四半期報告書-第85期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/02/12 13:42
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により経済活動が制限されるなど、厳しい事業環境が続きました。個人消費につきましても、消費マインドの低下が進み景気の先行きは依然として不透明な状態のまま推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは世界の人々が身体も心もイキイキと様々なライフステージにおいて笑顔あふれる幸せな毎日を過ごせるよう「Connect for Well-being」のスローガンを掲げ、さらなる企業価値の向上を目指して取り組んでおります。
その結果、売上高は1,296億1千1百万円(前年同期比 6.2%減)となりました。日本におきましては、一時的な持ち直しの動きがあったものの、11月以降に新型コロナウイルス感染症の再拡大が進んだことによる影響に加えマスク文化の定着もあり、リップクリームなどが減収となりました。しかしながら、前連結会計年度末に子会社となった㈱日本点眼薬研究所の売上が寄与いたしました。海外におきましても、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行の影響により各地域とも減収となりました。
利益面につきましては、販売費及び一般管理費の効率的活用に努めたものの、売上が減少したことに加え、研究開発費が増加した結果、営業利益は170億6千2百万円(同 5.9%減)、経常利益は174億2千6百万円(同 3.6%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、関係会社株式売却による売却益がありましたが、子会社の固定資産減損損失があったことにより110億8千3百万円(同 11.8%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(日本)
外部顧客への売上高は、836億7千1百万円(前年同期比3.8%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症の再拡大による影響に加えマスク文化の定着によりリップクリームなどが減収となったことに加えインバウンド需要も低迷いたしました。一方、メラノCCやデオコは引き続き好調に推移しており、和漢箋やロートV5粒も増収となりました。また、㈱日本点眼薬研究所も好調でありました。
セグメント利益(営業利益ベース)につきましては、販売費及び一般管理費の効率的活用に努めたものの、売上が減少したことに加え、医療用医薬品開発に向けて研究開発費を増やしたことにより、104億8千5百万円(同 8.6%減)と減益となりました。
(アメリカ)
外部顧客への売上高は、58億5千2百万円(前年同期比 11.7%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、目薬やリップクリームなどが減収となったものの、メンソレータム軟膏は堅調に推移いたしました。
セグメント利益(営業利益ベース)につきましては、売上が伸び悩んだものの販売費及び一般管理費の削減により、1億7千万円(同 267.1%増)と増益となりました。
(ヨーロッパ)
外部顧客への売上高は、59億4千2百万円(前年同期比 12.6%減)となりました。
新型コロナウイルス感染症によるロックダウンの影響で、主力の消炎鎮痛剤や化粧品が減収となりました。
セグメント利益(営業利益ベース)につきましては、販売促進費及び広告宣伝費を効率化した結果、4億7千9百万円(同 134.9%増)となりました。
(アジア)
外部顧客への売上高は、328億7千7百万円(前年同期比 9.6%減)となりました。
売上につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を効果的にコントロールした台湾などは従来通りの経済活動へと復帰してきており、インドネシアやベトナムなどASEAN諸国も堅調に推移しております。主力の中国において上半期は大きく落ち込みましたが、下半期以降はリップクリームが苦戦しているものの目薬や50の恵みなどスキンケア関連が回復傾向となっております。
セグメント利益(営業利益ベース)につきましては、厳しい事業環境のもと、販売促進費及び広告宣伝費の低減に努めたものの、56億1千2百万円(同 7.1%減)となりました。
(その他)
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、外部顧客への売上高は、12億6千6百万円(前年同期比 3.0%減)となりました。
セグメント利益(営業利益ベース)につきましては、6千4百万円(同 31.1%減)となりました。
(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産総額は2,152億2千6百万円となり、前連結会計年度末より7千4百万円減少いたしました。これは、現金及び預金が38億9千4百万円、商品及び製品が20億7百万円、原材料及び貯蔵品が16億2千1百万円それぞれ増加した一方、電子記録債権が66億6千5百万円、受取手形及び売掛金が28億7百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
負債総額は674億5千3百万円となり、前連結会計年度末より78億1千5百万円減少いたしました。これは、長期借入金が11億4千3百万円、支払手形及び買掛金が11億1千万円増加した一方、未払費用が55億7千7百万円、未払法人税等が18億3千3百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。
また、純資産につきましては1,477億7千2百万円となり、前連結会計年度末より77億4千万円増加いたしました。これは、利益剰余金が80億7千1百万円、その他有価証券評価差額金が15億1千8百万円それぞれ増加した一方、為替換算調整勘定が18億7千8百万円減少したこと等によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、株式会社の支配に関する基本方針に関しては、次のとおりであります。
① 基本方針
当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方は、当社の定款第2条に定める「経営理念」や全従業員が行動規範とすべき「7つの宣誓」、コーポレートアイデンティティである「NEVER SAY NEVER」を拠り所とし、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保・向上させるものでなければならないと認識しております。そのためには、幅広い視野と専門性の高い業務知識やノウハウを兼ね備えた者が取締役に就任し、当社の財務及び事業の方針の決定につき重要な職務を担当することがその目的に資するものと考えております。
そして、第三者による当社株式の大規模な買付行為がなされた場合、それに応じるか否かは、最終的には株主様の判断に委ねられるべきものと考えますが、その目的などから見て当社の企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものでない場合は、適時適切な情報開示に努めるとともに、会社法その他関連法令の許容する範囲内において適切な対応をしてまいります。
② 基本方針実現のための取り組み
当社グループが目指す普遍的な経営理念である「7つの宣誓」に加えて、コーポレートアイデンティティとして「NEVER SAY NEVER」を制定しております。さらに、新たに世界の人々が身体も心もイキイキと様々なライフステージにおいて笑顔あふれる幸せな毎日を過ごせるよう「Connect for Well-being」のスローガンを掲げました。これはお客様一人ひとりを、社会を、もっと健康にしていくために決して立ち止まらず挑み続けることを宣言しています。
「健康」は誰もが願うことであり幸せの源ですが、単に病気にならないというだけではなく、それによって社会に貢献できることが真の「健康」であると私たちは考えており、「健康と美に関するあらゆるソリューションを提供する会社」を目指し、日々活動しています。国内外におけるアイケア事業、スキンケア事業、内服事業、その他周辺事業並びに再生医療をはじめとする新規事業など、当社及び当社グループの事業構成は多岐に渡りますが、それぞれの方向性を明確にし、経営資源の配分の最適化を継続的に進めてまいります。これら各事業を将来に渡って拡大・発展させるための布石を着実に打つことにより、今後の収益基盤の一層の安定と確立に努め、企業価値の向上、ひいては株主共同の利益の最大化に取り組んでまいります。さらに当社は、東日本大震災の復興支援や、「新型コロナウイルス感染症対応医療機関支援室」を設置し医療最前線を支援するなど、より高いレベルでの社会的責任への取り組み強化も積極的に推進しており、加えて環境マネジメントの推進、コンプライアンス体制の確立、リスクマネジメント等のESGの充実にも鋭意取り組んでいるところであります。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は57億1千7百万円であります。

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