四半期報告書-第98期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/12 16:05
【資料】
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【項目】
27項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞や個人消費の低迷などにより、厳しい状況となりました。また、先行きにつきましても、景気の更なる下振れが懸念され、見通しを予測することが極めて困難な状況になっております。
当社は、新型コロナウイルス感染症の動向や収束後の環境及び市況の変化に留意しながらも、紡績事業の生産性強化、紡績糸の新商品の開発及び販路の開拓、テキスタイル事業の新たな付加機能による拡販、ヘルスケア事業をかわきりとした新規事業への取り組みを推進し、業績改善に努めております。
当社の第1四半期累計期間の業績は、売上高201,424千円(前年同期比58.9%増)、営業損失9,913千円(前年同四半期は5,876千円の営業損失)、経常損失1,215千円(前年同四半期は161千円の経常利益)、四半期純利益30,531千円(前年同期比5,649.7%増)となりました。
事業別の業績は次のとおりであります。
なお、各事業の営業損益は、各事業に配分していない全社費用21,772千円を配分する前の金額であります。
(紡績事業)
主力のアラミド繊維は、前事業年度に引き続き自動車業界の景気悪化により受注が減少し、高級インナー用紡績糸についても暖冬により厳しい受注状況になっております。また、新型コロナウイルス感染症の影響による顧客企業の営業活動の自粛に伴い、受注活動が停滞し、非常に厳しい状況で推移いたしました。
この結果、紡績事業の第1四半期の業績は、売上高81,794千円(前年同期比25.9%減)、営業利益7,287千円(前年同期比53.9%減)となりました。
(テキスタイル事業)
中東向けの生地販売の景況は、ここ数年在庫過多と近隣諸国との諸問題、サウジアラビアの国内政治的変化などの影響を受け低調に推移しておりましたが、在庫もある程度減少し回復傾向となっており、第1四半期においては順調に販売することができました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により中東諸国もロックダウン状態が長らく続き市場は停滞しており、今後の動向に留意が必要な状況になっております。
このような状況の中、テキスタイル事業の第1四半期の業績は、売上高119,361千円(前年同期比632.5%増)、営業利益4,989千円(前年同四半期は2,429千円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産は274,852千円となり、前事業年度末に比べ93,852千円の増加となりました。これは主に現金及び預金が40,076千円、テキスタイル事業の売上高が増加したため売掛金が56,941千円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は1,095,608千円となり、前事業年度末に比べ51,863千円の減少となりました。これは主に保有株式の売却により投資その他の資産の投資有価証券が52,779千円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は1,370,461千円となり、前事業年度末に比べ41,988千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は598,411千円となり、前事業年度末に比べ17,020千円の増加となりました。これは主にテキスタイル事業に関する仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が7,880千円増加、未払消費税等が9,555千円増加したことによるものであります。固定負債は278,740千円となり、前事業年度末に比べ2,374千円の減少となりました。これは主に長期借入金が1,080千円減少、投資有価証券の含み益が減少したため繰延税金負債が1,628千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は877,152千円となり、前事業年度末に比べ14,645千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は△4,556千円となり、前事業年度末に比べ30,479千円の増加となりました。これは四半期純利益の計上により利益剰余金が30,531千円増加したことによるものであります。
評価・換算差額等は497,865千円となり、前事業年度末に比べ3,136千円の減少となりました。これはその他投資有価証券評価差額金の減少によるものであります。
この結果、純資産合計は493,309千円となり、前事業年度末に比べ27,342千円の増加となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発費の総額は2,355千円であります。
紡績事業については、取引先企業とともに生産品種の拡大等に取り組み、販売費及び一般管理費に2,055千円計上しております。
テキスタイル事業については、研究開発費の計上はありません。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等を解消するための対応策
「1.事業等のリスク」に記載の継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象に対応すべく、以下の対応策を実施しております。
① 既存事業の収益力の向上
紡績事業は、あらゆる紡績糸の新用途開発をベースに当社独自の販路開拓、地場織物加工メーカーとのタイアップによるポリエステル繊維の受注確保、工場歩留まりの更なる改善に取り組むとともに、既存取引先との更なる連携強化を図りながら紡績事業の強化を図ってまいります。また、テキスタイル事業につきましても、販路の拡大に取り組み収益力の向上に努めております。
② ヘルスケア事業への新規参入
ポリプロピレン不織布による医療用使い捨て防護服の販売及び「KITABO」ブランドによる不織布マスクの製造、販売に取り組み、新たな事業の実現に取り組んでおります。
③キャッシュ・フローの改善
資金面では、保有資産の売却なども含め事業活動に必要な資金の確保に努めてまいります。また、取引金融機関と緊密な関係を維持するとともに、調達資金を有効に活用し、キャッシュ・フローの改善を図ってまいります。
これらの対応策を進めていくことにより、当第1四半期会計期間末において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

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