四半期報告書-第32期第1四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)

【提出】
2021/01/14 16:02
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響がある中で、経済活動の再開により景気は徐々に回復に向かっておりましたが、感染症の再拡大により先行きは不透明な状況であります。
当不動産業界におきましては、住宅取得支援政策や金融緩和政策継続を背景に、住宅需要は堅調に推移しております。また、テレワークの浸透による生活様式の変化が戸建住宅取得の意識を高めており、当社の足元の受注は順調に推移しておりますが、景気の不安定な状況により今後の動向を注視する必要があります。
このような事業環境のもと、「美しいデザイン」「妥協を許さない品質」「万全のアフターケア」の3つの価値をお客様に提供することをコンセプトとした戸建住宅のブランド「AVANTIA」を立ち上げ、テレビCM等の広告宣伝活動をはじめとするブランド構築、認知活動に努めてまいりました。また、当社グループが目指す姿として「お客様・地域・社会に寄り添い、あらゆる不動産ニーズを解決する企業集団となる」という長期ビジョンを掲げ、ビジョンの達成に向けては、戸建住宅事業をコア事業と位置付けつつ、請負住宅事業や周辺事業である不動産仲介事業、リフォーム事業、リノベーションなど不動産に関する様々な事業を展開し、「総合不動産サービス企業」を目指しております。また、販売用地の取得も、同業他社との仕入競争の激化は継続しているものの、厳選した物件を積極的に購入していくことで、将来の受注獲得に向けた販売物件の確保に注力してまいりました。
当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は69億19百万円(前年同期比16.9%増)、営業損失は1億71百万円(前年同期は3億7百万円の営業損失)、経常損失は1億26百万円(前年同期は2億13百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億18百万円(前年同期は1億62百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
(戸建住宅事業)
当社グループのコア事業である戸建住宅事業は、今後の成長戦略として「エリア戦略」と「ブランド戦略」を積極的に推し進めていきます。「エリア戦略」としましては、支店展開による地域密着型の営業活動の強みを活かしながら、コアエリアである愛知県のさらなる深耕と愛知県以外のエリアでの収益力強化、事業拡大を推し進めていきます。また、「ブランド戦略」では、戸建住宅の「AVANTIA」ブランドの認知を進め、「美しいデザイン」「妥協を許さない品質」「万全のアフターケア」を兼ね備えた同業他社の追随を許さない圧倒的な強さを持った住宅商品を目指し、持続的な進化を図ってまいります。
当第1四半期連結累計期間の売上高は55億23百万円(前年同期比19.8%増)、営業損失は1億11百万円(前年同期は2億82百万円の営業損失)となりました。
(マンション事業)
マンション事業は、当社子会社であるサンヨーベストホーム株式会社がファミリー層をメインターゲットに、名古屋市内を中心に生活利便性の高い立地に厳選したマンションブランド「サンクレーア」を展開しております。当第1四半期連結累計期間におきましては、「サンクレーア上社」「サンクレーア桜通泉」の2棟のマンションが完売し、引渡しを進めております。
当第1四半期連結累計期間の売上高は3億19百万円(前年同期の売上高は当初より引渡予定はなく計上なし)、営業損失は23百万円(前年同期は68百万円の営業損失)となりました。
(一般請負工事事業)
一般請負工事事業は、当社子会社であるジェイテクノ株式会社、株式会社巨勢工務店、株式会社宇戸平工務店の3社がそれぞれの地域の老舗工務店を母体として、公共事業や民間工事での実績や高い技術力を活かし、当社グループの戸建住宅やマンション施工等、様々なシナジーを発揮しながら業容を拡大しております。
当第1四半期連結累計期間の売上高は7億71百万円(前年同期比36.3%減)、営業損失は18百万円(前年同期は1百万円の営業利益)となりました。
(その他の事業)
その他の事業は、不動産事業において周辺事業である不動産仲介事業、リフォーム事業、リノベーション事業などであります。当社は不動産に関する様々な事業を展開し、「総合不動産サービス企業」を目指しております。
当第1四半期連結累計期間の売上高は3億4百万円(前年同期比215.3%増)、営業損失は11百万円(前年同期は30百万円の営業利益)となりました。
②財政状態
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億36百万円減少し426億18百万円となりました。主な要因は、現金預金の減少31億94百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少3億96百万円、たな卸資産の増加18億17百万円等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ16億92百万円減少し182億37百万円となりました。主な要因は、支払手形・工事未払金等の減少9億29百万円、短期借入金の減少6億11百万円、未払法人税等の減少4億90百万円、長期借入金(1年内返済予定を含む)の増加4億18百万円等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億44百万円減少し243億81百万円となりました。主な要因は、配当金の支払2億69百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1億18百万円の計上等によるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
①生産実績
当第1四半期連結累計期間
金額(千円)前年同期比(%)
戸建住宅事業5,888,14981.0
マンション事業413,11378.0
一般請負工事事業1,188,32971.9
その他の事業204,264488.4
合計7,693,85781.0

②受注実績
受注高
当第1四半期連結累計期間
金額(千円)前年同期比(%)
戸建住宅事業8,546,466122.4
マンション事業535,871172.8
一般請負工事事業966,390146.2
その他の事業393,075389.6
合計10,441,804129.6

受注残高
当第1四半期連結累計期間
金額(千円)前年同期比(%)
戸建住宅事業11,870,05294.8
マンション事業398,660128.5
一般請負工事事業1,542,87256.5
その他の事業254,367200.8
合計14,065,95189.7

③販売実績
当第1四半期連結累計期間
金額(千円)前年同期比(%)
戸建住宅事業5,523,774119.8
マンション事業319,162-
一般請負工事事業771,96163.7
その他の事業304,960315.3
合計6,919,859116.9