四半期報告書-第67期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 11:08
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化する中、ワクチン接種による一定の効果が現れてくるなど、経済活動の正常化に向けて、明るい材料もでてまいりました。
当社を取り巻く環境におきましては、紙媒体の広告の縮小はさらに進み、新型コロナウイルス感染症拡大の影響長期化で、販促需要の回復も遅れ、さらに原材料価格の値上がりリスクの懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
そのような状況の中、当社は顧客ニーズや市場の動向を的確につかみ、企画から印刷・納品まで、独自のノウハウを活かした販促施策を開発・提供すると共に、紙媒体から販促のデジタルシフトを支援するサービスを強化してまいりました。同時に顧客の企業価値向上を支える、課題解決のベストパートナーを目指して、顧客課題を多角的に解決に導く「販促コンサル」の、強みとなる企画・提案の実現力と、それらを支える人財・総合力の強化に注力してまいりました。
それらの施策により、前期から継続して取り組んできた新規顧客の開拓と、既存顧客への新商材の販路拡大が着実に前進してまいりました。また新型コロナウイルス感染症拡大の影響で減少した、販促物の印刷需要も回復傾向となり、収益構造も改善してまいりました。
生産面におきましては、従来からの組織横断的な連携がより強固となり、オペレーション効率化のための投資も実行し、外部流出コストの削減に取り組んでまいりました。
以上の結果から、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は39億9百万円(前年同四半期比33.8%増)、営業利益は1億97百万円(前年同四半期は1億51百万円の営業損失)、経常利益は2億17百万円(前年同四半期は1億37百万円の経常損失)、四半期純利益は1億32百万円(前年同四半期は94百万円の四半期純損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、37億84百万円(前事業年度末は46億20百万円)となり、前事業年度末と比べ8億35百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、受取手形、売掛金及び契約資産が10億42百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が10億58百万円、現金及び預金が7億64百万円、未収入金が32百万円、仕掛品が15百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、26億51百万円(前事業年度末は24億17百万円)となり、前事業年度末と比べ2億34百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、投資有価証券が24百万円減少したものの、有形固定資産が2億61百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、26億91百万円(前事業年度末は34億14百万円)となり、前事業年度末と比べ7億23百万円減少いたしました。その主な要因といたしましては、短期借入金が2億20百万円、未払法人税等が52百万円、支払手形及び買掛金が49百万円、その他に含まれている未払金が2億36百万円、その他に含まれている未払消費税等が1億27百万円、その他に含まれている預り金が61百万円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、9億40百万円(前事業年度末は9億31百万円)となり、前事業年度末と比べ9百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、長期借入金が20百円減少したものの、退職給付引当金が5百万円、その他に含まれている繰延税金負債が16百万円、その他に含まれている長期預り金が7百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、28億4百万円(前事業年度末は26億91百万円)となり、前事業年度末と比べ1億12百万円増加いたしました。その主な要因といたしましては、その他投資有価証券評価差額金が19百万円減少したものの、利益剰余金が1億32百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、23億53百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動におけるキャッシュ・フローは、1億88百万円の支出(前年同四半期は1億31百万円の収入)となりました。これは主に税引前四半期純利益が2億4百万円、減価償却費が75百万円、売上債権の減少額が22百万円、仕入債務の減少額が25百万円、その他に含まれている流動負債の減少額が4億40百万円、法人税等の支払額が63百万円生じたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動におけるキャッシュ・フローは、3億35百万円の支出(前年同四半期は3億53百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出が3億30百万円生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動におけるキャッシュ・フローは、2億40百万円の支出(前年同四半期は9億36百万円の収入)となりました。これは短期借入金の純減額が2億20百円生じたことによるものであります。