期比31.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は68,898千円(前年同四半期比36.4%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次の通りであります。
なお、従来、当社のセグメント情報における報告セグメントは「アルゴリズムライセンス事業」の単一セグメントでありましたが、事業領域の拡大に伴い、新たな体制による経営管理を充実させる観点から当社グループの経営管理手法を見直しております。その結果、前連結会計年度末より、報告セグメントを従来の「アルゴリズムライセンス事業」から、「Mobility & MaaS事業」、「Cloud Intelligence事業」の2区分に変更しております。
なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。
(Mobility & MaaS事業)
Mobility & MaaS事業につきましては、株式会社アイテック(前期中に買収しましたアイドラグループ3社は、2020年1月1日付けで株式会社アイドラ及び昭立工業株式会社を消滅会社、株式会社アイテックを存続会社とする吸収合併を行っております)において駐車場機器の販売が堅調に推移いたしました。 また、同社買収後の管理体制強化を目的として一過性の販売管理費を計上しております。
この結果、売上高は1,292,550千円、セグメント利益は27,178千円となりました。
(Cloud Intelligence事業)
Cloud Intelligence事業につきましては、アルゴリズムの活用によるオペレーションのソフトウエア化を進めるニーズが堅調に拡大しております。このような環境の中、アルゴリズムライセンスの積み上げを図るとともに、自動応答エンジン「BEDORE」を中心としたアルゴリズムソフトウエアの拡販を進めました。
この結果、売上高は563,268千円、セグメント利益は153,950千円となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産の状況
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ69,217千円増し、24,458,689千円となりました。これは主として現金及び預金が92,914千円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,810,687千円増加し、7,759,827千円となりました。これは主として投資有価証券が1,851,855千円増加したことによるものであります。
② 負債の状況
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ26,299千円増加し、1,352,035千円となりました。これは主として未払法人税等が170,112千円減少したものの、その他が212,070千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ518,707千円増加し、2,961,741千円となりました。これは主としてその他が519,487千円増加したことによるものであります。
③ 純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,326,253千円増加し、27,979,164千円となりました。これは主としてその他有価証券評価差額金が1,247,144千円増加したことによるものであります。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,331千円であります。