四半期報告書-第31期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 15:23
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当社グループは、Open Doorという経営理念のもと、いまだ誰も突破できていない障壁のある生活に密着した分野で、誰よりも先んじて事業機会を創造し、事業を展開し、産業構造を変え、あるべき社会を実現すべく、さまざまな事業に取り組んでおります。特に、新しいIT技術を活用した通信環境の提供によりフィリピンの社会課題を解決し、SDGsに貢献しつつ、事業の拡大を図っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数は、世界中の多くの地域において前四半期に比べて横ばい乃至は減少し、日本及び当社の主要市場であるフィリピンにおいても、経済の回復傾向が見られます。新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響により、人々の生活様式、働き方の変化が定着し、通信回線を介してのコミュニケーションの重要性がさらに増大しています。社会を支える生活基盤としての通信設備の整備・拡充は、日本・フィリピンを始め世界中において急務となっております。
当社グループでは、2020年と2021年それぞれにフィリピンとシンガポール・香港を結ぶ海底ケーブル(City-to-City Cable System、以下「C2C回線」)の一部及び各国の陸上回線から成る国際通信ネットワーク(以下「国際通信ネットワーク」)を取得して、キャリアズキャリア(通信事業者のための卸売業者)としてのポジションも確立し、拡大する通信需要に応えると共に、新たな通信回線の取得による国際通信ネットワークの拡充に努めています。
日本においては、通信トラフィック需要が増加しているコールセンター事業者向けを中心に、顧客毎に最適化したサービスの提供を拡大しています。
マニラ首都圏地域においてクリニックを運営しているShinagawa Lasik & Aesthetics Center Corporation(以下「SLACC」)では、新型コロナウイルス感染症が蔓延している状況において、お客様が安心して受診できるように徹底した予防対策に努めており、来院者数が回復してきています。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は6,425百万円(前年同期比12.1%減)、営業利益は1,423百万円(同17.5%減)、経常利益は1,480百万円(同5.8%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は954百万円(同13.6%減)となりました。全般的には計画通りに進捗しておりますが、2021年3月期には第3四半期に計上されたC2C回線の大口提供案件が、当2022年3月期においては第4四半期の計上となったことから、当第3四半期までの連結累計期間では、売上高及び営業利益は前年同期比で減少となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(海外通信事業)
当第3四半期連結累計期間において、引き続き当社グループが保有する国際通信ネットワークの販売を拡大し、CATV事業者等向けのC2C回線の販売契約と提供容量が積み上がりました。しかしながら、2021年3月期の第3四半期にはC2C回線の大口提供案件が計上されましたが、当第3四半期は、当該大口案件の契約の一部として今年度から5年間にわたって販売先より年一回ずつ支払われる回線料金の計上となりました。また、当2022年3月期の新たなキャリアズキャリア大型案件の計上時期は、第4四半期となっております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,729百万円(前年同期比48.0%減)、セグメント利益は370百万円(同64.9%減)となりました。一方、四半期単位の比較(QoQ)では、当第3四半期の売上高は778百万円(前期対比QoQ209百万円(36.9%)増)、セグメント利益は186百万円(同QoQ47百万円(33.7%)増)となりました。今後も販売契約と提供容量を積み上げることで、年度単位での売上・利益の拡大を目指してまいります。
(フィリピン国内通信事業)
当第3四半期連結累計期間においても、新型コロナウイルス感染症対策のため、多くの企業が在宅勤務を継続したことにより、InfiniVAN, Inc.の収益の柱であるマニラ首都圏での法人向けインターネット接続サービスの提供が低調に推移しましたが、国際通信ネットワークの販売におけるフィリピン陸上回線の提供などによる売上が拡大いたしました。
ルソン島からビサヤ諸島経由でミンダナオ島までを結ぶフィリピン国内海底ケーブルシステムの建設では、海底ケーブル敷設のための海洋調査を実施し、2021年12月にフィリピンの通信事業者2社との間で共同建設することにいたしました。この案件のみならず、今後とも引き続きフィリピン国内通信事業、及び海外通信事業の拡大に必要なフィリピン国内の基幹通信回線や設備の構築を推進するための投資を行ってまいります。
なお、2021年11月17日に公表いたしましたように、フィリピン共和国国家通信委員会からInfiniVAN, Inc.が海底ケーブルの陸揚局ならびに関係するバックホール回線設備の建設・運営・保守の許可を取得し、当社の事業構想を実現するうえで非常に重要なマイルストーンを達成しております。
この結果、売上高は881百万円(前年同期比13.5%増)、セグメント利益は240百万円(同16.3%減)となりました。
(国内通信事業)
当社がターゲットにしているコールセンターマーケット向けに、コールセンターシステム(AmeyoJ)と音声回線(秒課金)を直接販売する直販ルートに加え、CRMサービス提供会社やクラウドBPO提供会社と連携して販売するパートナールートによる収益がともに順調に増加いたしました。また新型コロナウイルス感染症の影響により在宅勤務やWeb会議等の増加が定着し、既存顧客の通信トラフィックの増加も収益の増加に貢献しました。
この結果、採算性も向上し、売上高は2,961百万円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益は567百万円(同40.9%増)となりました。
(医療・美容事業)
当第3四半期連結累計期間における医療・美容事業は、フィリピンでは新型コロナウイルス感染者数の減少により活動制限が緩和されましたが、引き続き新型コロナウイルス感染症の蔓延による影響を受けました。しかしながら、SLACCにおいては、徹底したコロナ対策と安全な運営がお客様に評価され、レーシック施術が増加し、厳しい事業環境下においても収益が好調に回復いたしました。また、昨年11月には、画像診断など日本が得意とする技術を導入した高品質の人間ドック/健診センターを運営する子会社を、2022年に設立することを決定いたしました。(2023年第1四半期開業予定)。
この結果、売上高は831百万円(前年同期比125.3%増)、セグメント利益は256百万円(同885.2%増)となりました。
(その他)
海外送金事業者の提供する在留外国人向け国際送金サービスの利用促進が主力サービスです。
売上高は21百万円(前年同期比65.9%減)、セグメント利益は、11百万円の損失(前年同四半期は47百万円の損失)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は9,119百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,453百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が294百万円、売掛金が421百万円、リース投資資産が409百万円それぞれ増加したことによるものであります。また、固定資産は4,825百万円となり、前連結会計年度末に比べ729百万円増加いたしました。これは主に、設備投資により有形固定資産が673百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は13,945百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,183百万円増加しました。
(負債の状況)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は4,372百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,010百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金が675百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は1,665百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は6,037百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,030百万円増加しました。

(純資産の状況)
当第3四半期連結会計期間末の非支配株主持分を含めた純資産は7,907百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,152百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を954百万円計上したこと、非支配株主持分が186百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は45.0%(前連結会計年度末は45.1%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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