四半期報告書-第65期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

【提出】
2019/11/08 13:09
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、穏やかな景気回復基調で推移したものの、各国通商政策の影響やインバウンドの購買の陰りもあり、個人消費にも陰りが出てきております。
当社の主力顧客である流通業界においては、本年10月の消費税率引き上げに伴う消費マインドの落ち込み、業態を超えた競争、人手不足等の要因が重なり厳しい環境となっております。
このような状況の中、当社はチラシ・シール・販促物・WEB・キャンペーンのカテゴリーをクライアントごとの課題に合わせて解決提案することで、既存クライアントとの取引拡大・新規クライアントの獲得が実現でき、収益を拡大してまいりました。
また製造原価においては、原材料・物流コストの高騰に対し、配送スキームの改善・投資や、製造拠点の最適化により生産性改善を進めてまいりました。
なお、当社埼玉工場において2019年4月に発生した火災事故により、機械等の停止期間中に発生した外注費等42百万円を火災損失として特別損失に計上しております。また、この火災損失に係る受取保険金1億14百万円を特別利益に計上しております。
以上の結果から、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は42億79百万円(前年同四半期比19.4%増)、営業利益は1億55百万円(前年同四半期比702.4%増)、経常利益は1億75百万円(前年同四半期比322.7%増)、四半期純利益は1億80百万円(前年同四半期比179.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、35億58百万円(前事業年度末は32億33百万円)となり、前事業年度末と比べ3億25百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、仕掛品が23百万円減少したものの、現金及び預金が82百万円、電子記録債権が24百万円、未収入金が2億20百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、18億75百万円(前事業年度末は18億1百万円)となり、前事業年度末と比べ74百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、その他に含まれている繰延税金資産が42百万円減少したものの、有形固定資産が44百万円、無形固定資産が19百万円、投資有価証券が56百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、19億18百万円(前事業年度末は16億58百万円)となり、前事業年度末と比べ2億60百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、支払手形及び買掛金が73百万円、電子記録債務が40百万円、未払法人税等が22百万円、賞与引当金が22百万円、その他に含まれている未払金が93百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、6億92万円(前事業年度末は7億13百万円)となり、前事業年度末と比べ21百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、その他に含まれている長期預り金が2百万円増加したものの、退職給付引当金が24百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、28億23百万円(前事業年度末は26億62百万円)となり、前事業年度末と比べ1億61百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、利益剰余金が1億24百万円、その他有価証券評価差額金が36百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、17億94百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動におけるキャッシュ・フローは、1億89百万円の収入(前年同四半期は65百万円の支出)となりました。これは主に税引前四半期純利益が2億47百万円、減価償却費が36百万円、売上債権の増加が22百万円、仕入債務の増加が1億13百万円、法人税等の支払額が6百万円生じたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動におけるキャッシュ・フローは、59百万円の支出(前年同四半期は1億30百万円の収入)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出が56百万円生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動におけるキャッシュ・フローは、47百万円の支出(前年同四半期は1億43百万円の支出)となりました。これは配当金の支払額が47百万円生じたことによるものであります。