四半期報告書-第118期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。このため、経営成績及び各セグメントにおける比較につきましては、2021年1月1日から2021年6月30日までの6ヶ月間を「組替後前年同期」として算出した参考数値と比較しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年6月30日)における我が国経済は、感染対策等により経済社会活動の正常化が進む中で、各種政策の効果もあり一部持ち直しの動きが見られた一方で、原材料価格上昇や金融資本市場の変動等を注視する必要があり、依然として不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で、当社グループは、存在意義(パーパス)である「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現に向け価値創造を強化し、①健康価値の提供・お客様起点のバリューチェーンの構築、②注力領域への研究投資の集中、③海外事業の拡大に向け取り組みました。
その結果、売上面では、菓子・食品部門、乳業部門は組替後前年同期を下回りましたが、冷菓部門、食品原料部門、健康事業を含むその他部門が組替後前年同期を上回りました。また、海外部門においては、中国国内の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う上海でのロックダウンにより2ヶ月半にわたり生産活動を一時停止した影響を受けたものの、他地域で販売を拡大したことで組替後前年同期を上回ったため、当第2四半期連結累計期間の売上高は139,147百万円となり、組替後前年同期(137,974百万円)に比べ0.9%の増収となりました。
利益面につきましては、売上原価率は、食品原料部門を除く全ての部門で上昇したため組替後前年同期に比べ2.4ポイント上昇しました。また、中国上海でのロックダウンにより大幅な固定費負担増となりました。
その結果、営業利益は6,877百万円となり、組替後前年同期(9,971百万円)に比べ3,094百万円の減益となりました。経常利益は営業利益段階での減益等により、7,965百万円となり、組替後前年同期(11,186百万円)に比べ3,220百万円の減益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、中国における新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウンによる損失計上等により、4,723百万円となり、組替後前年同期(7,880百万円)に比べ3,157百万円の減益となりました。
各セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
<菓子・食品部門>売上面では、“DONBURI亭”“ポッキー”等は組替後前年同期を上回りましたが、“神戸ローストショコラ”“アーモンドピーク”等が組替後前年同期を下回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は31,570百万円となり、組替後前年同期(32,070百万円)に比べ1.6%の減収となりました。
利益面では、販売促進費及び広告費の減少等により、営業利益は2,599百万円となり、組替後前年同期(2,314百万円)に比べ284百万円の増益となりました。
<冷菓部門>売上面では、“ジャイアントコーン”等は組替後前年同期を下回りましたが、“セブンティーンアイス”、卸売販売子会社の売上高等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は35,760百万円となり、組替後前年同期(34,607百万円)に比べ3.3%の増収となりました。
利益面では、売上原価率の上昇等により、営業利益は1,046百万円となり、組替後前年同期(2,088百万円)に比べ1,042百万円の減益となりました。
<乳業部門>売上面では、“プッチンプリン”等は組替後前年同期を上回りましたが“BifiXヨーグルト”“朝食りんごヨーグルト”等が組替後前年同期を下回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は33,018百万円となり、組替後前年同期(34,782百万円)に比べ5.1%の減収となりました。
利益面では、減収及び売上原価率の上昇等により、営業利益は128百万円となり、組替後前年同期(1,089百万円)に比べ960百万円の減益となりました。
<食品原料部門>売上面では、“A-グル”“E-スターチ”等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,246百万円となり、組替後前年同期(5,098百万円)に比べ2.9%の増収となりました。
利益面では、増収及び売上原価率の低下等により、営業利益は645百万円となり、組替後前年同期(558百万円)に比べ87百万円の増益となりました。
<海外部門>売上面では、地域別において、中国では上海でのロックダウンの影響で生産活動を一時停止したため組替後前年同期を大きく下回りましたが、ASEAN、米国等では組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は24,638百万円となり、組替後前年同期(22,814百万円)に比べ8.0%の増収となりました。
利益面では、中国上海でのロックダウン期間中の固定費負担等により、営業利益は△322百万円となり、組替後前年同期(2,126百万円)に比べ2,448百万円の減益となりました。
<その他部門(健康事業含む)>売上面では、“アーモンド効果”“パワープロダクション”等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,912百万円となり、組替後前年同期(8,600百万円)に比べ3.6%の増収となりました。うち、健康事業においては、当第2四半期連結累計期間の売上高は6,417百万円となり、組替後前年同期(6,230百万円)に比べ3.0%の増収となりました。
利益面では、売上原価率の上昇等により、営業利益は612百万円となり、組替後前年同期(645百万円)に比べ33百万円の減益となりました。
財政状態については、以下のとおりであります。
資産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は365,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,262百万円増加しました。流動資産は173,019百万円となり、5,606百万円減少しました。主な要因は、商品及び製品等が増加しましたが、現金及び預金、受取手形及び売掛金等が減少したことによるものです。固定資産は191,988百万円となり、13,869百万円増加しました。主な要因は、建設仮勘定、投資有価証券の増加等によるものです。
負債
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は114,048百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,518百万円減少しました。主な要因は、未払費用の減少等によるものです。
純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は250,959百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,781百万円増加しました。主な要因は、剰余金の配当により2,272百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益4,723百万円を獲得したこと及びその他有価証券評価差額金が1,974百万円、為替換算調整勘定が10,326百万円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は68.6%(前連結会計年度末比1.1ポイント上昇)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物四半期末残高は、77,228百万円となり、前連結会計年度末(89,463百万円)に比べ12,234百万円減少しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは3,297百万円となりました。主な要因は、棚卸資産の増加△4,380百万円、仕入債務の減少△1,897百万円及び法人税等の支払額△3,094百万円等による資金の減少がありましたが、減価償却費6,685百万円及び売上債権の減少6,112百万円等があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは△14,368百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出△9,779百万円、無形固定資産の取得による支出△2,959百万円があったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは△7,465百万円となりました。主な要因は、配当金の支払額△2,272百万円、自己株式の取得による支出△5,000百万円があったためであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,493百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年6月30日)における我が国経済は、感染対策等により経済社会活動の正常化が進む中で、各種政策の効果もあり一部持ち直しの動きが見られた一方で、原材料価格上昇や金融資本市場の変動等を注視する必要があり、依然として不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で、当社グループは、存在意義(パーパス)である「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現に向け価値創造を強化し、①健康価値の提供・お客様起点のバリューチェーンの構築、②注力領域への研究投資の集中、③海外事業の拡大に向け取り組みました。
その結果、売上面では、菓子・食品部門、乳業部門は組替後前年同期を下回りましたが、冷菓部門、食品原料部門、健康事業を含むその他部門が組替後前年同期を上回りました。また、海外部門においては、中国国内の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う上海でのロックダウンにより2ヶ月半にわたり生産活動を一時停止した影響を受けたものの、他地域で販売を拡大したことで組替後前年同期を上回ったため、当第2四半期連結累計期間の売上高は139,147百万円となり、組替後前年同期(137,974百万円)に比べ0.9%の増収となりました。
利益面につきましては、売上原価率は、食品原料部門を除く全ての部門で上昇したため組替後前年同期に比べ2.4ポイント上昇しました。また、中国上海でのロックダウンにより大幅な固定費負担増となりました。
その結果、営業利益は6,877百万円となり、組替後前年同期(9,971百万円)に比べ3,094百万円の減益となりました。経常利益は営業利益段階での減益等により、7,965百万円となり、組替後前年同期(11,186百万円)に比べ3,220百万円の減益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、中国における新型コロナウイルス感染症拡大に伴うロックダウンによる損失計上等により、4,723百万円となり、組替後前年同期(7,880百万円)に比べ3,157百万円の減益となりました。
各セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
<菓子・食品部門>売上面では、“DONBURI亭”“ポッキー”等は組替後前年同期を上回りましたが、“神戸ローストショコラ”“アーモンドピーク”等が組替後前年同期を下回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は31,570百万円となり、組替後前年同期(32,070百万円)に比べ1.6%の減収となりました。
利益面では、販売促進費及び広告費の減少等により、営業利益は2,599百万円となり、組替後前年同期(2,314百万円)に比べ284百万円の増益となりました。
<冷菓部門>売上面では、“ジャイアントコーン”等は組替後前年同期を下回りましたが、“セブンティーンアイス”、卸売販売子会社の売上高等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は35,760百万円となり、組替後前年同期(34,607百万円)に比べ3.3%の増収となりました。
利益面では、売上原価率の上昇等により、営業利益は1,046百万円となり、組替後前年同期(2,088百万円)に比べ1,042百万円の減益となりました。
<乳業部門>売上面では、“プッチンプリン”等は組替後前年同期を上回りましたが“BifiXヨーグルト”“朝食りんごヨーグルト”等が組替後前年同期を下回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は33,018百万円となり、組替後前年同期(34,782百万円)に比べ5.1%の減収となりました。
利益面では、減収及び売上原価率の上昇等により、営業利益は128百万円となり、組替後前年同期(1,089百万円)に比べ960百万円の減益となりました。
<食品原料部門>売上面では、“A-グル”“E-スターチ”等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,246百万円となり、組替後前年同期(5,098百万円)に比べ2.9%の増収となりました。
利益面では、増収及び売上原価率の低下等により、営業利益は645百万円となり、組替後前年同期(558百万円)に比べ87百万円の増益となりました。
<海外部門>売上面では、地域別において、中国では上海でのロックダウンの影響で生産活動を一時停止したため組替後前年同期を大きく下回りましたが、ASEAN、米国等では組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は24,638百万円となり、組替後前年同期(22,814百万円)に比べ8.0%の増収となりました。
利益面では、中国上海でのロックダウン期間中の固定費負担等により、営業利益は△322百万円となり、組替後前年同期(2,126百万円)に比べ2,448百万円の減益となりました。
<その他部門(健康事業含む)>売上面では、“アーモンド効果”“パワープロダクション”等が組替後前年同期を上回りました。その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,912百万円となり、組替後前年同期(8,600百万円)に比べ3.6%の増収となりました。うち、健康事業においては、当第2四半期連結累計期間の売上高は6,417百万円となり、組替後前年同期(6,230百万円)に比べ3.0%の増収となりました。
利益面では、売上原価率の上昇等により、営業利益は612百万円となり、組替後前年同期(645百万円)に比べ33百万円の減益となりました。
財政状態については、以下のとおりであります。
資産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は365,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,262百万円増加しました。流動資産は173,019百万円となり、5,606百万円減少しました。主な要因は、商品及び製品等が増加しましたが、現金及び預金、受取手形及び売掛金等が減少したことによるものです。固定資産は191,988百万円となり、13,869百万円増加しました。主な要因は、建設仮勘定、投資有価証券の増加等によるものです。
負債
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は114,048百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,518百万円減少しました。主な要因は、未払費用の減少等によるものです。
純資産
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は250,959百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,781百万円増加しました。主な要因は、剰余金の配当により2,272百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益4,723百万円を獲得したこと及びその他有価証券評価差額金が1,974百万円、為替換算調整勘定が10,326百万円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は68.6%(前連結会計年度末比1.1ポイント上昇)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物四半期末残高は、77,228百万円となり、前連結会計年度末(89,463百万円)に比べ12,234百万円減少しました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは3,297百万円となりました。主な要因は、棚卸資産の増加△4,380百万円、仕入債務の減少△1,897百万円及び法人税等の支払額△3,094百万円等による資金の減少がありましたが、減価償却費6,685百万円及び売上債権の減少6,112百万円等があったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは△14,368百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出△9,779百万円、無形固定資産の取得による支出△2,959百万円があったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは△7,465百万円となりました。主な要因は、配当金の支払額△2,272百万円、自己株式の取得による支出△5,000百万円があったためであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2,493百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況について重要な変更はありません。