有価証券報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復いたしました。しかしながら、外部環境の不確実性により先行きは依然不透明な状況が続いております。
また、食品業界では、消費者の多様化するニーズおよび節約志向の高まりへの対応が求められております。
当社におきましては、原材料価格等の上昇の影響を受ける中で積極的な営業活動を実施し、特に棒ラーメン、皿うどんの販売が好調に推移いたしました。その結果、売上高は9,604百万円(前年同期比7.4%増)、損益面につきましては、営業利益は635百万円(前年同期比77.5%増)、経常利益は693百万円(前年同期比65.4%増)、当期純利益は485百万円(前年同期比72.0%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
(※印はリニューアル発売製品)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
2024年9月頃よりの米価の価格高騰において乾麺、冷凍麺等の需要の伸びに加え、新規販売ルート及び業務用の開拓やOEMの販売、関東地区の販売増もあり、売上高は3,396百万円(前年同期比15.8%増)となりました。
(皿うどん)
九州地区の販売増、国内事業部のOEMの販売増もあり、売上高は2,498百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
(カップめん)
様々な商品やサービスの値上げが全国的に続くなか、低価格製品のカップ麺の販売が好調でチラシ、スポット販売増もあり、売上高は3,282百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
(袋めん)
販売不振の袋麺1品の終売とチラシ特売価格が上昇し、チラシ特売導入減となり、販売数量が減少し、売上高は386百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は13,600百万円となり、前事業年度末に比べ247百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が664百万円減少したものの、現金及び預金が573百万円、有価証券が500百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては3,707百万円となり、前事業年度末に比べ115百万円減少しました。これは主に買掛金が260百万円増加したものの、長期借入金が288百万円、支払手形が218百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては9,892百万円となり、前事業年度末に比べ363百万円増加しました。これは主に利益剰余金が389百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,273百万円増加し、資金残高は2,898百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,285百万円(前年同期は585百万円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益が711百万円、減価償却費が463百万円となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は374百万円(前年同期は97百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が133百万円となったものの、交付金収入の受取額が312百万円、定期預金の払戻による収入が206百万円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は386百万円(前年同期は386百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が288百万円、配当金の支払額が95百万円となったこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高9,604百万円で増収となり、営業利益は635百万円、経常利益は693百万円、当期純利益は485百万円となり、増益となりました。増収・増益の要因としては、原材料や包装資材の価格上昇のコスト増があったものの、国内での棒ラーメン群の販売増加が寄与しました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、主に棒ラーメン群の販売増加により売上高は増加しました。一方で主要原料である小麦粉の価格上昇や原油を原料とする包装資材の価格上昇が製造コストの増加を招いております。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況及び為替動向により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格の動向は包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は635百万円、売上高営業利益率は6.6%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復いたしました。しかしながら、外部環境の不確実性により先行きは依然不透明な状況が続いております。
また、食品業界では、消費者の多様化するニーズおよび節約志向の高まりへの対応が求められております。
当社におきましては、原材料価格等の上昇の影響を受ける中で積極的な営業活動を実施し、特に棒ラーメン、皿うどんの販売が好調に推移いたしました。その結果、売上高は9,604百万円(前年同期比7.4%増)、損益面につきましては、営業利益は635百万円(前年同期比77.5%増)、経常利益は693百万円(前年同期比65.4%増)、当期純利益は485百万円(前年同期比72.0%増)となりました。
<当事業年度中の新発売製品>
| 2024年6月 | カップめん | 博多だしうどんごぼう入り | ||
| 7月 | 棒ラーメン | 旨辛祭!マルタイラーメン | ||
| カップめん | 旨辛祭!ちゃんぽん | |||
| 袋めん | 旨辛祭!屋台ラーメン5食 | |||
| 皿うどん | トマト皿うどん | |||
| 8月 | カップめん | 味よか隊あごだし入りうどん長崎 | ||
| 袋めん | 四海樓監修長崎ちゃんぽん5食 | |||
| 10月 | カップめん | 縦ビッグよしもとカレーラーメン | ||
| 2025年2月 | カップめん | カップ・マルタイ焼きちゃんぽん | ||
| 棒ラーメン | 福岡県産ラー麦魚介豚骨つけ麺 | |||
| 棒ラーメン | 横浜家系醤油とんこつラーメン | |||
| 皿うどん | おかず麺炒める皿うどん鶏がら醤油味 | |||
| 棒ラーメン | ※ | マルタイ棒冷やし中華 | ||
| 3月 | カップめん | 縦ビッグラーメン力監修とんこつラーメン | ||
| 棒ラーメン | よしもとカレー棒ラーメン |
(※印はリニューアル発売製品)
主要製品別の売上状況は以下のとおりであります。
(棒ラーメン)
2024年9月頃よりの米価の価格高騰において乾麺、冷凍麺等の需要の伸びに加え、新規販売ルート及び業務用の開拓やOEMの販売、関東地区の販売増もあり、売上高は3,396百万円(前年同期比15.8%増)となりました。
(皿うどん)
九州地区の販売増、国内事業部のOEMの販売増もあり、売上高は2,498百万円(前年同期比9.0%増)となりました。
(カップめん)
様々な商品やサービスの値上げが全国的に続くなか、低価格製品のカップ麺の販売が好調でチラシ、スポット販売増もあり、売上高は3,282百万円(前年同期比2.7%増)となりました。
(袋めん)
販売不振の袋麺1品の終売とチラシ特売価格が上昇し、チラシ特売導入減となり、販売数量が減少し、売上高は386百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
②財政状態の状況
当事業年度末の総資産は13,600百万円となり、前事業年度末に比べ247百万円増加しました。これは主に減価償却等により有形固定資産が664百万円減少したものの、現金及び預金が573百万円、有価証券が500百万円増加したこと等によるものであります。
負債につきましては3,707百万円となり、前事業年度末に比べ115百万円減少しました。これは主に買掛金が260百万円増加したものの、長期借入金が288百万円、支払手形が218百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては9,892百万円となり、前事業年度末に比べ363百万円増加しました。これは主に利益剰余金が389百万円増加したこと等によるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,273百万円増加し、資金残高は2,898百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,285百万円(前年同期は585百万円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益が711百万円、減価償却費が463百万円となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は374百万円(前年同期は97百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が133百万円となったものの、交付金収入の受取額が312百万円、定期預金の払戻による収入が206百万円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は386百万円(前年同期は386百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が288百万円、配当金の支払額が95百万円となったこと等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の生産実績を生産品目別に示すと、次のとおりであります。
| 生産品目別 | 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 3,444,203 | 15.0 |
| 皿うどん(千円) | 2,507,404 | 11.0 |
| カップめん(千円) | 3,255,114 | 1.7 |
| 袋めん(千円) | 387,975 | △15.8 |
| その他(千円) | 41,984 | 17.6 |
| 合計(千円) | 9,636,681 | 7.7 |
(注)金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
c.販売実績
当社は、単一セグメントであるため、当事業年度の販売実績を販売品目別に示すと、次のとおりであります。
| 販売品目別 | 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | 前年同期比(%) |
| 棒ラーメン(千円) | 3,396,317 | 15.8 |
| 皿うどん(千円) | 2,498,823 | 9.0 |
| カップめん(千円) | 3,282,800 | 2.7 |
| 袋めん(千円) | 386,440 | △18.9 |
| その他(千円) | 40,048 | △10.8 |
| 合計(千円) | 9,604,431 | 7.4 |
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
| 相手先 | 前事業年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) | 当事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 加藤産業株式会社 | 1,625,864 | 18.2 | 1,876,796 | 19.5 |
| ヤマエ久野株式会社 | 1,188,644 | 13.3 | 1,382,128 | 14.4 |
| 国分グループ本社株式会社 | 1,134,367 | 12.7 | 1,159,361 | 12.1 |
| 株式会社日本アクセス | 1,096,031 | 12.3 | 1,058,246 | 11.0 |
| 三菱食品株式会社 | 1,052,856 | 11.8 | 1,028,152 | 10.7 |
| 合計 | 6,097,765 | 68.2 | 6,504,684 | 67.7 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、「即席めんの開発、製造、販売を通じて、豊かな食文化の創造に貢献する」という創業以来一貫して変わらぬ経営姿勢のもと、お取引先に信頼され、お客さまに満足いただける製品づくりに努め、安定した収益を確保するため、全社一丸となって取り組んでまいりました。
当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、売上高9,604百万円で増収となり、営業利益は635百万円、経常利益は693百万円、当期純利益は485百万円となり、増益となりました。増収・増益の要因としては、原材料や包装資材の価格上昇のコスト増があったものの、国内での棒ラーメン群の販売増加が寄与しました。
当社の経営成績に重要な影響を与える要因としては、製品の販売動向と原材料費等の価格動向があります。当事業年度におきましては、主に棒ラーメン群の販売増加により売上高は増加しました。一方で主要原料である小麦粉の価格上昇や原油を原料とする包装資材の価格上昇が製造コストの増加を招いております。小麦粉はほとんどが輸入に頼っており原産国の収穫状況や市況及び為替動向により価格が左右されるため経営成績に大きな影響を及ぼします。また、原油価格の動向は包装資材や燃料費の価格を左右するため経営成績に大きな影響を及ぼします。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、営業利益及び売上高営業利益率を用いております。この指標は、企業の収益性及び効率性を分析するための基本的な指標であります。当社では目標として営業利益400百万円以上、中長期的な目標として売上高営業利益率6%以上としております。この目標を達成することで、中長期的な企業価値の向上を図るとともに、将来の設備投資に耐えられる経営基盤の構築を図ってまいります。なお、当事業年度につきましては、営業利益は635百万円、売上高営業利益率は6.6%となり、目標を達成することができました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、当社が単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略しております。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、資金需要として運転資金、設備資金、配当及び法人税の支払等があります。その資金の源泉としては、主として営業活動によるキャッシュ・フローにより必要とする資金を調達し、必要に応じて金融機関からの借り入れによる調達をしております。なお、取引金融機関との関係も良好であり、資金繰りについても安定した状態を維持しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。