有価証券報告書-第13期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、回復の兆しを見せながらも、国際情勢や資源価格の動向などにより、依然として先行きに不透明感が残る状況となりました。ネイル業界も同様に、価格改定や人材確保に苦慮する厳しい市況下が続いております。
このような環境の下、当社グループでは上期に採用戦略を強化し、下期には業務効率と生産性の向上を目指す施策を展開しました。新規スタッフの確保と定着を図る一方で、予約枠の最適化やメニュー構成の見直しにより、既存店舗の稼働率向上と顧客単価の改善を推進して参りました。
また、当連結会計年度より、株式会社アセットクリエイト、日本美容・ヘルスケア成長投資1号組合、株式会社TKBC、株式会社DataStrategy及びConvano Investments Limitedの5社を新たに連結の範囲に含めております。なお、株式会社TKBCは、当連結会計年度において新たに連結の範囲に含めた後、株式譲渡等により支配を喪失したため、同一連結会計年度内に連結の範囲から除外しております。コンサルティング事業及びヘルスケア事業をはじめとする各事業の拡大が、売上収益及び営業利益の大幅な増加に寄与しております。コンサルティング事業は、当連結会計年度において株式会社Convano consulting及び株式会社DataStrategyが外部顧客に対する売上収益を計上することとなったことに伴い、従来「ネイル事業」に含めて報告していた当該事業を区分し、新たに報告セグメントといたしました。当連結会計年度の売上収益は8,288百万円であり、連結売上収益の過半を占めております。総合コンサルティング、医療機関向けの専門コンサルティング及びアウトソーシングの提供により、医療機関等の経営課題の解決及び業務効率化に対する需要を取り込み、当社グループの売上収益及び営業利益の拡大を牽引いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上収益は15,517百万円(前期比378.8%増)、営業利益は1,601百万円(前期比1,088.4%増)、税引前利益は1,420百万円(前期比1,014.0%増)となりました。一方、当連結会計年度において、暗号資産の期末における市場価格の下落により暗号資産評価損4,847百万円を「その他の費用」に計上したこと、及び法人所得税費用2,482百万円を計上したことにより、親会社の所有者に帰属する当期損失は1,061百万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期利益78百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(ⅰ) ネイル事業
(業績)
(単位:百万円)
(店舗数)
(注)( )内はフランチャイズ店舗であり内数であります。
(新規出店、移転、閉店)
(ⅱ) コンサルティング事業
(業績)
(単位:百万円)
(ⅲ) ヘルスケア事業
(業績)
(単位:百万円)
(ⅳ)インベストメント&アドバイザリー事業
(業績)
(単位:百万円)
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,446百万円増加し、4,252百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、3,947百万円(前連結会計年度は166百万円の収入)となりました。これは主に、暗号資産評価損4,847百万円(非資金項目)を計上したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11,472百万円(前連結会計年度は10百万円の支出)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出を23,705百万円及び無形資産の売却による収入を11,076百万円計上したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、10,970百万円(前連結会計年度は273百万円の支出)となりました。これは主に、株式の発行による収入を10,401百万円計上したことなどによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(ⅰ) 生産実績
当社グループで行う事業は提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
(ⅱ) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、仕入価格によっております。
2.前期増減率について、前期の実績がないセグメントは表示しておりません。
3.前連結会計年度の仕入実績の合計は130,677千円(全額ネイル事業)であります。
(ⅲ) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
2.前期比について、前期が該当なし又はマイナスの場合は表示しておりません。
3.各セグメントの売上収益及び前期比は、外部顧客への売上収益(セグメント間の内部売上収益を除く。)に基づいており、合計は連結損益計算書の売上収益と一致しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要性がある会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表はIFRSに基づき作成しており、その作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。経営者の視点から特に重要と考える見積りは以下のとおりであります。
(暗号資産の評価) 当連結会計年度末の暗号資産8,766,742千円は取得原価で測定し、回収可能価額(期末日における活発な市場の相場価格を基礎とする処分コスト控除後の公正価値)まで減額しており、当連結会計年度において暗号資産評価損4,846,532千円を計上しました。暗号資産の市場価格は変動が大きく、期末日後の価格動向によっては、翌連結会計年度において追加の暗号資産評価損が生じる可能性があります。 なお、回収可能価額が回復した場合には、取得原価を上限として、過年度に計上した減損損失を戻し入れることがあります。
(のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価) ネイル事業に配分されたのれん650,260千円及び商標権488,000千円の減損テストにおける使用価値は、経営者が承認した3年間の事業計画、長期成長率0.0%、税引前割引率6.7%を主要な仮定として算定しております。将来の店舗収益が計画を下回る場合や割引率が上昇した場合には、減損損失が生じる可能性があります。
(繰延税金資産の回収可能性) 連結子会社の将来減算一時差異等に係る繰延税金資産206,313千円は、各社の将来の課税所得の見積りに基づき回収可能と判断した範囲で認識しております。なお、当社個別の税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異については、回収可能性を慎重に判断し、繰延税金資産を認識しておりません。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ⅰ) 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産、負債及び資本の状況は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は18,896百万円となり、前連結会計年度末(3,164百万円)に比べ15,732百万円増加いたしました。主な増減要因は以下のとおりであります。
流動資産は7,657百万円(前期比6,273百万円増)となりました。これは主として、新株予約権の発行及び行使による収入10,429百万円(連結キャッシュ・フロー計算書「株式の発行による収入」10,401百万円及び「新株予約権の発行による収入」28百万円の合計)及び社債の発行(7,000百万円)等による資金調達に伴い、現金及び現金同等物が4,252百万円(前期比3,446百万円増)増加したこと、並びに暗号資産の売買・デリバティブ取引に係る未収入金及びその他流動資産が増加したことによるものであります。
非流動資産は11,239百万円(前期比9,459百万円増)となりました。これは主として、資本政策及び財務戦略の一環として暗号資産(主としてビットコイン)を取得したことにより、暗号資産残高が8,767百万円(前期比8,767百万円増)となったことによるものであります。なお、当連結会計年度において市場価格の下落により暗号資産に係る暗号資産評価損4,847百万円を計上しております。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は8,005百万円となり、前連結会計年度末(1,421百万円)に比べ6,584百万円増加いたしました。主な増減要因は以下のとおりであります。
流動負債は7,482百万円(前期比6,634百万円増)となりました。これは主として、未払法人所得税等が2,705百万円増加(当連結会計年度末2,753百万円)したこと、第5回無担保普通社債(発行総額7,000百万円のうち5,500百万円を当連結会計年度中に償還)の残存残高1,500百万円を流動負債に計上したこと、並びに営業債務及びその他の債務が増加したことによるものであります。
非流動負債は523百万円(前期比50百万円減)となりました。これは主として、新規出店及び連結子会社の本社移転に伴い非流動のリース負債が214百万円増加(当連結会計年度末370百万円)した一方、長期借入金が285百万円減少(当連結会計年度末23百万円)したことによるものであります。
(資本)
当連結会計年度末における資本合計は10,891百万円となり、前連結会計年度末(1,743百万円)に比べ9,148百万円増加いたしました。これは主として、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が10,429百万円増加したことによるものであります。一方、当連結会計年度において親会社の所有者に帰属する当期損失1,061百万円を計上したことにより、利益剰余金が減少しております。
(ⅱ) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第1 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しておりますのでご参照ください。
(ⅲ) 経営戦略の現状と見通し
当社の経営方針・経営戦略の現状と見通しにつきましては「第1 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますのでご参照ください。
(ⅳ) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
(イ)資金需要
当社グループの資金需要は、主として運転資金、設備投資、事業投資(M&A及び成長投資)、長期借入金の返済並びに法人税等の支払であります。
運転資金のうち主なものは、人件費、地代家賃、材料費等であります。
設備投資は主に、ネイルサロン「ファストネイル」の新規出店にかかる有形固定資産の取得、敷金及び保証金の差入等であります。
事業投資は、インベストメント&アドバイザリー事業を中心とするM&A及び成長投資の実行等であります。なお、当社は、2026年5月29日開催の取締役会において、アクセルマーク株式会社(東京証券取引所グロース市場、証券コード3624)が実施する第三者割当による新株式45,000,000株の引受け(取得価額902,000,000円)により同社を連結子会社とすることを決議しており、その払込期日(連結子会社化の効力発生日)は2026年7月2日を予定しております。詳細は、連結財務諸表注記「重要な後発事象」に記載しております。
(ロ)資本の財源
運転資金及び設備投資に係る資金需要は、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより得た資金を基本とし、状況に応じて取引銀行からの借入れにより充当しております。また、事業投資(M&A及び成長投資)等に係る資金需要に対しては、新株予約権の行使による払込み及び社債の発行等による資本市場からの調達により充当しております。当連結会計年度においては、新株予約権の行使により10,429,041千円、社債の発行により7,000,000千円(うち5,500,000千円を期中償還)の資金を調達しております。
(ハ)資金の流動性
・借入金及び社債
当連結会計年度末における借入金残高は592,960千円(うち1年内返済予定569,642千円)、社債残高は1,500,000千円であります。当連結会計年度において、新株予約権の行使による払込(10,429,041千円)及び社債の発行(7,000,000千円・うち5,500,000千円を期中償還)により資金を調達しております。
・手元流動性
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,252,237千円であり、未払法人所得税等2,753,155千円の納付資金を含む運転資金需要に対し、十分な流動性を確保しております。
・劣後特約付金銭消費貸借契約
株式会社商工組合中央金庫からの借入金200,000千円は、2026年4月20日に約定どおり期限一括返済しております。
(ⅴ) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗
当社グループが重視する経営指標の当連結会計年度の実績は次のとおりであります。売上収益15,517百万円(前期比378.8%増)、営業利益1,601百万円(同1,088.4%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費)1,887百万円(前期412百万円)と、いずれも大幅な増加となりました。ネイル事業では、予約枠の最適化や新規出店等により売上収益3,248百万円(同5.3%増)、ヘルスケア事業では契約医療機関数の拡大等により売上収益2,339百万円(同2,229.5%増)となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、回復の兆しを見せながらも、国際情勢や資源価格の動向などにより、依然として先行きに不透明感が残る状況となりました。ネイル業界も同様に、価格改定や人材確保に苦慮する厳しい市況下が続いております。
このような環境の下、当社グループでは上期に採用戦略を強化し、下期には業務効率と生産性の向上を目指す施策を展開しました。新規スタッフの確保と定着を図る一方で、予約枠の最適化やメニュー構成の見直しにより、既存店舗の稼働率向上と顧客単価の改善を推進して参りました。
また、当連結会計年度より、株式会社アセットクリエイト、日本美容・ヘルスケア成長投資1号組合、株式会社TKBC、株式会社DataStrategy及びConvano Investments Limitedの5社を新たに連結の範囲に含めております。なお、株式会社TKBCは、当連結会計年度において新たに連結の範囲に含めた後、株式譲渡等により支配を喪失したため、同一連結会計年度内に連結の範囲から除外しております。コンサルティング事業及びヘルスケア事業をはじめとする各事業の拡大が、売上収益及び営業利益の大幅な増加に寄与しております。コンサルティング事業は、当連結会計年度において株式会社Convano consulting及び株式会社DataStrategyが外部顧客に対する売上収益を計上することとなったことに伴い、従来「ネイル事業」に含めて報告していた当該事業を区分し、新たに報告セグメントといたしました。当連結会計年度の売上収益は8,288百万円であり、連結売上収益の過半を占めております。総合コンサルティング、医療機関向けの専門コンサルティング及びアウトソーシングの提供により、医療機関等の経営課題の解決及び業務効率化に対する需要を取り込み、当社グループの売上収益及び営業利益の拡大を牽引いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上収益は15,517百万円(前期比378.8%増)、営業利益は1,601百万円(前期比1,088.4%増)、税引前利益は1,420百万円(前期比1,014.0%増)となりました。一方、当連結会計年度において、暗号資産の期末における市場価格の下落により暗号資産評価損4,847百万円を「その他の費用」に計上したこと、及び法人所得税費用2,482百万円を計上したことにより、親会社の所有者に帰属する当期損失は1,061百万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期利益78百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(ⅰ) ネイル事業
(業績)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
| 売上収益 | 3,085 | 3,248 | 163 | |
| セグメント利益(△は損失) | △135 | 259 | 395 |
(店舗数)
| ブランド名 | 地域 | 2025年3月31日 | 開店 | 閉店 | 2026年3月31日 | |
| ファストネイル | 北海道 | 0 | 1 | ― | 1 | |
| 関東 | 42(1) | 10 | ― | 52(1) | ||
| 東海 | 6 | ― | ― | 6 | ||
| 関西 | 5 | ― | ― | 5 | ||
| 中国 | 1 | 1 | ― | 2 | ||
| 九州 | 1 | ― | ― | 1 | ||
| 計 | 55(1) | 12 | ― | 67(1) | ||
| ファストネイル・プラス | 関東 | 1 | ― | ― | 1 | |
| ファストネイル・ロコ | 関東 | 1 | ― | ― | 1 | |
| 東海 | 2(2) | ― | ― | 2(2) | ||
| 関西 | 1(1) | ― | 1(1) | 0 | ||
| 九州 | 2(2) | ― | ― | 2(2) | ||
| 計 | 6(5) | ― | 1(1) | 5(4) | ||
| 合計 | 62(6) | 12 | 1(1) | 73(5) |
(注)( )内はフランチャイズ店舗であり内数であります。
(新規出店、移転、閉店)
| 年 | 月 | 内容 | |
| 2025 | 9 | FASTNAIL ロコ ららぽーと和泉店が閉店 | |
| 11 | FASTNAIL 広島駅前店が開店 | ||
| 11 | FASTNAIL 春日部店が開店 | ||
| 11 | FASTNAIL 松戸駅西口店が開店 | ||
| 11 | FASTNAIL 荻窪駅前店が開店 | ||
| 2026 | 1 | FASTNAIL 恵比寿駅前店が開店 | |
| 1 | FASTNAIL 自由が丘駅前店が開店 | ||
| 1 | FASTNAIL 葛西駅前店が開店 | ||
| 2 | FASTNAIL 関内店が開店 | ||
| 2 | FASTNAIL 高崎駅前店が開店 | ||
| 2 | FASTNAIL 川口駅前店が開店 | ||
| 2 | FASTNAIL 本厚木駅前店が開店 | ||
| 3 | FASTNAIL 札幌駅前店が開店 |
(ⅱ) コンサルティング事業
(業績)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
| 売上収益 | 0 | 8,288 | 8,288 | |
| セグメント利益(△は損失) | 144 | 2,873 | 2,728 |
(ⅲ) ヘルスケア事業
(業績)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
| 売上収益 | 100 | 2,339 | 2,239 | |
| セグメント利益(△は損失) | 78 | 1,555 | 1,477 |
(ⅳ)インベストメント&アドバイザリー事業
(業績)
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
| 売上収益 | 55 | 1,642 | 1,587 | |
| セグメント利益(△は損失) | 49 | △2,898 | △2,947 |
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,446百万円増加し、4,252百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、3,947百万円(前連結会計年度は166百万円の収入)となりました。これは主に、暗号資産評価損4,847百万円(非資金項目)を計上したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、11,472百万円(前連結会計年度は10百万円の支出)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出を23,705百万円及び無形資産の売却による収入を11,076百万円計上したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、10,970百万円(前連結会計年度は273百万円の支出)となりました。これは主に、株式の発行による収入を10,401百万円計上したことなどによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(ⅰ) 生産実績
当社グループで行う事業は提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
(ⅱ) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 仕入高(千円) | 前期増減率(%) |
| ネイル事業 | 162,208 | 24.1 |
| コンサルティング事業 | - | - |
| ヘルスケア事業 | 571,251 | - |
| インベストメント&アドバイザリー事業 | 468 | - |
| 合計 | 733,927 | 461.6 |
(注)1.金額は、仕入価格によっております。
2.前期増減率について、前期の実績がないセグメントは表示しておりません。
3.前連結会計年度の仕入実績の合計は130,677千円(全額ネイル事業)であります。
(ⅲ) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 売上収益(千円) | 前期増減率(%) |
| ネイル事業 | 3,248,399 | 5.3 |
| コンサルティング事業 | 8,287,775 | - |
| ヘルスケア事業 | 2,339,029 | 2,229.5 |
| インベストメント&アドバイザリー事業 | 1,641,864 | 2,869.8 |
| 合計 | 15,517,066 | 378.8 |
(注)1.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 一般社団法人メディカルアライアンス | - | - | 9,567,274 | 61.7 |
2.前期比について、前期が該当なし又はマイナスの場合は表示しておりません。
3.各セグメントの売上収益及び前期比は、外部顧客への売上収益(セグメント間の内部売上収益を除く。)に基づいており、合計は連結損益計算書の売上収益と一致しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要性がある会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表はIFRSに基づき作成しており、その作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しております。経営者の視点から特に重要と考える見積りは以下のとおりであります。
(暗号資産の評価) 当連結会計年度末の暗号資産8,766,742千円は取得原価で測定し、回収可能価額(期末日における活発な市場の相場価格を基礎とする処分コスト控除後の公正価値)まで減額しており、当連結会計年度において暗号資産評価損4,846,532千円を計上しました。暗号資産の市場価格は変動が大きく、期末日後の価格動向によっては、翌連結会計年度において追加の暗号資産評価損が生じる可能性があります。 なお、回収可能価額が回復した場合には、取得原価を上限として、過年度に計上した減損損失を戻し入れることがあります。
(のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の評価) ネイル事業に配分されたのれん650,260千円及び商標権488,000千円の減損テストにおける使用価値は、経営者が承認した3年間の事業計画、長期成長率0.0%、税引前割引率6.7%を主要な仮定として算定しております。将来の店舗収益が計画を下回る場合や割引率が上昇した場合には、減損損失が生じる可能性があります。
(繰延税金資産の回収可能性) 連結子会社の将来減算一時差異等に係る繰延税金資産206,313千円は、各社の将来の課税所得の見積りに基づき回収可能と判断した範囲で認識しております。なお、当社個別の税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異については、回収可能性を慎重に判断し、繰延税金資産を認識しておりません。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ⅰ) 財政状態の分析
当連結会計年度末における資産、負債及び資本の状況は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減額 | ||
| 資産合計 | 3,164 | 18,896 | 15,732 | |
| 負債合計 | 1,421 | 8,005 | 6,584 | |
| 資本合計 | 1,743 | 10,891 | 9,148 |
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は18,896百万円となり、前連結会計年度末(3,164百万円)に比べ15,732百万円増加いたしました。主な増減要因は以下のとおりであります。
流動資産は7,657百万円(前期比6,273百万円増)となりました。これは主として、新株予約権の発行及び行使による収入10,429百万円(連結キャッシュ・フロー計算書「株式の発行による収入」10,401百万円及び「新株予約権の発行による収入」28百万円の合計)及び社債の発行(7,000百万円)等による資金調達に伴い、現金及び現金同等物が4,252百万円(前期比3,446百万円増)増加したこと、並びに暗号資産の売買・デリバティブ取引に係る未収入金及びその他流動資産が増加したことによるものであります。
非流動資産は11,239百万円(前期比9,459百万円増)となりました。これは主として、資本政策及び財務戦略の一環として暗号資産(主としてビットコイン)を取得したことにより、暗号資産残高が8,767百万円(前期比8,767百万円増)となったことによるものであります。なお、当連結会計年度において市場価格の下落により暗号資産に係る暗号資産評価損4,847百万円を計上しております。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は8,005百万円となり、前連結会計年度末(1,421百万円)に比べ6,584百万円増加いたしました。主な増減要因は以下のとおりであります。
流動負債は7,482百万円(前期比6,634百万円増)となりました。これは主として、未払法人所得税等が2,705百万円増加(当連結会計年度末2,753百万円)したこと、第5回無担保普通社債(発行総額7,000百万円のうち5,500百万円を当連結会計年度中に償還)の残存残高1,500百万円を流動負債に計上したこと、並びに営業債務及びその他の債務が増加したことによるものであります。
非流動負債は523百万円(前期比50百万円減)となりました。これは主として、新規出店及び連結子会社の本社移転に伴い非流動のリース負債が214百万円増加(当連結会計年度末370百万円)した一方、長期借入金が285百万円減少(当連結会計年度末23百万円)したことによるものであります。
(資本)
当連結会計年度末における資本合計は10,891百万円となり、前連結会計年度末(1,743百万円)に比べ9,148百万円増加いたしました。これは主として、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が10,429百万円増加したことによるものであります。一方、当連結会計年度において親会社の所有者に帰属する当期損失1,061百万円を計上したことにより、利益剰余金が減少しております。
(ⅱ) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第1 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しておりますのでご参照ください。
(ⅲ) 経営戦略の現状と見通し
当社の経営方針・経営戦略の現状と見通しにつきましては「第1 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますのでご参照ください。
(ⅳ) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
(イ)資金需要
当社グループの資金需要は、主として運転資金、設備投資、事業投資(M&A及び成長投資)、長期借入金の返済並びに法人税等の支払であります。
運転資金のうち主なものは、人件費、地代家賃、材料費等であります。
設備投資は主に、ネイルサロン「ファストネイル」の新規出店にかかる有形固定資産の取得、敷金及び保証金の差入等であります。
事業投資は、インベストメント&アドバイザリー事業を中心とするM&A及び成長投資の実行等であります。なお、当社は、2026年5月29日開催の取締役会において、アクセルマーク株式会社(東京証券取引所グロース市場、証券コード3624)が実施する第三者割当による新株式45,000,000株の引受け(取得価額902,000,000円)により同社を連結子会社とすることを決議しており、その払込期日(連結子会社化の効力発生日)は2026年7月2日を予定しております。詳細は、連結財務諸表注記「重要な後発事象」に記載しております。
(ロ)資本の財源
運転資金及び設備投資に係る資金需要は、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより得た資金を基本とし、状況に応じて取引銀行からの借入れにより充当しております。また、事業投資(M&A及び成長投資)等に係る資金需要に対しては、新株予約権の行使による払込み及び社債の発行等による資本市場からの調達により充当しております。当連結会計年度においては、新株予約権の行使により10,429,041千円、社債の発行により7,000,000千円(うち5,500,000千円を期中償還)の資金を調達しております。
(ハ)資金の流動性
・借入金及び社債
当連結会計年度末における借入金残高は592,960千円(うち1年内返済予定569,642千円)、社債残高は1,500,000千円であります。当連結会計年度において、新株予約権の行使による払込(10,429,041千円)及び社債の発行(7,000,000千円・うち5,500,000千円を期中償還)により資金を調達しております。
・手元流動性
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は4,252,237千円であり、未払法人所得税等2,753,155千円の納付資金を含む運転資金需要に対し、十分な流動性を確保しております。
・劣後特約付金銭消費貸借契約
株式会社商工組合中央金庫からの借入金200,000千円は、2026年4月20日に約定どおり期限一括返済しております。
(ⅴ) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗
当社グループが重視する経営指標の当連結会計年度の実績は次のとおりであります。売上収益15,517百万円(前期比378.8%増)、営業利益1,601百万円(同1,088.4%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費)1,887百万円(前期412百万円)と、いずれも大幅な増加となりました。ネイル事業では、予約枠の最適化や新規出店等により売上収益3,248百万円(同5.3%増)、ヘルスケア事業では契約医療機関数の拡大等により売上収益2,339百万円(同2,229.5%増)となりました。