有価証券報告書-第60期(2022/04/01-2023/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に関する行動制限の緩和に伴い、人流が回復し経済活動も正常化に向けた動きが見られました。一方で、歴史的な円安に加え、ウクライナ情勢の長期化などによって天然資源が上昇し、原材料価格やエネルギー価格が高騰し、不安定な状況のまま推移しました。
食品業界におきましては、長引く物価上昇によりお客さまの節約志向や買い控えが一段と強まっているほか、電気料金などのエネルギーコストの大幅な増加や原材料及び包装資材等の価格が相次いで上昇しており、経営環境は一層厳しさを増してきております。
このような状況の中で、当社では2022年6月の製品価格改定の影響もあり、売上高は8,332百万円(前年同期比4.8%増)となりましたが、損益面につきましては、佐賀工場建設に伴う減価償却費の増加、原材料費を始めとする各種コストの大幅な増加により、営業利益は300百万円(前年同期比54.4%減)、経常利益は349百万円(前年同期比52.0%減)、当期純利益は228百万円(前年同期比53.5%減)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
前期の新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要の反動や、2022年6月の製品価格改定の影響もあり、国内の販売が減少し、売上高は2,693百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
(皿うどん)
関東、中部地区の販売増や、企業のプライベートブランドの販売も好調で、売上高は2,302百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
(カップめん)
全国的に低価格製品の販売好調が継続し、スポット販売製品と新製品のカップめんの販売増も寄与し、売上高は2,763百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
(袋めん)
前期に引き続き、元祖泡系一幸舎監修豚骨ラーメンと元祖長浜屋協力豚骨ラーメンの名店シリーズ2品の販売が好調に推移し、売上高は527百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は13,151百万円となり、前事業年度末に比べ34百万円減少しました。これは主に現金及び預金が364百万円増加したものの、未収消費税等が388百万円減少したこと等によるものであります。
負債につきましては3,989百万円となり、前事業年度末に比べ175百万円減少しました。これは主に買掛金が198百万円増加したものの、長期借入金が288百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては9,162百万円となり、前事業年度末に比べ140百万円増加しました。これは主に利益剰余金が132百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ264百万円増加し、資金残高は1,522百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,091百万円となり、前年同期と比べ627百万円増加しました。これは主に未収消費税等の増減額が777百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は439百万円となり、前年同期と比べ2,633百万円減少しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が2,766百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は387百万円(前年同期は1,714百万円の収入)となりました。これは主に長期借入れによる収入が2,000百万円減少したこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,332百万円で増収となりました。増収の要因としては、2022年6月に実施した製品価格改定によるもののほか、新製品も含めたカップめんの販売増加や海外への販売増加も売上の増加に寄与しました。
営業利益は300百万円、経常利益は349百万円、当期純利益は228百万円となり、減益となりました。減益の要因としては、佐賀工場建設に伴う減価償却費の増加、原材料や包装資材の価格上昇などのコスト増によるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、2022年6月に実施した価格改定に伴う販売価格の上昇及び近年力を入れております海外販売の増加により売上高は増加しました。一方で主要原料である小麦粉や原油を原料とする包装資材の上昇が製造コストの増加を招いております。海外販売は注文が不定期であり、数量についても予測が困難なことから売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼします。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格は価格の動向が包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は300百万円、売上高営業利益率は3.6%となり、目標を達成することができませんでした。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に関する行動制限の緩和に伴い、人流が回復し経済活動も正常化に向けた動きが見られました。一方で、歴史的な円安に加え、ウクライナ情勢の長期化などによって天然資源が上昇し、原材料価格やエネルギー価格が高騰し、不安定な状況のまま推移しました。
食品業界におきましては、長引く物価上昇によりお客さまの節約志向や買い控えが一段と強まっているほか、電気料金などのエネルギーコストの大幅な増加や原材料及び包装資材等の価格が相次いで上昇しており、経営環境は一層厳しさを増してきております。
このような状況の中で、当社では2022年6月の製品価格改定の影響もあり、売上高は8,332百万円(前年同期比4.8%増)となりましたが、損益面につきましては、佐賀工場建設に伴う減価償却費の増加、原材料費を始めとする各種コストの大幅な増加により、営業利益は300百万円(前年同期比54.4%減)、経常利益は349百万円(前年同期比52.0%減)、当期純利益は228百万円(前年同期比53.5%減)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
| 2022年4月 | 皿うどん | 四海樓監修やわらか長崎皿うどん | ||
| 袋めん | バリ辛焼きそば「これだ」5食 | |||
| 5月 | 棒ラーメン | 塩レモン祭!マルタイラーメン | ||
| 皿うどん | 塩レモン祭!長崎皿うどん | |||
| カップめん | 塩レモン祭!長崎ちゃんぽん | |||
| 7月 | カップめん | 縦型宮崎辛麺 | ||
| カップめん | 縦型トマトチーズラーメン | |||
| 8月 | 棒ラーメン | スタミナニンニク棒ラーメン | ||
| 棒ラーメン | 大分鶏白湯ラーメン | |||
| 皿うどん | ピエトロおうちパスタバジルサラダ麺 | |||
| 10月 | カップめん | 縦型ごぼう天うどん | ||
| 2023年2月 | 棒ラーメン | マルタイ棒冷やし中華 | ||
| 棒ラーメン | 福岡県産ラー麦台湾まぜそば | |||
| 皿うどん | 皿うどん香ばし醤油味 | |||
| カップめん | 味よか隊鶏白湯ラーメン大分 |
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
前期の新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり需要の反動や、2022年6月の製品価格改定の影響もあり、国内の販売が減少し、売上高は2,693百万円(前年同期比0.2%減)となりました。
(皿うどん)
関東、中部地区の販売増や、企業のプライベートブランドの販売も好調で、売上高は2,302百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
(カップめん)
全国的に低価格製品の販売好調が継続し、スポット販売製品と新製品のカップめんの販売増も寄与し、売上高は2,763百万円(前年同期比12.2%増)となりました。
(袋めん)
前期に引き続き、元祖泡系一幸舎監修豚骨ラーメンと元祖長浜屋協力豚骨ラーメンの名店シリーズ2品の販売が好調に推移し、売上高は527百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は13,151百万円となり、前事業年度末に比べ34百万円減少しました。これは主に現金及び預金が364百万円増加したものの、未収消費税等が388百万円減少したこと等によるものであります。
負債につきましては3,989百万円となり、前事業年度末に比べ175百万円減少しました。これは主に買掛金が198百万円増加したものの、長期借入金が288百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては9,162百万円となり、前事業年度末に比べ140百万円増加しました。これは主に利益剰余金が132百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ264百万円増加し、資金残高は1,522百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,091百万円となり、前年同期と比べ627百万円増加しました。これは主に未収消費税等の増減額が777百万円減少したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は439百万円となり、前年同期と比べ2,633百万円減少しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が2,766百万円減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は387百万円(前年同期は1,714百万円の収入)となりました。これは主に長期借入れによる収入が2,000百万円減少したこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
| 生産品目別 | 当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,738,507 | 2.4 |
| 皿うどん(千円) | 2,337,847 | 3.4 |
| カップめん(千円) | 2,828,258 | 12.5 |
| 袋めん(千円) | 548,044 | 11.8 |
| その他(千円) | 42,317 | △24.2 |
| 合計(千円) | 8,494,975 | 6.2 |
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
| 販売品目別 | 当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,693,525 | △0.2 |
| 皿うどん(千円) | 2,302,971 | 2.6 |
| カップめん(千円) | 2,763,972 | 12.2 |
| 袋めん(千円) | 527,274 | 8.3 |
| その他(千円) | 44,708 | △21.0 |
| 合計(千円) | 8,332,451 | 4.8 |
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) | 当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 加藤産業株式会社 | 1,739,597 | 21.9 | 1,583,120 | 19.0 |
| 国分グループ本社株式会社 | 1,105,144 | 13.9 | 1,114,140 | 13.4 |
| ヤマエ久野株式会社 | 680,558 | 8.6 | 1,088,385 | 13.1 |
| 株式会社日本アクセス | 954,108 | 12.0 | 979,696 | 11.8 |
| 三菱食品株式会社 | 869,520 | 10.9 | 933,758 | 11.2 |
| 三井食品株式会社 | 854,416 | 10.8 | 873,527 | 10.5 |
| 合計 | 6,203,345 | 78.0 | 6,572,631 | 78.9 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,332百万円で増収となりました。増収の要因としては、2022年6月に実施した製品価格改定によるもののほか、新製品も含めたカップめんの販売増加や海外への販売増加も売上の増加に寄与しました。
営業利益は300百万円、経常利益は349百万円、当期純利益は228百万円となり、減益となりました。減益の要因としては、佐賀工場建設に伴う減価償却費の増加、原材料や包装資材の価格上昇などのコスト増によるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、2022年6月に実施した価格改定に伴う販売価格の上昇及び近年力を入れております海外販売の増加により売上高は増加しました。一方で主要原料である小麦粉や原油を原料とする包装資材の上昇が製造コストの増加を招いております。海外販売は注文が不定期であり、数量についても予測が困難なことから売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼします。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格は価格の動向が包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は300百万円、売上高営業利益率は3.6%となり、目標を達成することができませんでした。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。