有価証券報告書-第57期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績に支えられ、設備投資の増加、雇用や所得環境の改善が続くなど、緩やかな回復基調で推移してきました。しかし、米中二国間の貿易摩擦、中国経済の減速などに加え、新型コロナウイルスの蔓延という世界的な災厄により、国内経済・世界経済ともに大きなダメージが想定され、先行き不透明な状況となっております。
食品業界におきましても、人件費や物流費の高騰などにより、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況の中で、当社では6月に製品値上げを実施、10月の消費増税による消費マインドの冷え込みもあり、一時売上が伸び悩んでいたものの、主力製品である棒ラーメンや皿うどんの販売に注力した結果、売上高は8,565百万円(前年同期比3.8%増)となりました。
また、損益面につきましては、営業利益は568百万円(前年同期比25.8%増)、経常利益は602百万円(前年同期比26.6%増)、当期純利益は410百万円(前年同期比21.7%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
(※印はリニューアル発売製品、☆印は記念商品として販売)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、海外への販売の増加、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,694百万円(前年同期比2.9%増)となりました。
(皿うどん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、サラダ用の揚げめんの販売が好調に推移し、売上高は2,514百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
(カップめん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、レギュラーカップの低価格製品の販売好調、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,910百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は10,132百万円となり、前事業年度末に比べ430百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が200百万円減少したものの、有価証券が600百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては2,102百万円となり、前事業年度末に比べ175百万円増加しました。これは主に支払手形が113百万円減少したものの、買掛金が143百万円、未払金が141百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては8,030百万円となり、前事業年度末に比べ255百万円増加しました。これは主に利益剰余金が314百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ434百万円増加し、資金残高は3,272百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は653百万円となり、前年同期と比べ10百万円増加しました。これは主に売上債権の増減額が231百万円減少したものの、未払金の増減額が153百万円、税引前当期純利益が136百万円増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は123百万円となり、前年同期と比べ109百万円増加しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が75百万円、投資有価証券の取得による支出が20百万円増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は95百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,565百万円で5期連続の増収となり、決算月を変更し14か月決算となった2012年3月期を除き過去最高となりました。増収の要因としては、当社の主力製品である棒ラーメンを中心に、台風による災害需要や新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要などで売上が伸びました。さらに、海外販売が増加したことも売上の増加に寄与しました。
営業利益は568百万円、経常利益は602百万円となり、6期連続の増益となり、当期純利益は410百万円となり、3期ぶりの増益となりました。増益の要因としては、売上増加に伴う利益の増加に加え、経費のコスト削減策などの経営効率化が功を奏したことによるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、主力製品である棒ラーメンの海外販売があります。海外販売は注文が不定期であり、また数量についても予測が困難な状況であります。このため、売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼしており、当事業年度におきましては棒ラーメンの売上高が増加した大きな要因となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では必達目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率5%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、来るべき設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は568百万円、売上高営業利益率は6.6%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績に支えられ、設備投資の増加、雇用や所得環境の改善が続くなど、緩やかな回復基調で推移してきました。しかし、米中二国間の貿易摩擦、中国経済の減速などに加え、新型コロナウイルスの蔓延という世界的な災厄により、国内経済・世界経済ともに大きなダメージが想定され、先行き不透明な状況となっております。
食品業界におきましても、人件費や物流費の高騰などにより、引き続き厳しい経営環境にあります。
このような状況の中で、当社では6月に製品値上げを実施、10月の消費増税による消費マインドの冷え込みもあり、一時売上が伸び悩んでいたものの、主力製品である棒ラーメンや皿うどんの販売に注力した結果、売上高は8,565百万円(前年同期比3.8%増)となりました。
また、損益面につきましては、営業利益は568百万円(前年同期比25.8%増)、経常利益は602百万円(前年同期比26.6%増)、当期純利益は410百万円(前年同期比21.7%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
| 2019年5月 | 棒ラーメン | トマトチーズ棒ラーメン | ||
| 6月 | 皿うどん | ラー麦皿うどん | ||
| 皿うどん | 晩餐館焼肉のたれ味・焼き皿うどん | |||
| カップめん | 縦型塩レモンラーメン | |||
| 8月 | 袋めん | ☆ | 袋・マルタイラーメン5食入パック | |
| 9月 | 棒ラーメン | かぼちゃポタージュ味棒ラーメン | ||
| 皿うどん | かぼちゃに合う皿うどん | |||
| 11月 | カップめん | 縦型富山ブラックラーメン | ||
| カップめん | 縦型宮崎辛味噌ラーメン | |||
| 棒ラーメン | ☆ | 長崎皿うどん味棒ラーメン | ||
| 皿うどん | ☆ | マルタイラーメン味皿うどん | ||
| 2020年2月 | 棒ラーメン | ラー麦担担まぜそば | ||
| 棒ラーメン | ラー麦冷やし中華 | |||
| 皿うどん | まぜドレサラダ麺うましおチキン味 | |||
| 皿うどん | まぜドレサラダ麺痺辛風味 | |||
| カップめん | ※ | 味よか隊とんこつラーメン博多 | ||
| カップめん | ※ | 味よか隊とんこつラーメン熊本 | ||
| カップめん | ※ | 味よか隊とんこつラーメン鹿児島 | ||
| 袋めん | 袋・マルタイラーメン5食入パック |
(※印はリニューアル発売製品、☆印は記念商品として販売)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、海外への販売の増加、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,694百万円(前年同期比2.9%増)となりました。
(皿うどん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、サラダ用の揚げめんの販売が好調に推移し、売上高は2,514百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
(カップめん)
6月の製品値上げによる一時的な販売の減少もありましたが、レギュラーカップの低価格製品の販売好調、台風による災害需要、新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要で、売上高は2,910百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は10,132百万円となり、前事業年度末に比べ430百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が200百万円減少したものの、有価証券が600百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては2,102百万円となり、前事業年度末に比べ175百万円増加しました。これは主に支払手形が113百万円減少したものの、買掛金が143百万円、未払金が141百万円増加したこと等によるものであります。
純資産につきましては8,030百万円となり、前事業年度末に比べ255百万円増加しました。これは主に利益剰余金が314百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ434百万円増加し、資金残高は3,272百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は653百万円となり、前年同期と比べ10百万円増加しました。これは主に売上債権の増減額が231百万円減少したものの、未払金の増減額が153百万円、税引前当期純利益が136百万円増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は123百万円となり、前年同期と比べ109百万円増加しました。これは主に有形固定資産の取得による支出が75百万円、投資有価証券の取得による支出が20百万円増加したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は95百万円となり、前年同期とほぼ同額となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
| 生産品目別 | 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,688,983 | △1.8 |
| 皿うどん(千円) | 2,559,555 | 2.8 |
| カップめん(千円) | 2,943,150 | 11.3 |
| 袋めん(千円) | 378,053 | 16.1 |
| その他(千円) | 72,456 | △17.9 |
| 合計(千円) | 8,642,198 | 4.3 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
| 販売品目別 | 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 2,694,845 | 2.9 |
| 皿うどん(千円) | 2,514,420 | 0.9 |
| カップめん(千円) | 2,910,887 | 6.5 |
| 袋めん(千円) | 374,421 | 16.8 |
| その他(千円) | 70,851 | △17.7 |
| 合計(千円) | 8,565,427 | 3.8 |
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 加藤産業株式会社 | 1,855,207 | 22.5 | 1,782,041 | 20.8 |
| 株式会社日本アクセス | 919,190 | 11.1 | 1,228,104 | 14.3 |
| 国分グループ本社株式会社 | 921,647 | 11.2 | 1,085,783 | 12.7 |
| 三井食品株式会社 | 931,420 | 11.3 | 918,909 | 10.7 |
| 合計 | 4,627,466 | 56.1 | 5,014,839 | 58.5 |
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高8,565百万円で5期連続の増収となり、決算月を変更し14か月決算となった2012年3月期を除き過去最高となりました。増収の要因としては、当社の主力製品である棒ラーメンを中心に、台風による災害需要や新型コロナウイルスの蔓延による巣ごもり需要などで売上が伸びました。さらに、海外販売が増加したことも売上の増加に寄与しました。
営業利益は568百万円、経常利益は602百万円となり、6期連続の増益となり、当期純利益は410百万円となり、3期ぶりの増益となりました。増益の要因としては、売上増加に伴う利益の増加に加え、経費のコスト削減策などの経営効率化が功を奏したことによるものであります。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、主力製品である棒ラーメンの海外販売があります。海外販売は注文が不定期であり、また数量についても予測が困難な状況であります。このため、売上高の変動リスクが大きく、経営成績に大きな影響を及ぼしており、当事業年度におきましては棒ラーメンの売上高が増加した大きな要因となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では必達目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率5%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、来るべき設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は568百万円、売上高営業利益率は6.6%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達しております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。