四半期報告書-第30期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 15:22
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により、経済活動に大幅な制約が生じております。当社の主要事業基盤の一つであるフィリピンが位置する東南アジア地域においても、多くの国において経済成長の急激な減速がありました。また、我が国の経済においても、人の移動の制限や経済活動などの自粛により、厳しい状況が続いております。
フィリピンにおける2020年1月~9月の経済成長率は、新型コロナウイルス感染症による内需の悪化が影響し、前年同期比10%減と大幅なマイナス成長となりました。当第3四半期連結累計期間において、円ドル為替レートは108円台から103円台へと円高が進行しました。フィリピンペソはおおむね2.1円台で推移いたしました。
当社の主要な事業領域である通信業界は、通信技術の発達による伝送速度の向上、動画配信サービス等の拡大によるデータ通信量の増加に加え、世界的な移動制限のためWeb会議の増加による通信トラフィックの増加も見込まれます。今後は次世代移動通信(5G)の普及により、携帯端末と基地局との間の通信量が増加し、バックボーン回線についても需要が高まることが予想されます。通信事業者は、ユーザー当たりの通信収入が伸び悩む中、多様な手法で収益の拡大を図っていくことが求められております。
このような状況のもと、当社グループは収益の拡大を図るため、各事業において新規顧客の獲得及び既存顧客との取引の増加を積極的に推進しております。マニラ-香港、マニラ-シンガポールを結ぶ海底ケーブルの使用権を取得し、海外通信事業の成長に必要な投資を積極的に行っております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は7,308百万円(前年同期比53.6%増)、営業利益は1,725百万円(同107.3%増)となりました。円高に伴い為替差損を113百万円計上したことから、経常利益は1,571百万円(同88.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,105百万円(同109.7%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(海外通信事業)
当第3四半期連結累計期間の海外通信事業においては、さらなる事業拡大を図るため、マニラ-香港、マニラ-シンガポールを結ぶ海底ケーブル(City-to-City Cable System、以下「C2C回線」)の光ファイバーの一部をIRU(注)にて取得いたしました。C2C回線は10月に開通し、フィリピンの通信事業者などへの提供を開始いたしました。
また、競争が限定的で、インターネット接続サービスを提供している事業者が集まっているミンダナオ島内では、旺盛な需要が期待できることから、地域内のCATV事業者などと協働して通信回線を敷設いたしておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響で工事に遅れが生じております。
この結果、売上高は3,324百万円(前年同期比249.4%増)、セグメント利益は1,056百万円(同193.7%増)となりました。
(注)IRUとはIndefeasible Right of Useの略で、当事者間の合意がない限り破棄又は終了させることのできない長期的・安定的な通信回線使用権のこと。当社は、主に15年間のIRU契約を締結して国際通信回線使用権を仕入れ、販売しております。
(フィリピン国内通信事業)
当第3四半期連結累計期間のフィリピン国内通信は、前年度に引き続きInfiniVAN, Inc.が、フィリピン国内外の企業の拠点が集まるマカティ市で法人向けインターネット接続サービスの積極的な営業活動を行っておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により新規開拓や光ファイバー網の敷設に影響が生じております。テレマーケティングの拡充など顧客獲得方法を多様化させております。
この結果、売上高は776百万円(前年同期比28.0%増)となりました。セグメント利益については、C2C回線の提供に関するフィリピン国内のバックホール回線の提供による利益の計上がなされたことから287百万円(同306.6%増)となりました。
(国内通信事業)
当第3四半期連結累計期間における国内通信事業は、当社が日本国内の販売代理権を持つ、インドのDrishti-soft Solutions Pvt. Ltd.が開発したコールセンターシステム「AmeyoJ」に、大手電気通信事業者が提供している着信課金サービス(フリーダイヤル)を大量に仕入れて、コールセンター事業者向けに秒単位で販売する秒課金サービスを組み合わせたコールセンターソリューションの売上が拡大いたしました。また新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務やWeb会議などを活用した事業活動が定着したことにより、通信トラフィックが安定的に増加しております。
この結果、売上高は2,774百万円(前年同期比15.3%増)、セグメント利益は402百万円(同55.3%増)となりました。
(在留フィリピン人関連事業)
当第3四半期連結累計期間における在留フィリピン人関連事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、求人状況に大きな変化が生じて、介護事業者などを除いて求人需要が大きく減少しました。
このような環境に対応するため、比較的求人需要がある介護事業者向けの人材紹介などを中心として事業活動を行いましたが、今後も厳しい事業環境が見込まれるため、人材関連事業について、2021年1月1日をもって株式会社グローバルトラストネットワークスに事業譲渡いたしました。
この結果、売上高は63百万円(前年同期比59.2%減)、セグメント利益については、47百万円の損失(前年同四半期は53百万円の損失)となりました。
(医療・美容事業)
当第3四半期連結累計期間は、Shinagawa Lasik & Aesthetics Center Corporationにおいて新たにマニラ首都圏の新興都市であるBonifacio Global Cityに高所得者を主対象とした病院を2020年3月に開設いたしましたが、新型コロナウイルス感染拡大によりマニラ首都圏が3月中旬よりロックダウン下に入り、運営している3院とも5月末まで休業を余儀なくされました。ロックダウン解除後に、コロナウイルス感染症対策を進めながら、待合室が広くソーシャルディスタンスの確保が図りやすいBonifacio院を中心にレーシック施術などの提供を再開しております。
この結果、売上高は369百万円(前年同期比41.9%減)、セグメント利益は26百万円(同86.7%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は7,308百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,187百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が413百万円、売掛金が528百万円、リース投資資産が1,245百万円増加したことによるものであります。また、固定資産は4,416百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,747百万円増加いたしました。これは主に、設備投資により有形固定資産が679百万円、通信回線使用権が1,058百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は11,725百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,934百万円増加しました。
(負債の状況)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は3,828百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,383百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金が170百万円、未払金が399百万円、繰延延払利益が479百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は1,785百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,156百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が1,109百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は5,614百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,540百万円増加いたしました。
(純資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の非支配株主持分を含めた純資産は6,110百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,394百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,105百万円計上し、非支配株主持分が335百万円増加した一方、為替換算調整勘定が48百万減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は42.2%(前連結会計年度末は49.9%)となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。

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