有価証券報告書-第59期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

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2019/03/28 9:03
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62項目
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループは2017年12月期より、財務情報の国際的な比較可能性と経営管理の品質向上を目指して、従来の日本基準に替えてIFRSを適用しております。
また、コア営業利益は売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した利益であり、IFRSで定義されている指標ではありませんが、当社グループの経常的な事業業績を測る指標として有用な情報であると考えられるため、自主的に開示しております。
①財政状態及び経営成績の状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高641,647688,29046,6437.3
コア営業利益86,83895,1078,2699.5
税引前当期利益92,92691,561△1,366△1.5
親会社の所有者に帰属する当期利益52,77261,3538,58116.3
基本的1株当たり当期利益(円)89.85103.7313.8815.4

当連結会計年度の業績は、売上高688,290百万円(前連結会計年度比7.3%増)、コア営業利益95,107百万円(前連結会計年度比9.5%増)、税引前当期利益91,561百万円(前連結会計年度比1.5%減)、当期利益67,265百万円(前連結会計年度比16.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益61,353百万円(前連結会計年度比16.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(a)パーソナルケア
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高(注)555,388599,29043,9027.9
コア営業利益77,17784,8337,6569.9

(注)外部顧客に対する売上高
●ベビーケア関連商品
海外では、安心・安全ニーズに応える日本からの高付加価値輸入商品の需要が高い中国におきまして、引き続きインターネット販売での取り組みを強化し、コーポレートブランドと『ムーニー』ブランドの認知拡大と、パンツ型紙おむつの普及促進に努めたほか、『Baby Love』、『Fitti』及び『PetPet』ブランドを保有しているDSG (Cayman) Ltd.の株式を取得し、東南アジア地域、特にタイ及びマレーシアにおける高成長の実現に向けた取り組みを開始いたしました。新興国のなかでも紙おむつの普及率が未だ低いインドにおきましては、パンツ型紙おむつで普及促進を図りながら販売エリアとシェアの拡大に努めたほか、ベトナムにおきましては、地方エリアでの配荷拡大により『Bobby』ブランドのシェア拡大に努めてまいりました。また、低出生体重児用紙おむつ『ムーニー エアフィット』が心地よく装着できる革新的な紙おむつとしてアジアを中心とした国々(日本、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ベトナム、ミャンマー、インド、台湾、オーストラリア)へ展開されていることが高く評価され、EDANA※1が主催するOutlook Asia2018 in Singapore会議において、アジア市場で革新的な商品やサービスを提供する企業に対して授与される“the 2018 Outlook Asia Innovation Award”賞を受賞しました。
国内では、“ふんわりぴたりでモレ安心”の『ムーニー』ブランドにおいて、『ムーニーマン エアフィット』と、紙おむつの表面シートにオーガニックコットンを配合した赤ちゃんのお肌に安心な『Natural moonyman(ナチュラル ムーニーマン)』のL・ビッグサイズ、並びに夜専用パンツ『オヤスミマン』ブランドに乳幼児特有のぽっこりおなかにしっかりフィットする特許技術※2「すっぽりハイウエスト」を搭載し、おへそまですっぽりカバーすることでズレ下がらず、モレずに安心な商品にリニューアルしたほか、ディズニーキャラクターのかわいいデザインとお手頃な価格に加え、機能面でも高い評価を頂いている『マミーポコ』ブランドに、繰り返しのおしっこをたっぷり引き込んで素早く吸収する「最大12時間※3吸収ジェル」と、たくさん遊んで動いてもモレずに安心な「ず~っとモレ安心シェイプ」を搭載し、モレ不安を解消してまいりました。また、京都大学大学院と共同で、発達心理学に基づいて親子のやる気を引き出す行動を研究し、世界初※4の特許技術「ごほうびシール」、「おなじ絵さがし」、「わくわくお絵かき」を搭載した『トレパンマン』を、親子がそろって楽しくトイレトレーニングができる新しい紙おむつとして発売し、笑顔あふれる育児生活の実現に取り組んでまいりました。
※1 EDANA(European Disposables And Nonwovens Association):ヨーロッパ不織布協会
※2 ウエスト端部は伸縮不織布のみ、股下部材のウエスト側端部では伸縮不織布と糸ゴムが重なる構成
※3 赤ちゃんのおしっこの量には個人差があります
※4 世界主要グローバルブランドのパンツ型紙おむつにおいて(2018年2月ユニ・チャーム㈱調べ)
●フェミニンケア関連商品
海外では、中国におきまして、若年層から品質の高さとデザインのかわいらしさに対して引き続き高いご支持を頂いているほか、インドネシアやタイ、ベトナム、インドといった新興国におきましても、消費者ニーズに合わせた商品で販売エリアとさらなるシェアの拡大に努めてまいりました。
国内では、“はばたけ、わたし!”の想いを込めた『ソフィ』ブランドにおいて、眠る幸せを味わえる『ソフィ 超熟睡ガード』シリーズに、使用後はテープを2倍に伸ばしてくるっと簡単かつコンパクトに丸めて捨てることができる※1世界初※2の技術「くるっとテープ※3」を搭載し、夜用ナプキン特有の長さと厚みからくる使用後の処理不満の解消に努めたほか、敏感肌にやさしい『ソフィ はだおもい』シリーズの昼用では、吸収力を強化し、よりやさしい肌ざわりで、まるで「すっぴん」のように肌のサラサラ感が長時間続くナプキンへ改良してまいりました※4。また、“ポーチにIN、おしゃれにGO!”でおなじみの『センターイン』シリーズでは、女子中高生のライフスタイルや感性に合わせた「おしゃねこ※5」デザインを採用した“かわいくてモレ安心”な『ソフィ センターイン ハッピーキャッチ』シリーズを新発売したほか、初経を迎えられたお子さまが、自分で生理日管理ができ、同時にお母さまもお子さまの生理周期を把握し、適切にサポートができる『ソフィ』生理日管理アプリをApp StoreとGoogle Playで無料配信するなど、安心していつもどおりの生活を送って頂けるよう取り組んでまいりました。さらに2008年から11年連続で乳がん検診の受診を促し、発症患者の撲滅を目指す「ピンクリボン活動」を応援するなど、独自の不織布技術を活かした高付加価値商品の提案や、全ての女性が自分らしく、健やかに毎日を過ごせるようにとの願いを込めて、女性の体と心の仕組みを科学的に捉えながら、女性の物理的・精神的な束縛からの解放に取り組んでまいりました。
※1 丸めた後、衛生上、個別ラップに包んで捨てるのは、従来と同様
※2 使用後のナプキンを丸めた後、粘着のない後処理テープをナプキンの粘着面に止める構造。主要グローバルブランドにおけるパッド型生理用ナプキン対象(2017年9月ユニ・チャーム㈱調べ)
※3 ソフィ超熟睡ガード290、ソフィ超熟睡極上フィット340は除く
※4 はだおもい極うすスリム17.5cmは除く
※5 「おしゃれでかわいいねこ」の意味
●ヘルスケア関連商品
海外では、日本以上のスピードで台湾やインドネシア、タイ、ベトナム、中国といったアジア地域でも高齢化が進み、大人用排泄ケア用品の需要が本格化することから、日本で確立したケアモデルをアジア地域に普及させる準備を進めてまいりました。タイにおきましては、大人用紙おむつ市場において優位なポジションを築き、『Certainty』ブランドを保有しているDSG (Cayman) Ltd.の株式を取得し、普及加速の実現に向けた取り組みを開始いたしました。
高齢者人口の増加により拡大が続く国内市場におきましては、今までどおり自分らしく生活が送れるようサポートする商品の普及活動に取り組んでまいりました。軽い尿もれ専用品では、吸水ケアを通じて笑顔ある毎日を応援する『チャームナップ 吸水さらフィ』シリーズに、尿を瞬間的に吸収体内部に引き込み、表面に水分を残さない特許技術「スッと消えるシート※1」を搭載し、性能を大幅に改良したほか、ズレやヨレを気にせず抵抗感なくはくことが可能な下着のような尿もれケアショーツ『チャームナップ アクティブショーツ』を岡山県立大学と共同で開発し、“軽い尿もれ”は誰にでもあることとして抵抗感を払拭する活動を継続して実施してまいりました。大人用紙おむつ・尿もれ専用品『ライフリー』ブランドでは、不純物を含んだ尿を瞬時に吸収する・世界初※2“スピードinシート”を搭載した『ライフリー さわやかパッド』女性用を発売し、“ズボンにしみない、目立たない”工夫をした男性用尿もれ専用品『ライフリー さわやかパッド』シリーズとともに、普段通りの生活を楽しんで頂ける商品の開発に努めたほか、少しでも在宅介護者、被介護者双方の負担が軽減できるよう、おしりを洗い流して清潔に保つ『ライフリー おしりクリーンシャワー』を新発売し、清潔で快適な排泄ケア環境を提案してまいりました。また、大人用紙おむつ業界で初めて人工知能(Artificial Intelligence)チャットボット※3を採用した24時間365日排泄ケアに関するお問い合わせに対応できる「大人用おむつNAVI」や、高齢化の進行に伴う「閉じこもり」や「認知症」といった社会問題の改善に向けたライフリー「ソーシャル・ウォーキング※4」体験会の継続開催を通じて心と体の健康サポートに努めたほか、テレビコマーシャル、ウェブサイト、店頭でのカウンセリングや日常生活動作に合わせた売り場づくりを通じて販売促進にも積極的に取り組み、排泄ケア市場をリードしてまいりました。
日々の健康を守り、安心で快適な暮らしをサポートする『超快適』ブランドにおいては、園児や小学校低学年のお子さまのマスク利用の浸透に伴い、園児・低学年時期の小さなお顔にぴったりフィットするこども専用マスク『超快適 マスク 園児専用』と、『超快適 マスク 低学年専用』を新発売し、お子さまから大人まで一年を通して快適に使用できるマスクのご提案と市場の活性化に努めてまいりました。
※1 対象サイズ:10cc~170cc
※2 湿潤時も嵩高を維持できる凹凸表面シートを採用した構造。主要グローバルブランドにおける軽失禁パッド対象(2015年2月ユニ・チャーム㈱調べ)
※3 人間の代わりに対話するプログラム(もしくは、それを含むシステム全体)のこと
※4 「社会参加&歩行」の造語で、人と関わり、楽しみながら歩くことを誰もが取り組みやすい形にした認知症予防のためのウォーキング(地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所の監修のもと、当社考案)
●クリーン&フレッシュ関連商品
クリーン&フレッシュ国内市場におきましては、住環境やライフスタイルの変化に伴い、リビング周りをいつも清潔に、家中を限られた時間で簡単にお掃除したいというお客様が増えているなか、“片手でポン!ですぐキレイ”のボックス型ウェットティッシュ『シルコット ウェットティッシュ』シリーズと、“家中まるごと、これ一本!”のお掃除用品『ウェーブ』ブランドで、日常生活を快適に過ごして頂くための提案やキャンペーンを実施し、市場の活性化に努めてまいりました。毎日変化するお肌を健やかに保ち、日々のお手入れを気楽に効果的にする『シルコット コットン』シリーズでは、2分の1の化粧水でも驚くほどうるおう※1『シルコット うるうるコットン スポンジ仕立て』や、日本初の極細長繊維※2でミクロ汚れまですっきりふきとる“ふきとり用コットン”『シルコット ふきとりコットン シルキー仕立て』でキャンペーンを実施し、多様化する化粧用コットン市場を活性化したほか、訪日外国人によるインバウンド需要に対しても積極的に取り組み、販売促進に努めてまいりました。
※1 当社従来品比
※2 パフを覆うシートが二層構造。肌に接する外側層は10μm以下の極細長繊維で、内側が粗いセルロース繊維で形成されている構造。日本における主要ブランドの化粧綿対象(2015年10月ユニ・チャーム㈱調べ)
この結果、当連結会計年度のパーソナルケアの売上高は599,290百万円(前連結会計年度比7.9%増)、セグメント利益(コア営業利益)は84,833百万円(前連結会計年度比9.9%増)となりました。
(b)ぺットケア
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高(注)79,84782,0732,2272.8
コア営業利益9,68410,1234394.5

(注)外部顧客に対する売上高
人とペットがともに長生きし豊かな生活が送れる「共生社会」と「健康長寿社会」の実現に向け、衛生用品からフードまでペットの生活を総合的にサポートする商品の開発と市場創造に努めてまいりました。
国内ペットトイレタリーにおきましては、犬用では、いつでもどこへ行くときも愛犬と一緒に楽しくお出かけができる洋服感覚の吸収ウェア『マナーウェア』ブランドに、男の子用迷彩柄と女の子用チェック柄を新たなデザインとして新発売し、普及促進を図ってまいりました。猫用では、近年、愛猫と一緒に過ごす時間を長くとりたいとの思いから、室内に猫用のトイレを設置する飼い主様のなかに、今使っているトイレは猫にとって狭いと感じていらっしゃる飼い主様や、2匹以上の猫を飼育する「多頭飼い」が増加していることから、大きめな猫でも体の向きを自由に変えられ、無理のない姿勢で排泄できる広々空間の『デオトイレ 快適ワイド』を新発売したほか、『デオトイレ』ブランドに、『デオトイレ 消臭・抗菌シート 大容量20枚入り』と、『デオトイレ 消臭・抗菌シート ふんわり香るナチュラルガーデンの香り 大容量20枚入り』を新発売し、快適な空間づくりに取り組んでまいりました。
国内ペットフードにおきましては、犬用では、良質素材を彩り良く使い、味、食感、栄養バランスの全てにこだわった『グラン・デリ』ブランドに、おいしさと健康を考えた国産鶏肉100%を調理したドッグフード『グラン・デリ 国産鶏ささみ入りパウチ ブロッコリー入り×かぼちゃ入り』ほぐしタイプと、ジュレタイプを新発売したほか、森永製菓㈱と共同開発※1した“カリッ”とした食感が楽しめる犬専用おやつ『グラン・デリ ワンちゃん専用おっとっと』シリーズに、「クリームチーズ味」や、はじめてのフルーツ味「バナナ&りんご味」を新発売し、ワンちゃんと一緒におやつの時間を楽しみたいというニーズに応えてまいりました。
猫用では、猫の大好きな良質なお魚をたっぷり使い、最後の一口まで夢中になるおいしさに仕上げた『銀のスプーン』ブランドの「子ねこ」用と、15歳が近づく頃の「高齢ねこ」用のそれぞれに、「まぐろ・かつお・ささみ」をブレンドした『銀のスプーンパウチ2種のアソートパック』を新発売し、栄養バランスや健康維持を重視した商品のラインアップを充実したほか、素材を厳選し、贅沢な味わいと香りを引き出した『銀のスプーン三ツ星グルメ』ブランドからは、猫用フードではじめて※2味や食感の変化が楽しめるようドライ粒の外側に「お魚クリーム」を絡めた『銀のスプーン三ツ星グルメ お魚味クリームまぐろ・かつお味』を新発売し、「安心品質のおいしさ」の実現を推進してまいりました。
北米市場におきましては、日本の技術を搭載した犬用シート、猫用ウェットタイプ副食の販売が引き続き堅調に推移したほか、今後のさらなる成長に向け、近年台頭が著しいインターネット販売やペット専門店・米国特有のDollar store(均一価格店)業態への取り組みを強化してまいりました。
※1 ユニ・チャーム㈱と森永製菓㈱が初めてペット用に共同開発した犬専用のおやつ
※2 粒にライン状にクリームがけしたペットフード。主要グローバルブランドにおけるペットフード対象。(2018年8月ユニ・チャーム㈱調べ)
この結果、当連結会計年度のペットケアの売上高は82,073百万円(前連結会計年度比2.8%増)、セグメント利益(コア営業利益)は10,123百万円(前連結会計年度比4.5%増)となりました。
(c)その他
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高(注)6,4126,9275158.0
コア営業利益△23151175-

(注)外部顧客に対する売上高
不織布・吸収体の加工・成形技術を活かした業務用商品分野におきまして、産業用資材を中心に販売を進めてまいりました。
この結果、当連結会計年度のその他の売上高は6,927百万円(前連結会計年度比8.0%増)、セグメント利益(コア営業利益)は151百万円(前連結会計年度はセグメント利益(コア営業利益)△23百万円)となりました。
当期の財政状態の概況は次のとおりであります。
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額(百万円)
資産合計736,644795,48358,839
負債合計283,615291,8138,198
資本合計453,029503,67050,641
親会社所有者帰属持分比率(%)52.655.5-

当連結会計年度末の財政状態は、資産合計が795,483百万円と前連結会計年度末に比べ58,839百万円増加いたしました。主な増加は、無形資産53,558百万円、有形固定資産12,107百万円、棚卸資産11,410百万円、投資有価証券等のその他の金融資産10,760百万円、主な減少は、現金及び現金同等物34,837百万円によるものです。負債合計は、291,813百万円と前連結会計年度末に比べ8,198百万円増加いたしました。主な増加は、仕入債務及びその他の債務15,014百万円、未払費用等のその他の流動負債6,958百万円、退職給付に係る負債3,133百万円、未払法人所得税2,508百万円、主な減少は、社債及び借入金23,927百万円によるものです。資本合計は、503,670百万円と前連結会計年度末に比べ50,641百万円増加いたしました。主な増加は、親会社の所有者に帰属する当期利益61,353百万円、自己株式の減少14,876百万円、主な減少は、在外営業活動体の為替換算差額等のその他の資本の構成要素19,785百万円、親会社の所有者への配当金の支払い13,585百万円によるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前期末の52.6%から55.5%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー98,086110,86712,781
投資活動によるキャッシュ・フロー△38,778△113,400△74,622
財務活動によるキャッシュ・フロー△30,582△27,7232,859
現金及び現金同等物の期末残高169,903135,065△34,837

営業活動によるキャッシュ・フローは110,867百万円のプラス(前連結会計年度比12,781百万円のプラス)、投資活動によるキャッシュ・フローは連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出などにより113,400百万円のマイナス(前連結会計年度比74,622百万円のマイナス)、財務活動によるキャッシュ・フローは自己株式の取得などにより27,723百万円のマイナス(前連結会計年度比2,859百万円のプラス)となりました。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の期末残高は、為替変動による影響を含めて前連結会計年度末に比べ34,837百万円減少し、135,065百万円となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
セグメントの名称生産高
(百万円)
前年同期比
(%)
パーソナルケア616,1069.7
ペットケア83,4463.6
その他7,0089.3
合計706,5609.0

(注)1.セグメント間取引につきましては、相殺消去しております。
2.金額は、販売価格によっております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b)受注実績
受注生産を行っていないので、該当事項はありません。
(c)販売実績
セグメントの名称販売高
(百万円)
前年同期比
(%)
パーソナルケア599,2907.9
ペットケア82,0732.8
その他6,9278.0
合計688,2907.3

(注)1.セグメント間取引につきましては、相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。
なお、重要な会計方針及び見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表に対する注記」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境は、原材料価格等の上昇に加え、米中貿易摩擦や米国の金融引締め政策が世界経済に影響を及ぼす環境下、海外におきましては、中国経済の先行き不透明感や新興国通貨安が見られるものの、インドネシア、タイ、ベトナム、インドなどの主要参入国において景気は概ね安定的に推移しているなか、当社グループは、消費者ニーズに合わせたパーソナルケア関連商品の販売活動を積極的に実施し、持続的な成長の実現に努めてまいりました。
一方、国内におきましては、相次いだ自然災害などによる経済への影響がありながらも、景気回復基調が持続し、個人消費も持ち直しの動きが見られるなか、引き続き高付加価値パーソナルケア関連商品の需要を喚起するための新価値提案を実施した結果、安定的な成長を実現いたしました。
このような経営環境のなか、当社グループは、“世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような、世界初・世界No.1の商品とサービスを提供しつづけます”の基本方針に基づき、独自の不織布加工・成形技術と消費者ニーズを捉えた商品の開発に努め、あらゆる世代の人々がお互いに負担を感じることなく、その人らしさを尊重し合いながら暮らせる「共生社会」の実現に向けて取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高688,290百万円(前連結会計年度比7.3%増)、コア営業利益95,107百万円(前連結会計年度比9.5%増)、税引前当期利益91,561百万円(前連結会計年度比1.5%減)、当期利益67,265百万円(前連結会計年度比16.8%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益61,353百万円(前連結会計年度比16.3%増)となりました。
(b)経営成績に重要な影響を与える要因
「2 事業等のリスク」をご参照下さい。
(c)資本の財源及び資金の流動性
当連結会計年度においては、営業キャッシュ・フローを主要な財源としております。また、2018年9月25日のDSG (Cayman) Ltd.株式の100%取得に際しては全額保有現預金で対価を支払うなど、投資を目的とした資金需要は出来る限り自己資金で対応出来るように資金の流動性を十分確保するように努めております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フロー分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
2019年度の設備投資資金につきましても、自己資金をもって充当する予定であります。
(d)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
現在遂行中の第10次中期経営計画が目標とする主な指標の状況は次のとおりであります。同計画達成に向け、各指標とも当連結会計年度は前連結会計年度(2017年度)よりも進捗しております。
前連結会計年度
(2017年度)
当連結会計年度
(2018年度)
中期経営計画目標
(2020年度)
売上高641,647百万円688,290百万円800,000百万円
売上高成長率6.1%
(前年度比)
7.3%
(前年度比)
(注)7.0%
CAGR(年平均成長率)
コア営業利益率13.5%13.8%15.0%
ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)14.3%14.8%15.0%

(注)中期経営計画の売上高CAGR(年平均成長率)7.0%は、為替変動の影響を除いた数値を目標としております。
(e)戦略的現状と見通し
当社グループを取り巻く経営環境は、地政学的リスク、新興国経済の動向、金融市場の変動など、依然として先行きに不確実性が見られるなか、当社が事業展開しているアジア各国におきましては、内需主導の成長が続くものと想定しております。国内におきましては、民間投資や外需が堅調に推移するなか個人消費の持ち直しもあり、景気回復基調が続くものと想定しております。
このような経営環境のなかで、海外では、各国のニーズを捉えた商品の提供と、積極的な販売活動を通じて、市場を上回るスピードで成長し、活性化を図ってまいります。国内では、パーソナルケアにおいて、消費者ニーズを捉えた高付加価値商品を提供し、市場の活性化をリードし続けてまいります。また、ペットケアにおいては、ペット飼育の4大潮流「リビング飼育化」「小型犬化」「長寿化」「擬人化」を捉えた商品の開発と市場の活性化に努め、人とペットの“共生社会”及び“少子高齢化”に対応した需要創造を実現してまいります。
(f)セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」をご参照下さい。
(3)経営成績等の状況の概要に係る主要な項目における差異に関する情報
IFRSにより作成した連結財務諸表における主要な項目と連結財務諸表規則(第7章及び第8章を除く。以下「日本基準」という。)により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項は、以下のとおりであります。
(のれん)
日本基準では、のれんは効果が発現すると合理的に見積もられる期間にわたって償却しておりますが、IFRSではのれんの償却をしておらず、毎期減損テストを実施しております。
日本基準では、「企業結合に関する会計基準」(2013年9月13日企業会計基準第21号。以下「企業結合会計基準」という。)を早期適用した2015年12月31日より前に発生した企業結合に係る取得関連費用のうち、対価性が認められるものは資産計上しておりました。
IFRSでは、当社グループは2010年9月1日以降に発生した企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」を遡及適用しており、当該企業結合に直接起因する取引コストは発生時に費用処理しております。
また、子会社に対する持分の追加取得について、企業結合会計基準を早期適用する前の日本基準においては、追加投資額と追加取得持分の差額は、のれんとして計上しておりました。IFRSでは、当該差額は資本剰余金として計上しております。
結果として当連結会計年度において、のれんが29,419百万円減少しております。また、販売費及び一般管理費が4,882百万円減少しております。
(売上高)
一部のリベート等について、日本基準では主に販売費及び一般管理費に表示しておりましたが、IFRSでは売上高の控除としております。
結果として当連結会計年度において、売上高が96,066百万円減少しております。

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