有価証券報告書-第130期(平成30年6月1日-令和1年5月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度末(2019年5月31日現在)における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境が緩やかな回復基調を持続し、企業収益も底堅く推移したものの、米中貿易摩擦の長期化の懸念等から先行きに対する警戒感が強まりました。
当社グループは、第5次中期3ヵ年経営計画「2020」の基本方針のもと、2年目の目標達成に向け諸施策を展開いたしました。売上は、中国で日系自動車メーカーの販売が拡大したことから自動車内装事業が堅調に推移し、前期比増収となりました。営業利益および経常利益は増益となったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は、米国子会社Suminoe Textile of America Corporationの減損損失および投資有価証券売却損を特別損失に計上したことから減益となりました。
以上の状況から当期の連結業績は、売上高986億17百万円(前期比0.8%増)、営業利益31億18百万円(同38.8%増)、経常利益29億56百万円(同25.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4億67百万円(同56.9%減)となりました。
セグメントの業績については、次のとおりであります。
(インテリア事業)
業務用カーペットでは、売上は前期を上回りました。インバウンド需要を受け、宿泊施設や商業施設等の新築およびリニューアル案件が増え、フックカーペットやロールカーペットが好調に推移しました。また、水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS(エコス)」は、海外輸出は伸び悩みましたが、国内市場は大型案件もあり前期並みに推移しました。一般家庭向けカーペット、ラグ・マットでは、市場環境の低迷を背景に売上は前期を下回りました。カーテンでは、医療・福祉・教育施設向けのコントラクトカーテン「Face」が大型案件の受注により好調に推移し、2018年7月に発売した一般家庭向けカーテン「U Life(ユーライフ)Vol.9」も前期の同シリーズを上回りましたが、「mode S(モードエス)Vol.8」等が伸び悩み、売上は前期を下回りました。壁装関連では、2019年2月に発売した量産タイプの「ルノン マークⅡ Vol.23」は伸び悩みましたが、リフォーム向けの壁紙「ルノンホーム」や襖紙「ルノン 凜」等が好調に推移し、売上は前期並みとなりました。
以上の結果、インテリア事業では、売上高342億82百万円(前期比0.1%減)、営業利益2億63百万円(同691.6%増)となりました。
(自動車・車両内装事業)
自動車関連全体では、売上、営業利益ともに前期を上回りました。海外は、中国では日系自動車メーカーの販売拡大が奏効し、タイでも堅調に推移しました。また、メキシコでは、新規商材の受注により好調となり、北中米全体の営業利益は前期を上回りました。よって、海外全体では、売上、営業利益ともに前期を上回りました。国内は、当社グループが内装材を受注した車種の新車効果が一巡したことに加え、原材料費および物流費の高騰が影響し、売上、営業利益ともに前期に届きませんでした。
車両関連全体では、売上は前期を上回りましたが、営業利益は下回りました。鉄道向けは、JRおよび私鉄の新車案件やリニューアル案件の受注が堅調に推移しました。また、非繊維商材の販売も好調となり、売上は前期を上回りました。バス向けは、前期に引き続き大型バスの需要が回復せず、新車生産およびリニューアルともに低調となり、売上は前期を下回りました。航空機向けは、前期並みの売上となりました。
以上の結果、自動車・車両内装事業では、売上高603億4百万円(前期比0.9%増)、営業利益40億18百万円(同20.6%増)となりました。
(機能資材事業)
消臭・フィルター関連は、新規受注の獲得および暖房機向け消臭フィルターが好調に推移し、増収増益となりました。また、ホットカーペットも受注数を伸ばし増収増益となりました。建築・土木用資材およびブラシ用毛材「KEAT-貴糸」も堅調に推移し、増収増益となりました。一方、浴室向け床材は減収となり、学童向けマット、ダストマット向けポリエステル長繊維「スミトロン」および航空機向けカーペットも振るわず、減収減益となりました。
以上の結果、機能資材事業では、売上高38億86百万円(前期比6.6%増)、営業利益1億86百万円(同5.5%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ16億56百万円減少し、77億54百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少等により、47億60百万円の収入(前期35億19百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、14億48百万円の支出(前期2億44百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出等により、49億64百万円の支出(前期8億43百万円の支出)となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。
2 金額は、製造原価によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b 受注実績
当社グループは販売形態が多岐にわたっており、受注の把握が困難でありますので記載を省略しております。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。
2 総販売実績の10%以上の割合を占める主要な取引先はありません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2019年5月31日現在)において判断したものであります。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって、経営者による会計基準の選択および適用、資産および負債ならびに収益および費用の見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や状況を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性により、これらの見積りと差異が生じる可能性があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しているとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
a 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、投資有価証券の減少等により、前連結会計年度末に比べ42億6百万円減少し879億75百万円となりました。
負債につきましては、短期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ9億35百万円減少し527億4百万円となりました。
純資産につきましては、自己株式の取得等により、前連結会計年度末に比べ32億70百万円減少し352億71百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は34.8%となりました。
b 経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、インテリア事業において前年並みとなりましたが、自動車・車両内装事業および機能資材事業において増収となり、前連結会計年度に比べ7億44百万円増加し、986億17百万円となりました。
売上原価は、前連結会計年度に比べ2億86百万円減少し、783億46百万円となりました。その結果、売上総利益は202億70百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億59百万円増加し、171億51百万円となりました。営業利益は前連結会計年度に比べ8億71百万円増加し、31億18百万円となりました。
経常利益は、営業利益が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ5億97百万円増加し29億56百万円となりました。
また、5億27百万円の減損損失を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ6億16百万円減少し4億67百万円となりました。
c セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識および分析
当連結会計年度の事業セグメント別の経営成績については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」に記載しているとおりです。
d キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当連結会計年度末(2019年5月31日現在)における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境が緩やかな回復基調を持続し、企業収益も底堅く推移したものの、米中貿易摩擦の長期化の懸念等から先行きに対する警戒感が強まりました。
当社グループは、第5次中期3ヵ年経営計画「2020」の基本方針のもと、2年目の目標達成に向け諸施策を展開いたしました。売上は、中国で日系自動車メーカーの販売が拡大したことから自動車内装事業が堅調に推移し、前期比増収となりました。営業利益および経常利益は増益となったものの、親会社株主に帰属する当期純利益は、米国子会社Suminoe Textile of America Corporationの減損損失および投資有価証券売却損を特別損失に計上したことから減益となりました。
以上の状況から当期の連結業績は、売上高986億17百万円(前期比0.8%増)、営業利益31億18百万円(同38.8%増)、経常利益29億56百万円(同25.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4億67百万円(同56.9%減)となりました。
セグメントの業績については、次のとおりであります。
(インテリア事業)
業務用カーペットでは、売上は前期を上回りました。インバウンド需要を受け、宿泊施設や商業施設等の新築およびリニューアル案件が増え、フックカーペットやロールカーペットが好調に推移しました。また、水平循環型リサイクルタイルカーペット「ECOS(エコス)」は、海外輸出は伸び悩みましたが、国内市場は大型案件もあり前期並みに推移しました。一般家庭向けカーペット、ラグ・マットでは、市場環境の低迷を背景に売上は前期を下回りました。カーテンでは、医療・福祉・教育施設向けのコントラクトカーテン「Face」が大型案件の受注により好調に推移し、2018年7月に発売した一般家庭向けカーテン「U Life(ユーライフ)Vol.9」も前期の同シリーズを上回りましたが、「mode S(モードエス)Vol.8」等が伸び悩み、売上は前期を下回りました。壁装関連では、2019年2月に発売した量産タイプの「ルノン マークⅡ Vol.23」は伸び悩みましたが、リフォーム向けの壁紙「ルノンホーム」や襖紙「ルノン 凜」等が好調に推移し、売上は前期並みとなりました。
以上の結果、インテリア事業では、売上高342億82百万円(前期比0.1%減)、営業利益2億63百万円(同691.6%増)となりました。
(自動車・車両内装事業)
自動車関連全体では、売上、営業利益ともに前期を上回りました。海外は、中国では日系自動車メーカーの販売拡大が奏効し、タイでも堅調に推移しました。また、メキシコでは、新規商材の受注により好調となり、北中米全体の営業利益は前期を上回りました。よって、海外全体では、売上、営業利益ともに前期を上回りました。国内は、当社グループが内装材を受注した車種の新車効果が一巡したことに加え、原材料費および物流費の高騰が影響し、売上、営業利益ともに前期に届きませんでした。
車両関連全体では、売上は前期を上回りましたが、営業利益は下回りました。鉄道向けは、JRおよび私鉄の新車案件やリニューアル案件の受注が堅調に推移しました。また、非繊維商材の販売も好調となり、売上は前期を上回りました。バス向けは、前期に引き続き大型バスの需要が回復せず、新車生産およびリニューアルともに低調となり、売上は前期を下回りました。航空機向けは、前期並みの売上となりました。
以上の結果、自動車・車両内装事業では、売上高603億4百万円(前期比0.9%増)、営業利益40億18百万円(同20.6%増)となりました。
(機能資材事業)
消臭・フィルター関連は、新規受注の獲得および暖房機向け消臭フィルターが好調に推移し、増収増益となりました。また、ホットカーペットも受注数を伸ばし増収増益となりました。建築・土木用資材およびブラシ用毛材「KEAT-貴糸」も堅調に推移し、増収増益となりました。一方、浴室向け床材は減収となり、学童向けマット、ダストマット向けポリエステル長繊維「スミトロン」および航空機向けカーペットも振るわず、減収減益となりました。
以上の結果、機能資材事業では、売上高38億86百万円(前期比6.6%増)、営業利益1億86百万円(同5.5%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ16億56百万円減少し、77億54百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の減少等により、47億60百万円の収入(前期35億19百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出等により、14億48百万円の支出(前期2億44百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出等により、49億64百万円の支出(前期8億43百万円の支出)となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年6月1日 至 2019年5月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| インテリア事業 | 3,023 | △22.8 |
| 自動車・車両内装事業 | 34,752 | △9.0 |
| 機能資材事業 | 1,977 | △27.8 |
| その他 | - | - |
| 合計 | 39,753 | △11.4 |
(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。
2 金額は、製造原価によっております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b 受注実績
当社グループは販売形態が多岐にわたっており、受注の把握が困難でありますので記載を省略しております。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2018年6月1日 至 2019年5月31日) | |
| 金額(百万円) | 前年同期比(%) | |
| インテリア事業 | 34,282 | △0.1 |
| 自動車・車両内装事業 | 60,304 | +0.9 |
| 機能資材事業 | 3,886 | +6.6 |
| その他 | 143 | +4.5 |
| 合計 | 98,617 | +0.8 |
(注) 1 セグメント間取引については相殺消去しております。
2 総販売実績の10%以上の割合を占める主要な取引先はありません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2019年5月31日現在)において判断したものであります。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって、経営者による会計基準の選択および適用、資産および負債ならびに収益および費用の見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や状況を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性により、これらの見積りと差異が生じる可能性があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しているとおりです。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
a 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は、投資有価証券の減少等により、前連結会計年度末に比べ42億6百万円減少し879億75百万円となりました。
負債につきましては、短期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ9億35百万円減少し527億4百万円となりました。
純資産につきましては、自己株式の取得等により、前連結会計年度末に比べ32億70百万円減少し352億71百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は34.8%となりました。
b 経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、インテリア事業において前年並みとなりましたが、自動車・車両内装事業および機能資材事業において増収となり、前連結会計年度に比べ7億44百万円増加し、986億17百万円となりました。
売上原価は、前連結会計年度に比べ2億86百万円減少し、783億46百万円となりました。その結果、売上総利益は202億70百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億59百万円増加し、171億51百万円となりました。営業利益は前連結会計年度に比べ8億71百万円増加し、31億18百万円となりました。
経常利益は、営業利益が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ5億97百万円増加し29億56百万円となりました。
また、5億27百万円の減損損失を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ6億16百万円減少し4億67百万円となりました。
c セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識および分析
当連結会計年度の事業セグメント別の経営成績については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」に記載しているとおりです。
d キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。