四半期報告書-第150期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
(1) 経営成績の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の国内景気は、設備投資が増加基調にあるものの、海
外経済の減速に伴う輸出の低迷により、製造業の企業収益が悪化しました。このような状況のもと、当社グループの事
業につきましては、化学品事業は、基礎化学品が減収となりました。機能性材料事業は、ディスプレイ材料は順調に推
移しましたが、半導体材料および無機コロイドで減収となりました。農業化学品事業は、海外向け農薬を中心に減収と
なりました。医薬品事業は、「ファインテック」(医薬品技術開発型受託事業)は前年並みとなったものの、自社創薬
事業が減収となりました。
この結果、当期間における業績は以下の通りとなり、売上高、各利益ともに前年同期を下回ったものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は11月に発表した計画数値を上回りました。
・第3四半期累計期間における連結業績 (単位:百万円、百万円未満切捨て)
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P7に記載
セグメント別概況は以下のとおりであります。
化学品事業
基礎化学品では、高純度硫酸(半導体用洗浄剤)の販売はほぼ前年並みとなったものの、メラミン(合板用接着剤原
料等)は市況の影響を受け減収となりました。ファインケミカルでは、「テピック」の電材向け(ソルダーレジストイ
ンキ、LED封止材等)は販売が減少しましたが、一般向け(粉体塗料硬化剤)は増収となりました。
この結果、当事業の売上高は254億97百万円(前年同期比11億24百万円減)、営業利益は8億97百万円(同13億45百万
円減)となりました。計画(注)比では、売上高は13億円、営業利益は8億円の下ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
機能性材料事業
ディスプレイ材料では、「サンエバー」(液晶表示用材料ポリイミド)のスマートフォンなど中小型向けおよびテレ
ビなど大型向けが、ともに好調でした。半導体材料では、半導体用反射防止コーティング材(ARC®*)が顧客の稼働率
低下の影響を受け低調でした。無機コロイドは、「スノーテックス」の電子材料用研磨剤向けが減収となりました。オ
ルガノシリカゾル・モノマーゾル(各種コート剤、樹脂添加剤)やオイル&ガス材料(シェールオイル・ガス採掘効率
向上材)の販売も減少しました。
この結果、当事業の売上高は483億94百万円(前年同期比2億49百万円減)、営業利益は130億72百万円(同6億23百万
円増)となりました。計画(注)比では、売上高は8億円、営業利益は14億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
* ARC®はBrewer Science, Inc. の登録商標です。
農業化学品事業
フルララネル(動物用医薬品原薬)は、顧客在庫影響により減収となりました。国内向け農薬は、5月より日本で販
売を開始した「グレーシア」(殺虫剤)が好調でした。ラウンドアップは、上期において自然災害等の影響を受けた昨
年より増収となり、更に当第3四半期でも順調に推移しました。海外向け農薬は、「タルガ」(除草剤)や「ライメ
イ」(殺菌剤)等を中心に売上が減少しました。
この結果、当事業の売上高は334億43百万円(前年同期比12億5百万円減)、営業利益は75億35百万円(同9億92百万
円減)となりました。計画(注)比では、売上高は3億円、営業利益は3億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
医薬品事業
「リバロ」(高コレステロール血症治療薬)原薬は、国内外共に後発品の増勢により販売価格が下がり、減収となり
ました。「ファインテック」はほぼ前年並みの売上高となりました。
この結果、当事業の売上高は49億60百万円(前年同期比5億90百万円減)、営業利益は5億53百万円(同4億57百万円
減)となりました。計画(注)比では、売上高は予想通り、営業利益は1億円の下ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
卸売事業
当事業の売上高は507億81百万円(前年同期比7億43百万円減)、営業利益は16億34百万円(同74百万円減)となりま
した。計画(注)比では、売上高は予想通り、営業利益は1億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
その他の事業
当事業の売上高は149億31百万円(前年同期比27億44百万円減)、営業利益は1億58百万円(同2億90百万円減)とな
りました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末比221億
63百万円減の2,248億27百万円となりました。
負債も借入金が減少したことなどから、前連結会計年度末比171億78百万円減の477億38百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末比49億84百万円減の1,770億89百万円となりました。この結果、自己資本比率は前
連結会計年度末比5.0ポイント増加し、78.0%になりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、運転
資金の増減などから法人税等の支払額を控除した結果、348億59百万円の収入(前年同期は324億34百万円の収入)とな
りました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、工場などの設備投資による支出などにより、129億14百万円の支出(前年同
期は96億84百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出などによ
り、399億60百万円の支出(前年同期は372億55百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物の四半期末残高は、換算差額の減少額1億77百万円を調整した結果、前連結会計年度末に比較し
て181億93百万円減少し、179億89百万円(前年同期は230億99百万円)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じ
た課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は119億83百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の国内景気は、設備投資が増加基調にあるものの、海
外経済の減速に伴う輸出の低迷により、製造業の企業収益が悪化しました。このような状況のもと、当社グループの事
業につきましては、化学品事業は、基礎化学品が減収となりました。機能性材料事業は、ディスプレイ材料は順調に推
移しましたが、半導体材料および無機コロイドで減収となりました。農業化学品事業は、海外向け農薬を中心に減収と
なりました。医薬品事業は、「ファインテック」(医薬品技術開発型受託事業)は前年並みとなったものの、自社創薬
事業が減収となりました。
この結果、当期間における業績は以下の通りとなり、売上高、各利益ともに前年同期を下回ったものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は11月に発表した計画数値を上回りました。
・第3四半期累計期間における連結業績 (単位:百万円、百万円未満切捨て)
| 2019年3月期 第3四半期 (実績) | 2020年3月期 第3四半期 (実績) | 前年同期比増減 | 2020年3月期 第3四半期 (計画数値) | 計画数値比 増減 | ||
| 売上高 | 141,872 | 138,042 | △3,830 | 139,000 | △957 | |
| 営業利益 | 23,821 | 21,440 | △2,380 | 20,600 | +840 | |
| 経常利益 | 25,391 | 22,473 | △2,917 | 21,500 | +973 | |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | 18,833 | 17,541 | △1,291 | 16,800 | +741 |
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P7に記載
セグメント別概況は以下のとおりであります。
化学品事業
基礎化学品では、高純度硫酸(半導体用洗浄剤)の販売はほぼ前年並みとなったものの、メラミン(合板用接着剤原
料等)は市況の影響を受け減収となりました。ファインケミカルでは、「テピック」の電材向け(ソルダーレジストイ
ンキ、LED封止材等)は販売が減少しましたが、一般向け(粉体塗料硬化剤)は増収となりました。
この結果、当事業の売上高は254億97百万円(前年同期比11億24百万円減)、営業利益は8億97百万円(同13億45百万
円減)となりました。計画(注)比では、売上高は13億円、営業利益は8億円の下ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
機能性材料事業
ディスプレイ材料では、「サンエバー」(液晶表示用材料ポリイミド)のスマートフォンなど中小型向けおよびテレ
ビなど大型向けが、ともに好調でした。半導体材料では、半導体用反射防止コーティング材(ARC®*)が顧客の稼働率
低下の影響を受け低調でした。無機コロイドは、「スノーテックス」の電子材料用研磨剤向けが減収となりました。オ
ルガノシリカゾル・モノマーゾル(各種コート剤、樹脂添加剤)やオイル&ガス材料(シェールオイル・ガス採掘効率
向上材)の販売も減少しました。
この結果、当事業の売上高は483億94百万円(前年同期比2億49百万円減)、営業利益は130億72百万円(同6億23百万
円増)となりました。計画(注)比では、売上高は8億円、営業利益は14億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
* ARC®はBrewer Science, Inc. の登録商標です。
農業化学品事業
フルララネル(動物用医薬品原薬)は、顧客在庫影響により減収となりました。国内向け農薬は、5月より日本で販
売を開始した「グレーシア」(殺虫剤)が好調でした。ラウンドアップは、上期において自然災害等の影響を受けた昨
年より増収となり、更に当第3四半期でも順調に推移しました。海外向け農薬は、「タルガ」(除草剤)や「ライメ
イ」(殺菌剤)等を中心に売上が減少しました。
この結果、当事業の売上高は334億43百万円(前年同期比12億5百万円減)、営業利益は75億35百万円(同9億92百万
円減)となりました。計画(注)比では、売上高は3億円、営業利益は3億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
医薬品事業
「リバロ」(高コレステロール血症治療薬)原薬は、国内外共に後発品の増勢により販売価格が下がり、減収となり
ました。「ファインテック」はほぼ前年並みの売上高となりました。
この結果、当事業の売上高は49億60百万円(前年同期比5億90百万円減)、営業利益は5億53百万円(同4億57百万円
減)となりました。計画(注)比では、売上高は予想通り、営業利益は1億円の下ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
卸売事業
当事業の売上高は507億81百万円(前年同期比7億43百万円減)、営業利益は16億34百万円(同74百万円減)となりま
した。計画(注)比では、売上高は予想通り、営業利益は1億円の上ぶれとなりました。
(注) 計画数値は2020年3月期第2四半期決算説明会資料(2019年11月8日発表)P13,14に記載
その他の事業
当事業の売上高は149億31百万円(前年同期比27億44百万円減)、営業利益は1億58百万円(同2億90百万円減)とな
りました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末比221億
63百万円減の2,248億27百万円となりました。
負債も借入金が減少したことなどから、前連結会計年度末比171億78百万円減の477億38百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末比49億84百万円減の1,770億89百万円となりました。この結果、自己資本比率は前
連結会計年度末比5.0ポイント増加し、78.0%になりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、運転
資金の増減などから法人税等の支払額を控除した結果、348億59百万円の収入(前年同期は324億34百万円の収入)とな
りました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、工場などの設備投資による支出などにより、129億14百万円の支出(前年同
期は96億84百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出などによ
り、399億60百万円の支出(前年同期は372億55百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物の四半期末残高は、換算差額の減少額1億77百万円を調整した結果、前連結会計年度末に比較し
て181億93百万円減少し、179億89百万円(前年同期は230億99百万円)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じ
た課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は119億83百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。