四半期報告書-第15期第3四半期(令和1年12月1日-令和2年2月29日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業業績及び雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移したものの、2019年10月以降は消費税増税に伴う国内消費の落ち込みが見られることに加え、米中貿易摩擦や英国のEU離脱、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響に対する懸念があり、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。その一方で、当社の主要な事業領域であるインターネット広告市場は、利用者の増加やスマートフォン等の端末の普及に加え、企業等の活動におけるインターネットサービスの利用増加により急速に拡大を続けてまいりました。
このような経済状況のもと、当社では、「『働く』を豊かにする。~B2B領域でイノベーションを起こし続ける~」をミッションに掲げ、情報流通の最適化と効果的な広告運用サービス等を提供してきました。データフィード構築のために当社がこれまでに蓄積した膨大な商品・案件等のデータとその変換・更新ノウハウをもとに、企業が持つ情報を最適な形に加工し、ターゲットユーザーに対して適切な情報を適切なタイミングで適切なデバイスに提供することを実現してまいりました。また、当社は各デジタルプラットフォーマーと良好なリレーションを構築しており、その関係を活かし当社の複数のサービスを連携させることで、企業の顧客開拓支援に留まらずユーザーとの継続的な関係強化に資する包括的な支援に努めてまいりました。営業面においては、人員数及び組織的な管理体制の両面で強化を行い、新規取引先の開拓等の事業展開に対する販売促進活動に注力してまいりました。
また、通信環境やテクノロジーの発展に伴い多様化・高度化する広告形式に対応するための高度な専門性や知見の強化を図るべく、2020年1月にアナグラム株式会社を子会社化いたしました。これにより、両社が蓄積してきた専門性や知見を踏まえて既存のサービスにとどまらず、テクノロジーを活用したより高度なマーケティング支援体制を共同で開発・構築することにより、当社プロフェッショナルサービス事業におけるサービス領域の持続的な成長及び新たな展開を推進してまいりました。
なお、アナグラム株式会社については、2019年12月31日をみなし取得日として、当第3四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高918,633千円、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)247,911千円、営業利益218,715千円、経常利益165,095千円、親会社株主に帰属する四半期純利益60,556千円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(プロフェッショナルサービス事業)
主としてエンタープライズを中心とした顧客に対して、個々のニーズに応じたデータフィードの構築サービス「DF PLUS」、プラットフォーム等への広告運用受託サービス「Feedmatic」、サテライトサイトを生成・自動運用するSEO支援サービス「Contents Feeder」を提供しております。
また、子会社のアナグラム株式会社の業績は、2020年1月よりプロフェッショナルサービス事業のセグメント業績に含めております。当第3四半期連結累計期間においては、既存取引先との取引をベースに安定的な受注を確保できたことにより、順調に推移しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高572,796千円、セグメント利益191,396千円となりました。
(SaaS事業)
データフィードの作成、管理及び最適化を広告担当者自身で行うことができるデータフィード統合管理サービス「dfplus.io」、ECサイトの商品情報を元に自動で最適化した広告を出稿することができる広告配信サービス「EC Booster」、並びにSNS登録情報を利用したWebの会員登録・ログインやダイレクトメッセージ送信による顧客リーチのサポートサービス「ソーシャルPLUS」を提供しております。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、各サービスで順調に新規案件の獲得及び売上単価の増加による売上げの積み上げができたことにより、売上高345,836千円、セグメント利益27,318千円となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は5,198,352千円となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産合計は、3,458,250千円となりました。この主な内訳は、現金及び預金2,029,311千円、売掛金が1,049,900千円であります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末の固定資産合計は、1,740,101千円となりました。この主な内訳は、顧客関連資産1,075,766千円、のれん466,240千円、投資その他の資産155,717千円であります
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債合計は、1,498,434千円となりました。この主な内訳は、買掛金
808,783千円、短期借入金200,000千円、1年内返済予定の長期借入金170,000千円、未払法人税等164,981千円であります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末の固定負債合計は、2,040,932千円となりました。この主な内訳は、長期借入金1,680,000千円、繰延税金負債360,932千円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、1,658,985千円となりました。この主な内訳は、資本金443,850千円、資本剰余金433,658千円、利益剰余金△26,145千円、非支配株主持分807,622千円であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当社の研究開発費は2,902千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業業績及び雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移したものの、2019年10月以降は消費税増税に伴う国内消費の落ち込みが見られることに加え、米中貿易摩擦や英国のEU離脱、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に及ぼす影響に対する懸念があり、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。その一方で、当社の主要な事業領域であるインターネット広告市場は、利用者の増加やスマートフォン等の端末の普及に加え、企業等の活動におけるインターネットサービスの利用増加により急速に拡大を続けてまいりました。
このような経済状況のもと、当社では、「『働く』を豊かにする。~B2B領域でイノベーションを起こし続ける~」をミッションに掲げ、情報流通の最適化と効果的な広告運用サービス等を提供してきました。データフィード構築のために当社がこれまでに蓄積した膨大な商品・案件等のデータとその変換・更新ノウハウをもとに、企業が持つ情報を最適な形に加工し、ターゲットユーザーに対して適切な情報を適切なタイミングで適切なデバイスに提供することを実現してまいりました。また、当社は各デジタルプラットフォーマーと良好なリレーションを構築しており、その関係を活かし当社の複数のサービスを連携させることで、企業の顧客開拓支援に留まらずユーザーとの継続的な関係強化に資する包括的な支援に努めてまいりました。営業面においては、人員数及び組織的な管理体制の両面で強化を行い、新規取引先の開拓等の事業展開に対する販売促進活動に注力してまいりました。
また、通信環境やテクノロジーの発展に伴い多様化・高度化する広告形式に対応するための高度な専門性や知見の強化を図るべく、2020年1月にアナグラム株式会社を子会社化いたしました。これにより、両社が蓄積してきた専門性や知見を踏まえて既存のサービスにとどまらず、テクノロジーを活用したより高度なマーケティング支援体制を共同で開発・構築することにより、当社プロフェッショナルサービス事業におけるサービス領域の持続的な成長及び新たな展開を推進してまいりました。
なお、アナグラム株式会社については、2019年12月31日をみなし取得日として、当第3四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高918,633千円、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)247,911千円、営業利益218,715千円、経常利益165,095千円、親会社株主に帰属する四半期純利益60,556千円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(プロフェッショナルサービス事業)
主としてエンタープライズを中心とした顧客に対して、個々のニーズに応じたデータフィードの構築サービス「DF PLUS」、プラットフォーム等への広告運用受託サービス「Feedmatic」、サテライトサイトを生成・自動運用するSEO支援サービス「Contents Feeder」を提供しております。
また、子会社のアナグラム株式会社の業績は、2020年1月よりプロフェッショナルサービス事業のセグメント業績に含めております。当第3四半期連結累計期間においては、既存取引先との取引をベースに安定的な受注を確保できたことにより、順調に推移しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高572,796千円、セグメント利益191,396千円となりました。
(SaaS事業)
データフィードの作成、管理及び最適化を広告担当者自身で行うことができるデータフィード統合管理サービス「dfplus.io」、ECサイトの商品情報を元に自動で最適化した広告を出稿することができる広告配信サービス「EC Booster」、並びにSNS登録情報を利用したWebの会員登録・ログインやダイレクトメッセージ送信による顧客リーチのサポートサービス「ソーシャルPLUS」を提供しております。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、各サービスで順調に新規案件の獲得及び売上単価の増加による売上げの積み上げができたことにより、売上高345,836千円、セグメント利益27,318千円となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は5,198,352千円となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末の流動資産合計は、3,458,250千円となりました。この主な内訳は、現金及び預金2,029,311千円、売掛金が1,049,900千円であります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末の固定資産合計は、1,740,101千円となりました。この主な内訳は、顧客関連資産1,075,766千円、のれん466,240千円、投資その他の資産155,717千円であります
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末の流動負債合計は、1,498,434千円となりました。この主な内訳は、買掛金
808,783千円、短期借入金200,000千円、1年内返済予定の長期借入金170,000千円、未払法人税等164,981千円であります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末の固定負債合計は、2,040,932千円となりました。この主な内訳は、長期借入金1,680,000千円、繰延税金負債360,932千円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、1,658,985千円となりました。この主な内訳は、資本金443,850千円、資本剰余金433,658千円、利益剰余金△26,145千円、非支配株主持分807,622千円であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当社の研究開発費は2,902千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。