四半期報告書-第79期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、円安を背景にした物価上昇の影響に加え、地政学リスクの長期化や中国経済の先行き懸念、また世界的な金融引き締め等による景気の下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの業績につきましては、建築関連では、大型の耐火被覆工事の受注の減少により工事部門の売上高は減少しました。販売部門で価格転嫁の効果に加え、需要量回復により増加したものの、建築関連セグメントの売上高は前年同期比で減少しました。プラント関連では、工事部門で売上高が増加しました。販売部門で売上高が減少したものの、プラント関連セグメントの売上高は前年同期比で増加しました。なお、原料・燃料費の高騰に対応して昨年より行ってきた価格転嫁は、徐々に浸透しております。
その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は6,179,214千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は725,293千円(前年同期比42.6%増)、経常利益は722,757千円(前年同期比45.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は471,120千円(前年同期比47.3%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<建築関連>工事部門においては、データセンター、オフィス、病院施設等の耐火被覆工事が比較的堅調に推移したものの、物流関係の大型工事案件の受注が振るわず、工事売上高は前年同期比で減少となりました。一方、販売部門においては、住宅向け耐火被覆材、CFRP型材の販売量が堅調に推移したことに加え、価格転嫁の効果等により、販売売上高は前年同期比で増加しましたが、工事売上の減少を販売売上の増加で埋めるには至りませんでした。
その結果、建築関連全体の売上高は2,227,620千円(前年同期比9.0%減)、営業利益は407,778千円(前年同期比14.6%減)となりました。
<プラント関連>工事部門においては、電力、石油、化学等向けのメンテナンス工事、建設工事が増加し、保温工事等の受注が堅調に推移したことにより、工事売上高としては前年同期比で増加しました。販売部門においては、下期に建設案件向けが見込まれるものの、当期間においては、国内一般顧客メンテナンス向け、建設案件向け販売ともにやや振るわず、販売売上高は前年同期比で減少しましたが、工事売上の増加が販売売上の減少をカバーする形となりました。
その結果、プラント関連全体の売上高は3,951,594千円(前年同期比16.7%増)、営業利益は782,789千円(前年同期比63.0%増)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて640,865千円増加し、16,964,661千円となりました。
(流動資産)
流動資産については、前連結会計年度末に比べて585,211千円増加し、10,819,291千円となりました。これは主に、完成工事未収入金が136,374千円減少したものの、現金及び預金が311,934千円、受取手形、売掛金及び契約資産が249,050千円、電子記録債権が143,136千円増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産については、前連結会計年度末に比べて55,653千円増加し、6,145,370千円となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)が38,270千円、機械装置及び運搬具(純額)が74,385千円、無形固定資産が12,244千円減少したものの、建設仮勘定が45,699千円、その他(投資その他の資産)が137,418千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債については、前連結会計年度末に比べて438,702千円増加し、3,139,916千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が44,724千円、工事未払金が51,351千円、1年内返済予定の長期借入金が24,984千円減少したものの、契約負債が92,032千円、短期借入金が50,000千円、未払法人税等が243,616千円、賞与引当金が92,079千円、その他が77,073千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債については、前連結会計年度末に比べて57,982千円減少し、1,094,600千円となりました。これは主に健康被害補償引当金が11,283千円増加したものの、長期借入金が59,790千円、役員退職慰労引当金が6,746千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産については、前連結会計年度末に比べて260,145千円増加し、12,730,143千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が90,190千円、利益剰余金が151,392千円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して246,930千円増加し、3,698,740千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、759,721千円(前年同期は1,309,234千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益700,810千円、減価償却費150,524千円、賞与引当金の増加92,204千円、その他160,108千円により資金が増加した一方で、売上債権及び契約資産の増加249,137千円、仕入債務の減少103,319千円により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、166,612千円(前年同期は184,414千円の支出)となりました。これは主に定期預金の預入による支出77,004千円、有形固定資産の取得による支出91,540千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、339,342千円(前年同期は418,297千円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出69,615千円、配当金の支払額319,727千円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は74,080千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、円安を背景にした物価上昇の影響に加え、地政学リスクの長期化や中国経済の先行き懸念、また世界的な金融引き締め等による景気の下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの業績につきましては、建築関連では、大型の耐火被覆工事の受注の減少により工事部門の売上高は減少しました。販売部門で価格転嫁の効果に加え、需要量回復により増加したものの、建築関連セグメントの売上高は前年同期比で減少しました。プラント関連では、工事部門で売上高が増加しました。販売部門で売上高が減少したものの、プラント関連セグメントの売上高は前年同期比で増加しました。なお、原料・燃料費の高騰に対応して昨年より行ってきた価格転嫁は、徐々に浸透しております。
その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は6,179,214千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は725,293千円(前年同期比42.6%増)、経常利益は722,757千円(前年同期比45.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は471,120千円(前年同期比47.3%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<建築関連>工事部門においては、データセンター、オフィス、病院施設等の耐火被覆工事が比較的堅調に推移したものの、物流関係の大型工事案件の受注が振るわず、工事売上高は前年同期比で減少となりました。一方、販売部門においては、住宅向け耐火被覆材、CFRP型材の販売量が堅調に推移したことに加え、価格転嫁の効果等により、販売売上高は前年同期比で増加しましたが、工事売上の減少を販売売上の増加で埋めるには至りませんでした。
その結果、建築関連全体の売上高は2,227,620千円(前年同期比9.0%減)、営業利益は407,778千円(前年同期比14.6%減)となりました。
<プラント関連>工事部門においては、電力、石油、化学等向けのメンテナンス工事、建設工事が増加し、保温工事等の受注が堅調に推移したことにより、工事売上高としては前年同期比で増加しました。販売部門においては、下期に建設案件向けが見込まれるものの、当期間においては、国内一般顧客メンテナンス向け、建設案件向け販売ともにやや振るわず、販売売上高は前年同期比で減少しましたが、工事売上の増加が販売売上の減少をカバーする形となりました。
その結果、プラント関連全体の売上高は3,951,594千円(前年同期比16.7%増)、営業利益は782,789千円(前年同期比63.0%増)となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて640,865千円増加し、16,964,661千円となりました。
(流動資産)
流動資産については、前連結会計年度末に比べて585,211千円増加し、10,819,291千円となりました。これは主に、完成工事未収入金が136,374千円減少したものの、現金及び預金が311,934千円、受取手形、売掛金及び契約資産が249,050千円、電子記録債権が143,136千円増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産については、前連結会計年度末に比べて55,653千円増加し、6,145,370千円となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)が38,270千円、機械装置及び運搬具(純額)が74,385千円、無形固定資産が12,244千円減少したものの、建設仮勘定が45,699千円、その他(投資その他の資産)が137,418千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債については、前連結会計年度末に比べて438,702千円増加し、3,139,916千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が44,724千円、工事未払金が51,351千円、1年内返済予定の長期借入金が24,984千円減少したものの、契約負債が92,032千円、短期借入金が50,000千円、未払法人税等が243,616千円、賞与引当金が92,079千円、その他が77,073千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債については、前連結会計年度末に比べて57,982千円減少し、1,094,600千円となりました。これは主に健康被害補償引当金が11,283千円増加したものの、長期借入金が59,790千円、役員退職慰労引当金が6,746千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産については、前連結会計年度末に比べて260,145千円増加し、12,730,143千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が90,190千円、利益剰余金が151,392千円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して246,930千円増加し、3,698,740千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、759,721千円(前年同期は1,309,234千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益700,810千円、減価償却費150,524千円、賞与引当金の増加92,204千円、その他160,108千円により資金が増加した一方で、売上債権及び契約資産の増加249,137千円、仕入債務の減少103,319千円により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、166,612千円(前年同期は184,414千円の支出)となりました。これは主に定期預金の預入による支出77,004千円、有形固定資産の取得による支出91,540千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、339,342千円(前年同期は418,297千円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出69,615千円、配当金の支払額319,727千円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は74,080千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。