四半期報告書-第58期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1) 業績等の概要
① 業績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されるなど、引き続き経済・社会活動への制限が継続し、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
後発医薬品業界におきましては、薬価改定による薬価の下落等あり一層の収益力向上が求められるとともに、品質面のみならず安定供給面でも、一層の取り組み強化が求められています。
このような状況下で当社におきましても、製造管理体制と品質管理体制の改善に取り組むとともに富山第一工場での製造・出荷再開に最大限注力しております。そして当社グループでは、2021年8月に株式会社メディパルホールディングス(以下「メディパル」)との間で、メディパルが有する医薬品流通に関するインフラと、当社の有する医薬品製造販売に関するインフラを掛け合わせ、ジェネリック医薬品の安定的・効率的な供給を可能とする提携モデルを構築することなどを目的とした資本業務提携を行うことを決定し、2021年9月には、メディパルを割当先とした第三者割当増資を実施いたしております。
A.セグメント別の業績
(注)1.セグメント区分は、「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つのセグメント区分としており、「Sagent グループ」は、Sagent Pharmaceuticals, Inc. 及びその連結子会社で構成され、「日医工グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されております。
2.当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しており、セグメント利益にも「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しており、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
i.日医工グループ
日医工グループにおいては、富山第一工場製造品について安心と信頼の医薬品をお客様に届けるべく、厳重な品質管理を行ったうえで順次生産・出荷を再開するとともに、安定供給体制構築を見据えたグループ全体での生産体制最適化に向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間の日医工グループにおける業績は、岐阜工場品の売上への寄与(約17,600百万円)があったものの、薬価改定による薬価引き下げや、製造委託先(小林化工株式会社)での生産・出荷停止に起因するエルメッド製品の売上減少に加え、富山第一工場では順次出荷を再開しているものの想定よりも出荷再開に時間を要していることなどから、売上収益は65,614百万円(前年同期比6,899百万円減)、セグメント損失は8,137百万円(前年同期比10,586百万円減)と大幅な減収減益となりました。
ⅱ.Sagent グループ
Sagent グループにおいては、コスト競争力・安定供給能力の強化を目指し、Sagent・ローリー工場、Omega・モントリオール工場、SterRx における内製化・自社製造能力の拡充に向けた体制強化を進めております。また、バイオシミラー、オーファンドラッグの米国市場への早期上市、Sagent 開発品の日本・東南アジア市場への導出に向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間のSagent グループにおける業績は、新型コロナウイルス関連製品が引き続き好調であったことやカナダ市場での売上増加、経費節減による販管費の減少などにより、前年同期よりも改善し、売上収益は20,316百万円(前年同期比3,011百万円増)、セグメント損失は652百万円(前年同期比435百万円の損失減)となりました。
B.グループ全体の業績
(注) 当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しております。
売上収益は、Sagent グループは増収も日医工グループの減収があり、前年同期比3,699百万円の減収となりました。
コア営業利益は、日医工グループの減益があり前年同期比10,151百万円の大幅な減益となりました。
営業利益は、日医工グループにおいて、富山第一工場製造品について、当社グループで保有する同種同効成分製剤へ統合を図ることが可能なもの、一定の時間をかけて改善措置を図ることができるもの、製造再開に想定以上の時間を要することが見込まれるものに区分した上で検討を行った結果、今後廃棄となる可能性が高いと見込まれる原材料、仕掛品等について評価損の計上(約4,800百万円)を行ったことなどから、前年同期比14,550百万円の大幅な減益となりました。
税引前四半期利益は前年同期比13,995百万円の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比14,739百万円の減益となりました。
(新型コロナウイルス感染症の影響について)
新型コロナウイルス感染症に関して、当社グループでは在宅勤務、時差出勤、各部署の執務場所分散等を実施、加えて、富山本社、富山第一工場、岐阜工場において職域接種を実施する等、引き続き感染拡大防止に努めております。
業績への影響に関しては、患者様の受診抑制、手術延期、営業活動制限による売上への影響や、米国において調達先からの一部製品についての資材供給が滞るなどの影響がありましたが、新型コロナウイルス関連製品の売上が伸長するなどのプラス面もあり、これまでのところ大きな影響は出ておりません。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4,177百万円減少し、24,965百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況の詳細は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において19,859百万円の支出超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において7,680百万円の支出超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において23,517百万円の収入超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
③ 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,507百万円増加し、365,080百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ11,605百万円増加し、262,742百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の資本につきましては、前連結会計年度末に比べ10,097百万円減少し、102,337百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「(1)業績等の概要 ①業績(新型コロナウイルス感染症の影響について)」をご覧下さい。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結累計期間に無形資産に計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間の研究開発費の金額は、6,669百万円(対売上収益比率7.8%)であります。
セグメント別の研究開発活動は次のとおりであります。
<日医工グループ>無形資産に当期計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間の研究開発費の金額は、3,835百万円(対セグメント売上収益比率5.8%)であります。
無形資産に当期計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間の研究開発費の金額は、2,833百万円(対セグメント売上収益比率13.9%)であります。
(1) 業績等の概要
① 業績
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大により、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されるなど、引き続き経済・社会活動への制限が継続し、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
後発医薬品業界におきましては、薬価改定による薬価の下落等あり一層の収益力向上が求められるとともに、品質面のみならず安定供給面でも、一層の取り組み強化が求められています。
このような状況下で当社におきましても、製造管理体制と品質管理体制の改善に取り組むとともに富山第一工場での製造・出荷再開に最大限注力しております。そして当社グループでは、2021年8月に株式会社メディパルホールディングス(以下「メディパル」)との間で、メディパルが有する医薬品流通に関するインフラと、当社の有する医薬品製造販売に関するインフラを掛け合わせ、ジェネリック医薬品の安定的・効率的な供給を可能とする提携モデルを構築することなどを目的とした資本業務提携を行うことを決定し、2021年9月には、メディパルを割当先とした第三者割当増資を実施いたしております。
A.セグメント別の業績
| (単位:百万円) | 日医工グループ | Sagentグループ | ||||
| 2021年3月期第2四半期 | 2022年3月期第2四半期 | 増減 | 2021年3月期第2四半期 | 2022年3月期第2四半期 | 増減 | |
| 売上収益 | 72,513 | 65,614 | △6,899 | 17,304 | 20,316 | +3,011 |
| コア営業利益 | 2,449 | △8,137 | △10,586 | △1,088 | △652 | +435 |
(注)1.セグメント区分は、「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つのセグメント区分としており、「Sagent グループ」は、Sagent Pharmaceuticals, Inc. 及びその連結子会社で構成され、「日医工グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されております。
2.当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しており、セグメント利益にも「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しており、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
i.日医工グループ
日医工グループにおいては、富山第一工場製造品について安心と信頼の医薬品をお客様に届けるべく、厳重な品質管理を行ったうえで順次生産・出荷を再開するとともに、安定供給体制構築を見据えたグループ全体での生産体制最適化に向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間の日医工グループにおける業績は、岐阜工場品の売上への寄与(約17,600百万円)があったものの、薬価改定による薬価引き下げや、製造委託先(小林化工株式会社)での生産・出荷停止に起因するエルメッド製品の売上減少に加え、富山第一工場では順次出荷を再開しているものの想定よりも出荷再開に時間を要していることなどから、売上収益は65,614百万円(前年同期比6,899百万円減)、セグメント損失は8,137百万円(前年同期比10,586百万円減)と大幅な減収減益となりました。
ⅱ.Sagent グループ
Sagent グループにおいては、コスト競争力・安定供給能力の強化を目指し、Sagent・ローリー工場、Omega・モントリオール工場、SterRx における内製化・自社製造能力の拡充に向けた体制強化を進めております。また、バイオシミラー、オーファンドラッグの米国市場への早期上市、Sagent 開発品の日本・東南アジア市場への導出に向けた取り組みを進めております。
当第2四半期連結累計期間のSagent グループにおける業績は、新型コロナウイルス関連製品が引き続き好調であったことやカナダ市場での売上増加、経費節減による販管費の減少などにより、前年同期よりも改善し、売上収益は20,316百万円(前年同期比3,011百万円増)、セグメント損失は652百万円(前年同期比435百万円の損失減)となりました。
B.グループ全体の業績
| 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 比較増減 | ||
| (百万円) | (百万円) | (百万円) | (%) | |
| 売上収益 | 89,631 | 85,931 | △3,699 | △4.1 |
| コア営業利益 | 1,360 | △8,790 | △10,151 | - |
| 営業利益 | 523 | △14,026 | △14,550 | - |
| 税引前四半期利益 | 369 | △13,626 | △13,995 | - |
| 親会社の所有者に帰属する四半期利益 | 146 | △14,593 | △14,739 | - |
(注) 当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しております。
売上収益は、Sagent グループは増収も日医工グループの減収があり、前年同期比3,699百万円の減収となりました。
コア営業利益は、日医工グループの減益があり前年同期比10,151百万円の大幅な減益となりました。
営業利益は、日医工グループにおいて、富山第一工場製造品について、当社グループで保有する同種同効成分製剤へ統合を図ることが可能なもの、一定の時間をかけて改善措置を図ることができるもの、製造再開に想定以上の時間を要することが見込まれるものに区分した上で検討を行った結果、今後廃棄となる可能性が高いと見込まれる原材料、仕掛品等について評価損の計上(約4,800百万円)を行ったことなどから、前年同期比14,550百万円の大幅な減益となりました。
税引前四半期利益は前年同期比13,995百万円の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比14,739百万円の減益となりました。
(新型コロナウイルス感染症の影響について)
新型コロナウイルス感染症に関して、当社グループでは在宅勤務、時差出勤、各部署の執務場所分散等を実施、加えて、富山本社、富山第一工場、岐阜工場において職域接種を実施する等、引き続き感染拡大防止に努めております。
業績への影響に関しては、患者様の受診抑制、手術延期、営業活動制限による売上への影響や、米国において調達先からの一部製品についての資材供給が滞るなどの影響がありましたが、新型コロナウイルス関連製品の売上が伸長するなどのプラス面もあり、これまでのところ大きな影響は出ておりません。
② キャッシュ・フローの状況
| 前第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第2四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減額 (百万円) | |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 42,944 | 29,142 | △13,801 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,119 | △19,859 | △20,978 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △8,945 | △7,680 | +1,264 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 283 | 23,517 | +23,233 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | △57 | △154 | △97 |
| 現金及び現金同等物の増減額 | △7,599 | △4,177 | +3,422 |
| 現金及び現金同等物の四半期末残高 | 35,344 | 24,965 | △10,379 |
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4,177百万円減少し、24,965百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況の詳細は以下のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において19,859百万円の支出超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 内容 | 金額 (百万円) |
| 税引前四半期損失の計上 | △13,626 |
| 減価償却費及び償却費の計上 | 6,171 |
| 棚卸資産の増加 | △4,508 |
| 売上債権及びその他の債権の減少 | 2,425 |
| 仕入債務及びその他の債務の減少 | △8,796 |
投資活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において7,680百万円の支出超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 内容 | 金額 (百万円) |
| 有形固定資産の取得による支出 | △2,090 |
| 無形資産の取得による支出 | △7,937 |
| 持分法で会計処理されている投資の売却による収入 | 2,500 |
財務活動によるキャッシュ・フローは、当第2四半期連結累計期間において23,517百万円の収入超過となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 内容 | 金額 (百万円) |
| 借入金の純増 | 14,562 |
| 新株式の発行による収入 | 5,207 |
| セール・アンド・リースバックによる収入 | 5,641 |
③ 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,507百万円増加し、365,080百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 増減額 (百万円) | 主な要因 | |
| 現金及び現金同等物 | △4,177 | 富山第一工場生産再開を見据えた原材料調達など |
| 売上債権及びその他の債権 | △2,267 | 2021年4月の薬価改定及び富山第一工場製造品の出荷遅延による売上減少など |
| 棚卸資産 | 4,952 | 富山第一工場生産再開を見据えた原材料調達及び仕掛品確保など |
| 有形固定資産 | △2,612 | 減価償却費の計上及び設備投資など |
| 無形資産 | 6,619 | 製造販売権の取得、バイオシミラー及びジェネリック医薬品の開発投資など |
当第2四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ11,605百万円増加し、262,742百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 増減額 (百万円) | 主な要因 | |
| 仕入債務及びその他の債務 | △9,233 | 富山第一工場生産調整に伴う発注減など |
| 借入金 | 14,679 | 運転資金の調達など |
| その他の金融負債 | 5,190 | リース負債の増加など |
当第2四半期連結会計期間末の資本につきましては、前連結会計年度末に比べ10,097百万円減少し、102,337百万円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
| 増減額 (百万円) | 主な要因 | |
| 資本金 | 2,615 | 第三者割当方式による新株式発行 |
| 資本剰余金 | 2,615 | 第三者割当方式による新株式発行 |
| 利益剰余金 | △15,737 | 四半期損失の計上など |
(2) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「(1)業績等の概要 ①業績(新型コロナウイルス感染症の影響について)」をご覧下さい。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第2四半期連結累計期間に無形資産に計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間の研究開発費の金額は、6,669百万円(対売上収益比率7.8%)であります。
セグメント別の研究開発活動は次のとおりであります。
<日医工グループ>無形資産に当期計上された開発費を含む当第2四半期連結累計期間の研究開発費の金額は、3,835百万円(対セグメント売上収益比率5.8%)であります。