四半期報告書-第97期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/14 9:17
【資料】
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【項目】
30項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期におけるわが国経済は、世界景気が全体的に勢いを欠く中、輸出の回復は期待しにくく、内需に牽引されてきた国内景気も僅かながら陰りが見えてまいりました。しかしながら、人手不足、働き方改革を背景とした省力化投資や老朽化した設備の更新など構造的な要因がもたらす需要の強さに支えられ、今のところ増加基調を保っております。10月からの消費税の引き上げが実施されるものの、軽減税率の導入や教育・保育の無償化などの消費税対策により、家計の負担増は緩和され、消費の大幅な落ち込みは回避できそうな状況になっております。
堅調な民間企業の設備投資、雇用、所得環境の改善などプラス要因はあるものの、米中貿易摩擦、原油価格の上昇、金融資本市場の変動、中国経済の不透明さが増していることなどの多くの不安定要素があり、今後注視していく必要があります。
繊維景況においては、衣料分野では一部スポーツ・ユニフォーム等を中心に堅調に推移した分野はあったものの、全般的に国内販売は低調に推移いたしました。一方、資材関連商品に関しては、主力の衛材用途の息切れで伸びが鈍化いたしましたが、産業資材用用途は全体として堅調に推移いたしました。
このような状況の中、当社の第2四半期累計期間の業績は、売上高277,622千円(前年同四半期比28.7%増)、営業損失19,988千円(前年同四半期は3,670千円の営業損失)、経常損失13,332千円(前年同四半期は808千円の経常利益)、四半期純損失13,397千円(前年同四半期は1,540千円の四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第2四半期累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(紡績事業)
当社の主力であるアラミド繊維や高機能インナー向けなどの高付加価値紡績糸の商材を中心に、受注自体は堅調に推移いたしました。喫緊の課題として多品種小ロット生産への対応に取り組んでおり、徐々にその効果は現れておりますが、受注数量の小ロット化による影響が大きく、合理的な生産ができませんでした。
この結果、紡績事業の当第2四半期の業績は、売上高203,195千円(前年同四半期比5.7%減)、営業利益21,664千円(前年同四半期比39.9%減)となりました。
(テキスタイル事業)
中東向け生地の販売については、ラマダンセールが終了し、ここ数年間と比較すると現地の市況は回復傾向にあり、成約は順調に進みました。9月から来年2月までが販売の最盛期になるため、営業活動を強化し取り組んでまいります。
東南アジア向け生地の販売も新商品を含め順調に成約でき、今後の売上に寄与することが見込まれます。
この結果、テキスタイル事業の当第2四半期の業績は、売上高74,313千円、営業損失2,603千円となりました。
なお、各セグメントに配分していないセグメント損益の調整額は、全社費用の38,097千円であり、主に各セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産は188,635千円となり、前事業年度末に比べ60,317千円の増加となりました。これは主に現金及び預金が8,087千円増加したことと、テキスタイル事業に関する商品仕入れや売上が増加したため、商品及び製品が33,470千円、売掛金が12,481千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定資産は1,214,708千円となり、前事業年度末に比べ10,055千円の減少となりました。これは主に紡績工場の空調機入替等の建物に関する設備投資により有形固定資産は20,101千円増加しましたが、保有株式の時価が下落したこと等により投資その他の資産の投資有価証券が29,887千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,403,344千円となり、前事業年度末に比べ50,262千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は581,798千円となり、前事業年度末に比べ64,440千円の増加となりました。これは主に短期借入金が29,500千円、紡績工場の設備投資に関する設備関係支払手形が14,790千円、テキスタイル事業に仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が18,694千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は294,423千円となり、前事業年度末に比べ17,105千円の増加となりました。これは主に長期借入金が24,960千円増加した一方で、繰延税金負債が8,334千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は876,221千円となり、前事業年度末に比べ81,546千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は1,408千円となり、前年事業年度末に比べ13,605千円の減少となりました。これは四半期純損失の計上により利益剰余金が13,397千円減少したことによるものであります。
評価・換算差額金等は525,714千円となり、前事業年度末に比べ17,678千円の減少となりました。これはその他有価証券評価差額金の減少によるものであります。
この結果、純資産は527,122千円となり、前事業年度末に比べ31,284千円の減少となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、58,519千円となりました。当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、44,063千円の減少(前年同四半期は18,057千円の増加)となりました。これは、税引前四半期純損失13,812千円の計上とテキスタイル事業の取引高が増加したことにより、売上債権の増加額12,481千円、たな卸資産の増加額33,744千円等の資金減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、5,648千円の減少(前年同四半期は7,467千円の減少)となりました。これは、紡績糸生産設備に関する有形固定資産の取得による支出が8,596千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、57,217千円の増加(前年同四半期は10,034千円の減少)となりました。これは、短期借入金の増加額が29,500千円、長期借入れによる収入が30,000千円あったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、4,386千円であります。
紡績事業については、取引先企業と共に生産品種の拡大等に取り組み、販売費及び一般管理費に3,321千円計上しております。
テキスタイル事業については、研究開発費の計上はありません。

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