有価証券報告書-第56期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、好調な企業業績に支えられ、設備投資の増加、雇用や所得の改善などにより、緩やかな景気の回復基調が続いています。しかしながら、全国各地で地震や豪雨等の自然災害が相次いだことに加え、米中二国間の貿易摩擦や中国経済減速の影響により景気後退懸念が強まるなど、先行きの見通せない状況が続いております。
食品業界におきましても、お客さまの節約志向が継続していることに加え、物流や原材料及び資材等の各種コストの上昇により、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況の中で、当社では、主力製品である棒ラーメンや皿うどんの販売強化の推進、コスト削減等の経営効率化に取り組んでまいりました。
その結果、売上高は8,251百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は452百万円(前年同期比3.5%増)、経常利益は475百万円(前年同期比3.8%増)、当期純利益は336百万円(前年同期比8.8%減)となり、一定の利益水準を確保することができました。
<当事業年度中の新発売製品>
(※印はリニューアル発売製品)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
海外への販売が減少し、売上高は2,618百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
(皿うどん)
家庭用の長崎皿うどんやサラダ用の揚げめんの販売好調で、売上高は2,493百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
(カップめん)
カップめんは、レギュラーカップ、ビッグカップともに減少し、売上高は2,732百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は9,702百万円となり、前事業年度末に比べ113百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が282百万円減少したものの、有価証券が400百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては1,927百万円となり、前事業年度末に比べ72百万円減少しました。これは主に未払法人税等が42百万円増加したものの、支払手形が39百万円、買掛金が35百万円及び未払金が32百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては7,775百万円となり、前事業年度末に比べ185百万円増加しました。これは主に利益剰余金が241百万円増加したこと等によるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当事業年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前事業年度末の数値で比較を行っております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ532百万円増加し、資金残高は2,837百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は642百万円となり、前年同期と比べ77百万円減少しました。これは主に売上債権の増減額が165百万円増加したものの、仕入債務の増減額が210百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は14百万円となり、前年同期と比べ67百万円減少しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が35百万円、投資有価証券の取得による支出が19百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は95百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績等は、売上高8,251百万円で4期連続の増収となり、決算月を変更し14か月決算となった2012年3月期を除き過去最高となりました。増収の要因としては、棒ラーメンの売上が、国内販売は前年並みであったものの、海外販売が減少したことから前事業年度を下回りましたが、皿うどんの売上が販売強化策を地道に実行したことにより大幅に増加し、売上高を伸ばすことができました。
営業利益は452百万円、経常利益は475百万円となり、5期連続の増益となりました。増益の要因としては、売上高増加に伴う利益の増加に加え、経費のコスト削減策などの経営効率化が功を奏したことによるものであります。
当期純利益は336百万円となり、2期連続の減益となりました。減益の要因としては、法人税、住民税及び事業税の増加によるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、主力製品である棒ラーメンの海外販売があります。海外販売は注文が不定期であり、また数量についても予測が困難な状況であります。このため、売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼしており、当事業年度におきましては棒ラーメンの売上高が減少した大きな要因となっております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では必達目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率5%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、来るべき設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は452百万円、売上高営業利益率は5.5%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、好調な企業業績に支えられ、設備投資の増加、雇用や所得の改善などにより、緩やかな景気の回復基調が続いています。しかしながら、全国各地で地震や豪雨等の自然災害が相次いだことに加え、米中二国間の貿易摩擦や中国経済減速の影響により景気後退懸念が強まるなど、先行きの見通せない状況が続いております。
食品業界におきましても、お客さまの節約志向が継続していることに加え、物流や原材料及び資材等の各種コストの上昇により、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況の中で、当社では、主力製品である棒ラーメンや皿うどんの販売強化の推進、コスト削減等の経営効率化に取り組んでまいりました。
その結果、売上高は8,251百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は452百万円(前年同期比3.5%増)、経常利益は475百万円(前年同期比3.8%増)、当期純利益は336百万円(前年同期比8.8%減)となり、一定の利益水準を確保することができました。
<当事業年度中の新発売製品>
| 2018年5月 | 皿うどん | ラー麦皿うどん | ||
| カップめん | ※ | カップ・マルタイラーメン | ||
| 6月 | カップめん | 縦型旨辛山椒担々風ラーメン | ||
| カップめん | 縦型えびだし塩ラーメン | |||
| 7月 | カップめん | ※ | 焦がし葱入とんこつ鹿児島ラーメン | |
| 8月 | 棒ラーメン | 棒ヌードル醤油 | ||
| 棒ラーメン | 棒ヌードル豚骨 | |||
| 棒ラーメン | 棒ヌードル醤油豚骨 | |||
| 9月 | 棒ラーメン | ブラック棒ラーメン | ||
| 皿うどん | ブラック皿うどん | |||
| 2019年2月 | カップめん | 縦型博多屋台とんこつラーメン | ||
| 3月 | カップめん | 縦型長崎えびだし塩ラーメン | ||
| 皿うどん | 王様いちごの乳酸菌サラダ麺 |
(※印はリニューアル発売製品)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
海外への販売が減少し、売上高は2,618百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
(皿うどん)
家庭用の長崎皿うどんやサラダ用の揚げめんの販売好調で、売上高は2,493百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
(カップめん)
カップめんは、レギュラーカップ、ビッグカップともに減少し、売上高は2,732百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は9,702百万円となり、前事業年度末に比べ113百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が282百万円減少したものの、有価証券が400百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては1,927百万円となり、前事業年度末に比べ72百万円減少しました。これは主に未払法人税等が42百万円増加したものの、支払手形が39百万円、買掛金が35百万円及び未払金が32百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては7,775百万円となり、前事業年度末に比べ185百万円増加しました。これは主に利益剰余金が241百万円増加したこと等によるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当事業年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前事業年度末の数値で比較を行っております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ532百万円増加し、資金残高は2,837百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は642百万円となり、前年同期と比べ77百万円減少しました。これは主に売上債権の増減額が165百万円増加したものの、仕入債務の増減額が210百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は14百万円となり、前年同期と比べ67百万円減少しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が35百万円、投資有価証券の取得による支出が19百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は95百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
| 生産品目別 | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,738,066 | △0.1 |
| 皿うどん(千円) | 2,490,472 | 7.5 |
| カップめん(千円) | 2,644,357 | △5.3 |
| 袋めん(千円) | 325,568 | △10.1 |
| その他(千円) | 88,260 | 5.2 |
| 合計(千円) | 8,286,726 | △0.1 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
| 販売品目別 | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,618,344 | △1.3 |
| 皿うどん(千円) | 2,493,197 | 8.3 |
| カップめん(千円) | 2,732,888 | △1.6 |
| 袋めん(千円) | 320,612 | △11.5 |
| その他(千円) | 86,112 | 3.7 |
| 合計(千円) | 8,251,154 | 0.9 |
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) | 当事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 加藤産業株式会社 | 2,142,034 | 26.2 | 1,855,207 | 22.5 |
| 三井食品株式会社 | 885,418 | 10.8 | 931,420 | 11.3 |
| 国分グループ本社株式会社 | 800,602 | 9.8 | 921,647 | 11.2 |
| 株式会社日本アクセス | 951,371 | 11.6 | 919,190 | 11.1 |
| 三菱食品株式会社 | 760,033 | 9.3 | 794,995 | 9.6 |
| 合計 | 5,539,460 | 67.7 | 5,422,462 | 65.7 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績等は、売上高8,251百万円で4期連続の増収となり、決算月を変更し14か月決算となった2012年3月期を除き過去最高となりました。増収の要因としては、棒ラーメンの売上が、国内販売は前年並みであったものの、海外販売が減少したことから前事業年度を下回りましたが、皿うどんの売上が販売強化策を地道に実行したことにより大幅に増加し、売上高を伸ばすことができました。
営業利益は452百万円、経常利益は475百万円となり、5期連続の増益となりました。増益の要因としては、売上高増加に伴う利益の増加に加え、経費のコスト削減策などの経営効率化が功を奏したことによるものであります。
当期純利益は336百万円となり、2期連続の減益となりました。減益の要因としては、法人税、住民税及び事業税の増加によるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、主力製品である棒ラーメンの海外販売があります。海外販売は注文が不定期であり、また数量についても予測が困難な状況であります。このため、売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼしており、当事業年度におきましては棒ラーメンの売上高が減少した大きな要因となっております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では必達目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率5%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、来るべき設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は452百万円、売上高営業利益率は5.5%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。