四半期報告書-第152期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
(1) 経営成績の分析
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)の国内景気は、緊急事態宣言の再発令と延長等の影響で回復基調を示した個人消費が伸び悩み、本格的な回復には至りませんでした。中国景気の減速等を受け、出だしは堅調だった輸出需要が鈍化したことも、景気回復の遅れに影響しました。このような状況のもと、当社グループの事業につきましては、化学品セグメントは、基礎化学品とファインケミカルともに売上が増加しました。機能性材料セグメントは、ディスプレイ材料、半導体材料、無機コロイドが全て順調に推移しました。農業化学品セグメントは、販売は前年並に推移しましたが、「収益認識に関する会計基準」の適用により減収となりました。医薬品セグメントは、創薬事業は減収でしたが、「ファインテック」(医薬品技術開発型受託事業)は増収となりました。
この結果、当期間における業績は以下の通りとなり、売上高は前年同期を下回ったものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は過去最高益を更新し、5月に発表した業績予想を上回りました。
(単位:百万円、百万円未満切捨て)
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 (会計方針の変更)」をご参照ください。
セグメント別概況は以下の通りであります。
化学品事業
基礎化学品では、メラミン(合板用接着剤原料等)や高純度硫酸(半導体用洗浄剤)の販売が増加しました。ファインケミカルにおいても、「テピック」(粉体塗料硬化剤、封止材等)や環境化学品のシアヌル酸(消毒・殺菌剤原料)が好調でした。
この結果、当事業の売上高は170億85百万円(前年同期比23億73百万円増)、営業利益は11億72百万円(同13億11百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は4億円、営業利益は2億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
機能性材料事業
ディスプレイ材料では、「サンエバー」(液晶表示用材料ポリイミド)のノートPC、モニター向けが好調でした。半導体材料は、半導体用反射防止コーティング材(ARC®*)及び多層材料(OptiStack®*)が顧客の稼働好調を受けて増収となりました。無機コロイドは、「スノーテックス」(電子材料用研磨剤、各種表面処理剤等)、オルガノシリカゾル・モノマーゾル(各種コート剤、樹脂添加剤)とも順調でした。オイル&ガス材料(シェールオイル・ガス採掘効率向上材)は増収となりました。
この結果、当事業の売上高は395億55百万円(前年同期比49億62百万円増)、営業利益は131億78百万円(同24億44百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は24億円、営業利益は16億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
* ARC®、OptiStack®はBrewer Science, Inc. の登録商標です。
農業化学品事業
フルララネル(動物用医薬品原薬)は、ロイヤリティ収入は好調でしたが、顧客在庫影響等により出荷が減少し、減収となりました。国内向け農薬は、「ラウンドアップ」(非選択性茎葉処理除草剤)が堅調な売上となり、昨年第3四半期に買収した「ダイセン」(殺菌剤)が売上に貢献しました。一方、「アルテア」(水稲用除草剤)や「グレーシア」(殺虫剤)の出荷が減少しました。海外向け農薬は、「グレーシア」の販売が減少しましたが、「タルガ」(除草剤)、「サンマイト」(殺虫・殺ダニ剤)や「クィンテック」(殺菌剤)が好調に推移しました。また、「収益認識に関する会計基準」の適用により売上高、営業利益が減少しました。
この結果、当事業の売上高は249億50百万円(前年同期比7億95百万円減)、営業利益は69億91百万円(同8億3百万円減)となりました。業績予想(注)比では、売上高は2億円、営業利益は12億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
医薬品事業
「リバロ」(高コレステロール血症治療薬)原薬は、国内では増収となりましたが、海外では後発品の増勢の影響を受け減収となりました。「ファインテック」は、ジェネリック原薬が増収となりました。
この結果、当事業の売上高は33億40百万円(前年同期比3億14百万円増)、営業利益は4億51百万円(同4億25百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は4億円、営業利益は3億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
卸売事業
当事業の売上高は364億41百万円(前年同期比27億4百万円増)、営業利益は12億55百万円(同13百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は29億円、営業利益は2億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
その他の事業
当事業の売上高は103億73百万円(前年同期比9億60百万円増)、営業損失は3百万円(同49百万円減益)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末比180億82百万円減の2,474億26百万円となりました。
負債も短期借入金が減少したことなどから、前連結会計年度末比149億24百万円減の500億22百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末比31億58百万円減の1,974億4百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末比4.2ポイント増加し、79.1%になりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、運転資金の増減などから法人税等の支払額を控除した結果、337億65百万円の収入(前年同期は336億29百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、工場などの設備投資による支出などにより、60億91百万円の支出(前年同期は25億85百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出などにより、315億60百万円の支出(前年同期は327億70百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物の四半期末残高は、換算差額の減少額1億21百万円を調整した結果、前連結会計年度末に比較して40億8百万円減少し、283億71百万円(前年同期は288億97百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は77億3百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)の国内景気は、緊急事態宣言の再発令と延長等の影響で回復基調を示した個人消費が伸び悩み、本格的な回復には至りませんでした。中国景気の減速等を受け、出だしは堅調だった輸出需要が鈍化したことも、景気回復の遅れに影響しました。このような状況のもと、当社グループの事業につきましては、化学品セグメントは、基礎化学品とファインケミカルともに売上が増加しました。機能性材料セグメントは、ディスプレイ材料、半導体材料、無機コロイドが全て順調に推移しました。農業化学品セグメントは、販売は前年並に推移しましたが、「収益認識に関する会計基準」の適用により減収となりました。医薬品セグメントは、創薬事業は減収でしたが、「ファインテック」(医薬品技術開発型受託事業)は増収となりました。
この結果、当期間における業績は以下の通りとなり、売上高は前年同期を下回ったものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は過去最高益を更新し、5月に発表した業績予想を上回りました。
(単位:百万円、百万円未満切捨て)
| 2021年3月期 第2四半期 (実績) | 2022年3月期 第2四半期 (実績) | 前年同期比増減 | 2022年3月期 第2四半期 (業績予想) | 業績予想比増減 | ||
| 売上高 | 94,494 | 91,807 | △2,686 | 76,500 | +15,307 | |
| 営業利益 | 17,980 | 21,324 | +3,343 | 17,700 | +3,624 | |
| 経常利益 | 18,173 | 22,263 | +4,089 | 18,000 | +4,263 | |
| 親会社株主に帰属する 四半期純利益 | 13,896 | 16,291 | +2,394 | 14,000 | +2,291 |
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 (会計方針の変更)」をご参照ください。
セグメント別概況は以下の通りであります。
化学品事業
基礎化学品では、メラミン(合板用接着剤原料等)や高純度硫酸(半導体用洗浄剤)の販売が増加しました。ファインケミカルにおいても、「テピック」(粉体塗料硬化剤、封止材等)や環境化学品のシアヌル酸(消毒・殺菌剤原料)が好調でした。
この結果、当事業の売上高は170億85百万円(前年同期比23億73百万円増)、営業利益は11億72百万円(同13億11百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は4億円、営業利益は2億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
機能性材料事業
ディスプレイ材料では、「サンエバー」(液晶表示用材料ポリイミド)のノートPC、モニター向けが好調でした。半導体材料は、半導体用反射防止コーティング材(ARC®*)及び多層材料(OptiStack®*)が顧客の稼働好調を受けて増収となりました。無機コロイドは、「スノーテックス」(電子材料用研磨剤、各種表面処理剤等)、オルガノシリカゾル・モノマーゾル(各種コート剤、樹脂添加剤)とも順調でした。オイル&ガス材料(シェールオイル・ガス採掘効率向上材)は増収となりました。
この結果、当事業の売上高は395億55百万円(前年同期比49億62百万円増)、営業利益は131億78百万円(同24億44百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は24億円、営業利益は16億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
* ARC®、OptiStack®はBrewer Science, Inc. の登録商標です。
農業化学品事業
フルララネル(動物用医薬品原薬)は、ロイヤリティ収入は好調でしたが、顧客在庫影響等により出荷が減少し、減収となりました。国内向け農薬は、「ラウンドアップ」(非選択性茎葉処理除草剤)が堅調な売上となり、昨年第3四半期に買収した「ダイセン」(殺菌剤)が売上に貢献しました。一方、「アルテア」(水稲用除草剤)や「グレーシア」(殺虫剤)の出荷が減少しました。海外向け農薬は、「グレーシア」の販売が減少しましたが、「タルガ」(除草剤)、「サンマイト」(殺虫・殺ダニ剤)や「クィンテック」(殺菌剤)が好調に推移しました。また、「収益認識に関する会計基準」の適用により売上高、営業利益が減少しました。
この結果、当事業の売上高は249億50百万円(前年同期比7億95百万円減)、営業利益は69億91百万円(同8億3百万円減)となりました。業績予想(注)比では、売上高は2億円、営業利益は12億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
医薬品事業
「リバロ」(高コレステロール血症治療薬)原薬は、国内では増収となりましたが、海外では後発品の増勢の影響を受け減収となりました。「ファインテック」は、ジェネリック原薬が増収となりました。
この結果、当事業の売上高は33億40百万円(前年同期比3億14百万円増)、営業利益は4億51百万円(同4億25百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は4億円、営業利益は3億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
卸売事業
当事業の売上高は364億41百万円(前年同期比27億4百万円増)、営業利益は12億55百万円(同13百万円増)となりました。業績予想(注)比では、売上高は29億円、営業利益は2億円の上ぶれとなりました。
(注) 業績予想値は2021年3月期決算説明資料(2021年5月14日発表)P19,20に記載
その他の事業
当事業の売上高は103億73百万円(前年同期比9億60百万円増)、営業損失は3百万円(同49百万円減益)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、受取手形及び売掛金が減少したことなどにより、前連結会計年度末比180億82百万円減の2,474億26百万円となりました。
負債も短期借入金が減少したことなどから、前連結会計年度末比149億24百万円減の500億22百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末比31億58百万円減の1,974億4百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末比4.2ポイント増加し、79.1%になりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、運転資金の増減などから法人税等の支払額を控除した結果、337億65百万円の収入(前年同期は336億29百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、工場などの設備投資による支出などにより、60億91百万円の支出(前年同期は25億85百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、借入金の返済、配当金の支払、自己株式の取得による支出などにより、315億60百万円の支出(前年同期は327億70百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物の四半期末残高は、換算差額の減少額1億21百万円を調整した結果、前連結会計年度末に比較して40億8百万円減少し、283億71百万円(前年同期は288億97百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は77億3百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。