四半期報告書-第97期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/14 15:15
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日において当社が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期におけるわが国経済は、中国経済を中心とした海外経済全体が減速傾向にあり、国内景気も消費税増税による消費の落ち込みを受け、多くの業種で景気の陰りが見えてきました。
特定分野では、オリンピック関連の特需やラグビーワールドカップの盛り上がりを受けての特需がありましたが、米中貿易摩擦の不透明さ、英国のEU離脱問題、香港デモによる緊迫化、中東の地政学的リスクなど世界的な経済に悪影響をもたらす環境が続いており、近年の緩やかな景気回復基調に歯止めがかかってきている状況になっております。
繊維景況は、衣料分野では東京オリンピックに関係するユニフォーム特需はありましたが、暖冬の影響が大きく、冬物衣料の在庫がかなり増加しており、消費税増税の影響もプラスされ百貨店や量販店などの販売も苦戦が続いているようです。一方、輸出においても中国経済減速の影響や日韓関係の悪化により減少傾向になっており、今まで好調を維持していた自動車関連の商材に関しても陰りが見え始め、今後、ますます厳しい環境になる可能性を秘めております。
このような状況の中、当社の第3四半期累計期間の業績は、売上高442,759千円(前年同四半期34.0%増)、営業損失34,463千円(前年同四半期は6,005千円の営業損失)、経常損失24,244千円(前年同四半期は276千円の経常利益)となり、特別利益に投資有価証券売却益6,435千円、特別損失に減損損失など20,409千円を計上した結果、四半期純損失は37,758千円(前年同四半期は4,533千円の四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(紡績事業)
当社の主力商品であるアラミド繊維の受注数量については、自動車業界の減速やオリンピック特需がひと段落したことなどの影響を受け、9月までの勢いはなくなりブレーキがかかり始めました。また、塩化ビニルの冬物衣料商材も暖冬の影響を受け、受注数量が減少いたしました。このような主力商品の受注数量が減少したため、生産スペースを十分に埋めることができず、売上が減少いたしました。この結果、紡績事業の当第3四半期累計期間の業績は、売上高299,141千円(前年同四半期比8.0%減)、営業利益26,530千円(前年同四半期比49.2%減)となりました。
(テキスタイル事業)
前事業年度後半より取り組んでおります中東向け生地販売につきましては、次回のラマダンセール向けの商品を本格的にデリバリーする時期となり、各社からかなりの加工数量が出ているため、加工場の生産が非常にタイトな状況で納期的に厳しい状況が続きましたが、予定していた売上を達成することができました。
マーケットは、ここ数年の低迷期は脱し仕向け地によって差はあるものの比較的良い方向に推移しており、販売コストが先行している状況ではありますが、収益の確保に注力しております。
東南アジア向け生地販売につきましても、10月より生機を入荷し始め、今後、成約分の加工に入り売上計上に寄与する見込みとなっております。この結果、テキスタイル事業の当第3四半期累計期間の業績は、売上高143,455千円、営業損失3,263千円となりました。
なお、各セグメントに配分していないセグメント損益の調整額は、全社費用の56,426千円であり、主にセグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産は194,652千円となり、前事業年度末に比べ66,334千円の増加となりました。これは、テキスタイル事業に関する商品仕入れや売上が増加したため、商品及び製品が34,152千円、前渡金が5,371千円、売掛金が18,019千円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は1,232,497千円となり、前事業年度末に比べ7,733千円の増加となりました。これは、紡績事業の生産設備に関する投資が28,971千円あった一方で、紡績事業松任工場の減損損失19,917千円を計上したことなどにより有形固定資産が4,222千円、保有株式の時価が上昇したことにより投資その他の資産の投資有価証券が4,359千円それぞれ増加したことによるものであります。この結果、総資産は1,427,150千円となり、前事業年度末に比べ74,068千円の増加となりました。
(負債)
流動負債は591,808千円となり、前事業年度末に比べ74,450千円の増加となりました。これは主に短期借入金が46,500千円、テキスタイル事業に関する仕入高が増加したため支払手形及び買掛金が29,334千円それぞれ増加したことによるものであります。
固定負債は305,085千円となり、前事業年度末に比べ27,768千円の増加となりました。これは主に長期借入金が24,240千円増加したことによるものであります。この結果、負債合計は896,894千円となり、前事業年度末に比べ102,218千円の増加となりました。
(純資産)
株主資本は△23,156千円となり、前事業年度末に比べ38,170千円の減少となりました。これは主に四半期純損失の計上により利益剰余金が37,758千円減少したことによるものであります。評価・換算差額金等は553,412千円となり、前事業年度末に比べ10,020千円の増加となりました。これは、その他有価証券評価差額金の増加によるものであります。この結果、純資産は530,256千円となり、前事業年度末に比べ28,150千円の減少となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は5,860千円であります。
紡績事業については、取引先企業と共に生産品種の拡大等に取り組み、販売費及び一般管理費に4,960千円計上しております。テキスタイル事業については、研究開発費の計上はありません。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等を解消するための対応策
「1.事業等のリスク 継続企業の前提に関する重要事象等について」に記載の継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象に対処すべく、以下の対応策を実施しております。
紡績事業においては受注の確保・受注単価の見直し、生産体制の効率化・低コスト化に取り組むとともに、テキスタイル事業につきましても販路の拡大に取り組み、収益改善に努めております。
資金面については、保有資産の売却なども含め事業活動に必要な資金の安定的な確保に努めており、資金計画に基づき想定される需要に対応できる資金を確保しております。また、資金計画は、取引金融機関から概ねご理解を頂いており、引き続き支援を得られる見通しであります。

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