四半期報告書-第76期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/11/10 14:01
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社は、前第2四半期連結累計期間については、四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析を行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあります。足許で持ち直しの動きも見られておりますが、未だ予断を許さない状況となっております。
このような経済状況の中、当社グループにおきましては、国内外の製品販売の一部に需要の減少がありますが、工事は堅調に推移しております。なお、連結子会社のジェイ アイ シー ベトナム有限会社において、当期も営業赤字となることがほぼ確実となったため、固定資産の減損処理を行い特別損失を計上いたしました。
その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の売上高は6,663,581千円、営業利益は934,141千円、経常利益は918,392千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は156,660千円となりました。
当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<建築関連>建築関連の工事につきましては、関東地区の物流案件の進捗等により、堅調に推移しております。製品販売につきましては、耐火被覆材に回復の兆しがあるものの、内装仕上げ材、煙突用断熱材において弱含みに推移しております。建築事業全体としては、工事部門の寄与により、堅調に推移いたしました。
その結果、売上高は2,445,239千円、セグメント利益は、646,192千円となりました。
<プラント関連>プラント関連の工事につきましては、発電所関係を中心に堅調に推移しております。製品販売につきましては、国内一般顧客向け及び鉄鋼関係において弱含みに推移しております。プラント事業全体としては、工事部門の寄与により、堅調に推移いたしました。
その結果、売上高は4,218,341千円、セグメント利益は、724,352千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて750,600千円減少し、15,025,969千円となりました。
(流動資産)
流動資産については前連結会計年度末に比べて483,394千円減少し、8,721,707千円となりました。これは主に、現金及び預金が105,891千円、電子記録債権が49,786千円、商品及び製品が25,787千円、未成工事支出金が129,810千円増加したものの、受取手形及び売掛金が255,744千円、完成工事未収入金が537,716千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産については前連結会計年度末に比べて267,205千円減少し、6,304,261千円となりました。これは主に、建物及び構築物が57,417千円、その他(有形固定資産)が68,873千円、無形固定資産が23,952千円増加したものの、機械装置及び運搬具が247,447千円、建設仮勘定が96,797千円、その他(投資その他の資産)が73,705千円減少したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債については前連結会計年度末に比べて410,055千円減少し、3,546,196千円となりました。これは主に、設備関係支払手形が148,659千円増加したものの、支払手形及び買掛金が111,091千円、1年内返済予定の長期借入金が203,335千円、未払法人税等が168,973千円、その他が51,500千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債については前連結会計年度末に比べて202,407千円減少し、1,097,792千円となりました。これは主に、健康被害補償引当金が10,000千円増加したものの、長期借入金が198,237千円、役員退職慰労引当金が13,102千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産については前連結会計年度末に比べて138,138千円減少し、10,381,980千円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が11,584千円増加したものの、利益剰余金が147,481千円減少したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して102,890千円増加し、1,353,592千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、902,345千円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益455,764千円、減価償却費156,951千円、減損損失462,627千円、売上債権の減少743,615千円により増加した一方で、未成工事支出金の増加129,810千円、仕入債務の減少112,934千円、預り金の減少141,484千円、その他の減少80,593千円、法人税等の支払額448,981千円により減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、93,953千円となりました。これは主に定期預金の払戻による収入12,000千円、投資不動産の賃貸による収入10,283千円により増加した一方で、定期預金の預入による支出15,001千円、有形固定資産の取得による支出50,540千円、無形固定資産の取得による支出43,313千円により減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、703,892千円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出399,750千円、配当金の支払額304,142千円により減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は70,576千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。